LLC交換

5年前にディーラーでLLC交換を実施しました。
今回はDIYにて実施します。

用意したもの
スーパーLLC(希釈不要型)・・・8L
内径9mmビニールチューブ・・・0.5m
10mmソケットレンチ、10mmショートメガネレンチ
シリコングリス（パッキン塗布用として）
バケツ2個
手順は以下になります。
1、エンジン冷間時に行う（OBD2端子のレーダー探知機で水温50℃以下を確認）
2、フロント２輪をジャッキアップ、リジットラックに乗せる
3、樹脂製アンダーカバーを外す（10mmボルト5個。プッシュクリップ5個）
4、ラジエータのドレンプラグ横にビニールチューブを接続後、ドレンプラグを手で緩める
　　ビニールチューブの先にバケツを用意
　 ※ドレンプラグやラジエータは樹脂製なので、手で緩む

　画像はドレン用のチューブをセットしたものです。

5、リザーバータンクのキャップを外す
6、ラジエータから排水が止まったら、バケツをENGオイルパン付近へ移動し、シリンダブロックのドレンプラグを緩める

画像のサービスマニュアルによれば、図中BにID番号が打刻してあり、エンジンNo.の1桁目が日本製は0、1、2、中国製はC、Dが刻印されている。
私のは中国製でした。

シリンダブロックのドレンプラグは図中の赤円内になります。
10mmショートメガネレンチで緩めました。

シリンダブロックのドレンプラグです。

ラジエータのドレンプラグです。
清掃後、パッキン部へシリコングリスを薄く塗布しました。
（漏れ防止のお守りです）

7、旧LLCの排水が止まったら、シリンダブロック及びラジエータのドレンプラグを締める。

画像は廃LLCです。約5Lほど抜けました。
消泡機能の劣化が確認できました。

8、新LLCをリザーバータンクの「B-LINE」まで注入する
9、ラジエータホースを数回握って、エア抜きをする
10、リザーバータンクのキャップを締め、エンジン始動し2000回転を維持、水温を上昇させる
11、熱からの保護手袋を着用して、ラジエータホースを数回握ってエア抜きをする
　　※ファンベルトや電動ファンの回転巻き込まれに注意
12、ラジエータの電動ファンが回転始めたら、フロント及びリアヒータをＨＩ運転。エンジンはアイドリング
13、10分程度アイドリング後、エンジン停止
　　※上記11～13の間にリザ－バータンクのMINを液面が下回るようならば新LLCを補充する、
その時はキャップに圧力が掛かっているので濡れタオル等をキャップ全体へ被せてからゆっくり開ける
14、エンジンが冷えた状態になったら液面を確認、MIN～MAXの間になっていたら終了

画像はB-LINE（2.4Lエンジンは下側です）

残ったLLCはしばらく車内に保管して、ドライブ中の液面低下に備えておきました。

結局2L（1本）は未使用でした。
約3Lは前後ヒーター回路にあるものと思われます。