
車中泊者の朝は早い。
4:50頃に目が覚めました。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、
パンで朝めしを済ませると朝湯の準備です。
おはようございます。本日は5月12日、土曜日です。世間様もお休みの方が多いのでしょうかね。
6:00openの朝湯は次々に来る地元人で混雑しておりました。
津軽言葉、ちょっとなにいってるかわからなかったです(´;ω;`)
今日は早くスタートしました。7時にはもうアップルロード(県道?)を走ってます。
左右がすーっとリンゴ畑で、こんな↑状態です。
別に観光用にそうしているわけではなく素の状態だそうですね。
なので、関東者の目に慣れぬ、農薬散布用の変わった作業車↓も行き交ってました。
弘前リンゴ公園に寄り道。もちろんこんな早朝から開いているはずもないのですがそれは構わない。
無駄遣いせずに済むというもんですw
朝も早よからイベント準備に忙しそうで、開店前の公園にマイクのテスト音が津軽イントネーションふうの声を盛大に響かせてました。関東じゃないとこに来てるって感じでいいなあ。
僕も口語では群馬弁バリバリなのですが、他人様のお国言葉も大好きです。
方言にはアイデンティティがあると思う!
閑話休題…
開園前でも、立ち入り自由な屋外公園のこととて摺鉢山に登れば辺り一面の様子が手に取るようで、ぐるりをリンゴ畑に囲まれた様子がよくわかりますね。
こっちは反対側で、ここでも岩木山が見えますね。
津軽平野の大きすぎるランドマーク。
それにしてもイイ山です。。(*ノωノ)
園内は世界各地のリンゴがタップリ植えられていて、それぞれにどこの、どんなリンゴの仲間なのかが書いてありました。
おまけにリンゴ農家まで移築してあるとは…。
実は、十二湖で話した旅のご夫婦に『リンゴ公園はたいしたことない。アップルロードが凄いよ!』
と言われて『そんならどれくらいつまらんか観に行こう!』
と思っていたのですが、僕にとっては期待にそぐわず上出来な場所でした♡
…人それぞれの感じ方は違って当たり前なので、やっぱ自分の目で見ないといかんですねッ
( *´艸`)
こちら↓は世界のリンゴの40%を占めるというフジの原木!…から接木した準原木?
フジってそんなにすげえんだね!!
さらに、リンゴの改良などに尽力した津軽の偉人齋藤昌美氏についても解説してあり、僕的にはこれがイチバン
ここにきて見て良かったモノでした。
さ、公園は終わりにして先へ行きましょう。急ぐ旅ではないけれど、あんまりぐづってても、ね。
リンゴ公園から出て、r28に出ようと一時停止すると…
『おッ!カーブミラーがリンゴになってるじゃないかww』
r28もたいがいなアップルロードで、ここら辺はリンゴ一色なのだと知れます。
その快適な道をグングンさかのぼり、西目屋村に入り村役場の手前あたりにピカピカに新しい道の駅が出来てました。
【道の駅津軽白神】
白神山地ビジターセンターも目の前です。村の観光拠点ってとこでしょうね。
道の駅は開店前だったのですでに開店しているビジターセンターに攻め込みました。
ホントは十二湖に行く前にこっちに先に来た方が白神山地のことがわかりそうだったのですけれど、
気まぐれと道順で今に至る。
何故、ブナの森がここにあるのか、とか、それに至る気候や地形の動きとか、ブナとはどんな木なのかを比較対象をあげたりして素人にもよくわかるよう解説してあります。
森や山の四季の展示もなかなかよかったですよ~(*´▽`*)
横倒しのブナを使って、根の様子まで見られました。
学問は終わりにして実践したいので森を歩きに行こうと思います。
暗門の滝に行くには装備とガイドが必要げで、散策遊歩道も小回りしか開通していないのですが、
自然相手だもの仕方がない。
と、愛車を駆って走り始めると …
道の駅から約1㎞、乳穂ヶ滝(におがたき)ってのを見つけてストップ。
お不動さんが祀ってあるげな。
この滝、口コミに寄れば冬は氷結して太いはしらを形成するそうですが、春の今は清冽な水が落ちる
