先日、RX-8の持病みたいな『プラグ被り』でエンジンかからなくなりました。
しかし、JAFの方といっしょにデチョーク操作してエンジンが動き、無事ディーラーへ自走できたので、顛末を書いておきます。
◆RX-8のデチョーク操作方法
通常通りクラッチを踏んで、アクセルペダルも
最奥まで踏み、その状態でキーを回す。
そのまま7~8秒キーを回し続ける(ペダルも踏んだまま)。
キュルキュルとエンジンをかけようとする音は鳴りますが、アクセルを踏み込んでキーを回すと「燃料が供給されない」ため、エンジンがかかることはありません。
これは、エンジン内部の未燃焼ガスを排出し、火花でプラグを乾かすという操作みたいです。
その後、普通にエンジンをかけてみる。
◆顛末
乗り始めて16年間、デチョークが必要になったのは1度あるかないかでした。
今回は、数回やってもダメなので、JAFを呼びました。
自分1人で限度を知らずに続けると、セルモーターやバッテリーが心配。
以前、他のJAF隊員の方にも聞いたことあるんですが、RX-8でプラグがかぶると、まず無理…。
ところが、うちの車庫から人力で道路へ出して積載するのがかなり面倒なので、
同じことを言いながらも、意地でもかけてやる!みたいな感じで挑戦してくれました。
(^_^;)
やはりバッテリーにも厳しいみたいで、(正式名称を知らない)補助バッテリーみたいなのを装着。
そして、デチョーク操作→30秒くらい休憩→デチョーク操作→30秒くらい休憩…を3〜5回繰り返した後、普通にエンジンをかけてみる。ダメならセルモーターを守るため5分ほど休憩。これが1セット。
自分1人で1セット+JAFさん来てから4セット試し、次にダメだったらもう諦めるかなというところで、
ふと、最上稲荷へ初詣して買っていた交通安全のお守りをまだ家の中に置いていたのを思い出し、あわてて車の中へ。
するとその次に、、エンジンかかったー!!
…交通安全?
ここで隊員さんがやっていたのは、かかった瞬間にアクセルを15秒くらい強く煽り続けてました。
マフラーからすごい白煙が出てる。
◆部品交換
ディーラーで、とりあえずプラグ交換と、スロットルボディ/エアフロセンサー清掃。
それから数日たっても再発しませんでしたが、なんとなくまだかかりが悪い気もするし、イグニッションコイル/プラグコード/バッテリーも交換していい時期ではあるので、再び依頼。
※雑誌か何かの「サーキットを走るRX-8ならこれくらいで交換がお勧め」という記事の数字を目安にしてます。
プラグ1万~5千km
→今回1万km
イグニッションコイル3万km(プラグコードも同時に)
→今回2万7千km
取り外したプラグは、見た目は、大幅に傷んでるわけではなかったそうです。
でも距離的にギリギリか。
バッテリーはカオス100D23Lですが、ちょうど3年使用で、最大量の半分くらい。
あまり乗らないからかな…。
ちなみに、かからなくなった3日前に広場で(料金払って合法的に)練習して帰って停めてるので、
「数分動かしてすぐエンジン切った」みたいな、かぶりやすい乗り方をしたわけではありません。
セルモーターも10年以上使ってるから、近いうちに交換してもらおうかと考えてます。今回のことで酷使したし。
※セルを10秒以上も延々と回し続けるのは避けた方がいいと思います。たぶんモーターが焼き切れます。
RX-8エンジン取扱説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=IkYl1tARzCA&t=495s
※6分50秒くらいのところから、デチョーク操作の説明がされてます。
↓後日追加↓
◆結論
これを書くの忘れてた(- -;)。
●デチョークは、クラッチだけでなく、アクセルペダルも『底まで』踏み、踏んだままキーを7〜8秒回し続ける。
その後、キーを戻してから、アクセルペダルを離す。
●1度デチョークしてエンジンかからなくても諦めないで!
●回しすぎるとセルモーターが焼き切れる恐れあり。
●バッテリーが先になくなる可能性があるので、何回も試すなら補助バッテリーを調達するか、バッテリ上がり時の緊急対応と同じく他車とブースターケーブルを繋いだほうが安心。
●バッテリーが古かったり、乗る機会が少なく充電量が減ってる場合は、少ないデチョーク回数でもバッテリー上がりに注意。
今回は、自車のみで7回くらいデチョークしたあとに補助バッテリを接続してます。
●エンジンかかってもすぐにはアクセルを離さず、10秒か20秒か(マフラーから白煙が出なくなるまで?)アクセルを強めに煽り続ける。
※9000回転まで踏み続けたらやりすぎ…。
●プラグ、プラグコード、イグニッションコイル、バッテリは早めに交換したほうが良さそう。
↓後日追加2↓
セルモーターを、純正品で力の強い(?)物に交換してもらいました。
工賃含め4万円弱。
なんだこれ??
いい意味でも悪い意味でも、違う車のエンジンをかけてるよう…。
元々の始動音:ウォンウォンウォンウォン ブウォン
新しい始動音:キュルキュル ブウォン
「キュル」2回でエンジンかかる上に、「ウォン」を3倍速にしたみたいな速さなので、今までの感覚でボーッとキーを回してると無駄にキュルキュルキュルキュルとセルが回ってしまう。
長所:絶対にプラグかぶらなさそうな雰囲気(^o^)
短所:始動音に趣(おもむき)がなくなった(> <)
すごく機械的になったというか、生物的でなくなったというか…
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Posted at
2024/02/07 23:26:23