
先日の
基山会でも言われたんですが、
「本物ですか?」
「・・・」
「もどき(ニセピナ)かと思ってました」
「・・・」
ん~結構、疑われているのね。(汗)
いや、悪気があって言ってるわけではないのは分かります。
だってディーラーでも言われましたもん。
「失礼ですが、これ本物ですか?」
「・・・」(涙)
私はアルピナを目指して手に入れたわけではなく、BMWの直6で左ハンドルのMTで・・と自分の希望の車を探していった結果がアルピナだったので、そもそもそんなにうんちくがあるわけではありませんでした。
なので、アルピナであることをことさら深く意識はしていなかったのですが、どうもまわりの反応は疑心暗鬼。
必要以上に素性に興味を持つようです。
そもそもアルピナという車、B3という車はそんなにスゴイんでしょうか?
どんな車かデータを元に推論してみましょう。(笑)

まず、
アルピナって?
・・・おお、確かにスゴそうだ。
こりゃあサラリーマンが手を出したらイカーン!
い、いや中古ならよかろう。(笑)
ただ、一番注目したいのは
1983年の出来事。
そうなんです。アルピナってチューナーズブランドではなく、れっきとした自動車メーカーなんです。
この辺の認識は私自身も以前はあやふやでしたので、チューンメーカーと思っている人は多いと思います。
実際にアルピナ車の車検証を見ると車名欄に「BMWアルピナ」と書いてあります。
BMW車には「BMW」と書いてありますので、どんなにカモフラしてもニセピナではここを詐称することができません。

B3は?
一口にB3といっても現行モデルは
B3 BiTurboと呼ばれるE90系をベースとするモデル。
私のはB3 3.3といってE46がベースの3.3リッターエンジンを積んだモデルです。
E46ベースのB3にはB3Sという3.4リッターエンジンのモデルもあります。
B3 3.3は主にE46前期型のボディで、B3Sは後期型のボディという感じですが、後期型のボディのB3 3.3も存在するので一概には言えないところです。
また、B3 3.3にもE46の328ベースか330ベースかという違いもあったりします。
私のは330ベースです。
で、さらにE36をベースとするB3 3.2とかもあり・・・
と、要するにB3と一口に言っても実はたくさんの仲間がいるんです。
まとめると、「B3とはBMWの3シリーズをベースとしたアルピナのエントリーモデル」ということができると思います。
ただし、B8のような3シリーズボディをベースとしながらV8エンジンを積んじゃってるお化けマシンもいるので、3シリーズ=B3と
いうわけでもなかったり。。。
もうよく分からなくなるので、「B3 3.3」だけに絞って考察します。(笑)
このB3 3.3というモデルはこの世で約1,300台程度が生産されたらしいです。
なので
「世界に約1,300台のレア車」
この1,300台には4タイプのボディ形状が含まれます。
すなわち、リムジン(セダン)、クーペ、ツーリング(ワゴン)、そしてカブリオレ。
単純に同じ割合で造られたと仮定するとそれぞれのボディタイプ毎に325台が存在することになります。

私のはそのうちの一つの形状(カブリオレ)なので、狭義では
「世界に約325台のレア車」
アルピナ車ではこのボディ形状の単位で3桁のシリアルナンバーがプロダクションプレートに刻まれ、各車に貼り付けられます。
上記の仮定通り、B3 3.3カブリオレがこの世に325台存在すれば1から325までのナンバーが存在することになります。
私のはB3 3.3 Cabrioで50番台に製造された個体ということになります。
で、どれだけ日本に入ってきてるかというと、だいたい2割が日本向けに造られているとのこと。
日本は結構なお得意さんのようです。
この話を前提として日本で考えると
「日本に約65台のレア車」
と、どんどんスゴくなってきました。(汗)
さらに私の車はMTですが、ニコルの営業によると「9割がオートマ(SWT)」ということなので、MTが1割と仮定して、
「日本に約6~7台のレア車」
え~、ホントに~??
さらにB3 3.3 CabrioのMTでダカールイエローⅡで・・と仕様を詰めていくと
・・・「これ本物ですか?」
あっ、なるほど、確かにそうなりますね。(納得)
いやいや、本物ですよ~!
※これは推論から導いた仮説であって、事実と相違することもあります。(笑)
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B3 | クルマ
Posted at
2007/05/21 00:21:47