ダイヤペットでショッカーで仮面ライダーなトミカ

　日本最古のミニカーブランドであるダイヤペットは今となっては高値の、いや高嶺の花であり、かなり深い研究も行われている。
　そのダイヤペットの異色作といえるのが、マスコミシリーズである。
　基本的に生産タイミングの合致したキャストにシールを貼って出荷というスタイルだったらしく、カタログに掲載されていないこともあり、その全貌はなかなかつかめなかったりするらしい（「ミニチュアカー考古学-国産ミニチュアカーのすべて-」より）。
　
　『帰ってきたウルトラマン』のコスモスポーツが、爆発的なヒットとなったことで、次に第二次怪獣ブームを変身ブームへと変化させた『仮面ライダー』に商品化に乗り出したのは、順当な流れといえる。

　だが、仮面ライダーはその名のとおり、バイク乗りなわけでクルマには乗らない。しかもサイクロン号はすでに他社で商品化が決まっているためダイヤペットでは商品化できない。

　そこで苦肉の策として発売されたのが「仮面ライダー　ショッカーのくるま」である。

　いすゞ117クーペのボンネットにショッカーのシールをあしらい、屋根には仮面ライダーのシールを貼るというかなりの無理やりさが素敵なアイテムとなっている。

　しかもＡＢＳシリーズでは、同じシールを流用し、ボンネットに仮面ライダー、屋根にショッカーのシールがそれぞれ貼られており、余計にややこしいことになっているのがカオスで、なんとも香ばしい。

　で、さっそくトミカリミテッドのいすゞ117クーペを入手し、件の「ショッカーのくるま」を捏造してみる。まぁ、ダイヤペットは1/43なのだが気にしないということでｗ（←気にしとけや！）

　個人的には旧1号より新１号派（少なくても当時のちびっ子的には旧１号よりは新1号の方が人気だったと思う。近年の旧１号マンセーは、80年代のマニア間のムーブメントが定着しただけのようなｗ）なので、ライダーの顔は新1号に、ショッカーエンブレムも後期の金ベルトモチーフにしてみた。

　画像データをタトゥシールに印刷して使用している。
　このタトゥシールの一番の利点は失敗しても、撃落ち君でゴシゴシこすれば簡単に落ちてしまうのでトライアンドエラーが容易なところだったりする。





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