
サンディエゴといえばコミックコンベンション。そこはまさに夢(一部悪夢なw)空間であるわけだが、問題はサンディエゴには直行便がないということでLAとサンディゴをどうやって移動するのかがポイントであったりする。
この問題は毎回サンディエゴに足を運ぶ時に直面する問題であり、これまでさまざまな方法にトライしてきた。
とりあえず、行きに関しては、LAで一泊もしくは二泊、(その間に近郊のトイザらスやコミックショップを攻める。あるいは初のアメリカという人がいるのならばユニバーサルスタジオなどもアレンジ)。
基本的には国内線を使うのもアリだが、あまりオススメではない。アムトラック(電車)で風情を楽しみながらサンタフェ駅を目指すというのもよいのだが、オタク旅にはそうした風情は似合わないw それと、駅の概念が日本と違うので、割と迷ってしまうこともあるかもしれない。車窓の風景とかはかなりアリアリなのだけど、駅近くのホテルをリザーブしているのでなければオススメはしない。それでも、アメリカの列車旅は日本のそれとは大きく違っているので経験してみるのも悪くはない。
そうなると残る移動手段はホテルでタクシーをチャーターするかオプショナルツアーをアレンジしてサンディエゴまで行くしかない。
比較的多く使ったのは現地のオプショナルツアーをアレンジしての移動。途中でショッピングモールやアウトレットモールなどを経由して、誰にはばかることなくオモチャを買いあさるというのはなかなかの快感でかなりのオススメだ。一度など同行者があまりにオモチャを買いすぎて、クルマに入り切れずに、駐車場にカッター片手にブリスターを開封するという残念な状態になったりもしたがw。
そのままLAからサンディエゴへ直行するのならばタクシーもアリだったりする。ホテルのコンシェルジュに「○×ドルポッキリね(は~と)」と運ちゃんに話をつけてくれるので、4人くらいでいくのならば飛行機と変わらない値段でいけてしまうのだ。(場合によってはホテルのリムジンと話をつけてくれることもあるので、その時はかなりリッチな気分が味わえるw)
で、問題は帰りの飛行機で、乗り継ぎがかなりタイトなスケジュールになりかねないので、帰りにLAで一泊するのでない場合はかなり強行軍になってしまう。当初は国内線を使っていたのだが、欠航につぐ欠航であわや乗り遅れそうになることもあったりして、それ以外の方法を模索する必要があるのだ。
リッチに攻めるのなら、前日からタクシーを予約するのもありなのだが、この時は、なかなかに移動手段を決めあぐねていた。その時にふとガイドブックを見て思い立ったのが
グレイハウンドであった。
コンベンション帰りにグレイハウンド乗り場にいってチケットを申し込むとべらぼうな安さで、びっくり。しかも始発で動けば楽勝でLAまでついてしまうということで良いことずくめであったりする。
そんなわけで翌日、グレイハウンドへ乗ったのはよいのだが、何故か前の方から席が埋まっていく。ラッキーとばかりに後方の席に陣取ったのだが、バスが動き始めた時になぜ、みんなが前の席に座りたがっていたのかが判明する。
グレイハウンドは、長距離バスなので、トイレが完備されている。そのトイレはバスの後方に位置しており、そこから猛烈なサンポールの匂いが立ちこめるのだ。それこそ目が沁みるくらいのサンポールの刺激に、世紀末のアメリカにいながら、昭和40年代の日本の下町な空気が
まとわりつくわけだ。
この状況を打破するために全員、タオルを街のギャングよろしく顔に巻き付け、爆睡を決め込むことでLAまでの道のりをなんとか凌ぐことができた。
ちなみにLAのバスターミナルは、ダウンタウンのかなり治安の宜しくないところなので、即座にタクシーに乗り継ぎ空港へと向かう。
もちろん無事に空港にたどり着き、楽勝で予定の便にのることはできたのだが。
で、何故、唐突にグレイハウンドの話をだしたかというと、
覆面えるさんのエントリーと
FZIROさんのエントリーでグレイハウンドについて語られていたので、ついつい、思い出が沸き上がり、たまにはこんな勝手連もあっても良いかなぁと思った次第である。
画像は、グレイハウンドを降りて改札に向かうその時のツアーメンバー。両肩からひときわ大きな荷物を提げているのは元会社の同僚で、左肩にかけているバッグは、折りたたみ自転車をしまうもので、当然のことながらその中には自転車など入っておらず、みっちりとオモチャが詰め込まれているのはいうまでもない。 余談ではあるが、成田に着いて、エスカレーターの途中で、このバッグはオモチャの重量に耐えきれず大破している(……合掌)。
ミラクルな存在であった燃油代金も無くなる方向でもあるし、最近は友人とまたアメリカの空に想いを馳せる日々であるのだが、単純にオモチャ買うだけなら、ネット通販で済んでしまうのが悩みどころではあったりする。
気心の知れた仲間とのオモチャバカ買い旅行は、貨幣単位はフィギュアの価格なったり(1X-MEN=約$5とかw)、同じ嗜好を持つが故の残り一個を巡るせめぎ合いがあったりと、なかなかに楽しいものであったりする。もっとも最近の問題は、魂を揺さぶられるアイテムになかなか巡りあえないということだったりする。まぁ、今年は『龍騎』のアメリカ展開があるのでそちらに期待を抱いているのだが。
Posted at 2009/02/17 04:07:51 | |
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なんとなく日々の噺 | 日記