滝の裏側を眺めながら、お参りできます。
津軽なんとか霊場の札所にもなっているらしく、四国遍路で使う納札によく似た紙のお札がたくさん
掛けてありました。
↑足元はそんなに良くはないけど、そのほうがいいね。
こういうとこは整えられすぎると雰囲気が壊れます。
↓お参りもして、r28を西へ。津軽白神湖に出ました。
見ればわかるかもですが、津軽ダムによってできた人造湖で結構な大きさ。
行楽シーズンは先週でひと段落しているので静かでいいとこです。
と、橋を渡っているとこんな異様な光景が目に飛び込んできて、後部確認後、強めのブレーキで
止まりました。『うっほー。なんじゃこれ。』
立木が水没して枯れただけなんでしょうけど、色合いとかその数とか、なんか異様な雰囲気がありました。
こういう光景はこの後、数か所で見られましたよ☆彡
その橋上で記念撮影。空いてていーなー(*'▽')
r28は途中から世界遺産の緩衝地域に入るのか、道幅が狭くなりますが、大型バスでも来ない限りは酷道好きのドライバーならずともすれ違いもよゆーでOK。
怪しげな橋が見えると、いよいよ暗門の滝ベースに到着します。
ちなみに、↑は駐車場並びに開通していれば日本海側まで抜けられる林道ですが、←は車両進入禁止。
この橋の下も良い感じの川が流れてました。
↓到着。何故ANMONとローマ字にしたのか…解せぬ
一応敬意を表して売店にも寄ってみましたが特に気を惹かれるものはなく、道の駅で見た小回りコース以外行けませんよ、という情報を再確認したに留まりました。
さ、小回りでも歩けるとこを歩こうじゃないか!
案内所までの道は一部舗装して一応足の弱そうな人でもどうにかなるようになってましたね。
ほんとは自然の道がいいけれど、ぜいたくは言えぬ。色々考えた結果なんでしょうし(*´▽`*)
↑最終トイレ。これより先ではお花摘みも雉打ちも禁止だそう。
↓第二関門。閉鎖中の案内所。暗門の滝コースはここから川伝いに行くみたいですが、
僕が行く小回りコースは左上に階段で登って行きます。
案内所横の水飲み場には冷たくてうんまい水があふれてました。
もちろん僕は
がぶ飲みしましたが、生水…だよなきっと。
階段を上ると右、大回りコース。左、小回りコースに分かれます。
あ、あやふやなので行く方は要確認。
適度なアップダウンがあるコース。
樹間の道は木漏れ日でいっぱいで、まことに気持ちが良いです(*'▽')
ここら辺は今が春なのでしょうね。
あちこちにいろんな花が咲いてました。
…が、名はわからず(;´д`)
黄色い→のように九十九折れに降りていきます。
降りると小さな橋がある。
↓お分かりいただけるだろうか…
青い丸の中をご覧いただきたい…
…残雪もありました。
朝晩は寒いわけです(´;ω;`)
もう、周りは全部森の木で、森林浴好きにはたまらんですねッ
写真だとよく陽が当たるところは黄緑色というか若葉の緑で
そうでもないところは濃い緑色に見えますが、実際はもっと複雑な緑色でした。
↓さ、第二関門まで戻ってきました。
こんな階段はここだけでしたね。あとはぬかるんでいるところが木道になってます。
帰って来てから気付いた案内板。
そうか…ふれあいコースだったわけか。
次はせめてブナの森コースを歩きたいなあ(;^ω^)
案内所前の河原に降りて山中を望むの図(=゚ω゚)ノ
そしてANMONまで戻ってきました。
この先のr28(砂利道区間)は…通れない‥Σ(゚д゚lll)ガーン
あと1ヶ月遅かったらなあ。峠まで行ってmotherツリーに会いたかった。。。
…林道ドライブもここならなおさら楽しいだろうし。
必ずまたここに来る!と密かに決しました。
さ、腹減った。ANMON内のレストランは休業していたので、お向かいにあるプレハブ風の茶店で
なんか所望しようと思います。
山の人げな店主が、イイ感じのお店がありますん( *´艸`)グフ
(後編に)続く
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