
ドイツとパリ旅行の出発は、羽田からのJALでヨーロッパへ向かいました。まず羽田へは、私が北海道に単身赴任しているため、私は女満別空港から、妻は伊丹空港からそれぞれ出発し、羽田の国内線到着ロビーで待ち合わせをしました。ここで、妻のスーツケースは伊丹で預けると最終目的地のミュンヘンまでスルーチェックイン出来ましたが、女満別ではスルーチェックインが出来ずに一旦羽田でスーツケースを受け取ることになりました。妻と合流して国内線到着ターミナルから出ている無料循環バスにスーツケース1個を乗せて国際線ターミナルまで移動します。

<羽田国際線ターミナル屋上>
JALのカウンターでチェックインを済ませ、ターミナル内のお店を廻ったり、屋上展望台に上がったりしました。羽田の国際線ターミナルに来るのは初めてで、夕焼けもきれいでうろうろしておりました。さて、今回は深夜便で午前1時55分に出発するロンドン行です。出発までまだまだ時間があります。今回JALのサクララウンジが使えるので、ラウンジ内で食事をしたりして、出発まで時間をつぶしました。

<午前1時55分発 JL41便 ロンドンヒースロー空港行き>
夜中の出発なので離陸から消灯されますが、そのまま7時間後まで消灯のままで、食事もそれからでした。その後、予定通り午前6時頃にロンドンに到着しました。

<ミュンヘン行に乗り継ぎ>
JALがコードシェアしているBAに乗り換えてミュンヘンへ向かいます。滑走路へ向かう途中、機窓を見ていると。

<コンコルド?>
これって、コンコルドですよね。まだ飛んでいるのでしょうか。それとも置いてあるだけ?
さて、ここから本題のレンタカーの話です。
ドイツ・ミュンヘン空港に到着し、予め日本で予約していたハーツレンタカーのカウンターへ行って手続きを済ませます。AVISと比較したのですが、今回若干ハーツレンタカーが安かったのでハーツにしました。カウンターでは予約番号とパスポート、日本の免許証、国外免許証を見せます。本来、ドイツは国外免許証の加盟国にはなっていませんので、正式には日本の免許証+翻訳証明書になるのですが、短期間の滞在であれば、国外免許証でレンタカーも借りれますし、警察官もこれに応じてくれます。
受け取ったキーホルダーには、BMW 530d 4WDと手書きされていました。カウンターでは駐車番号を教えてくれますので、横にある立体駐車場へ向かいます。日本の空港だと空港ロビー内にあるレンタカーカウンターから係員に連れられてワゴン車に乗って空港郊外にあるレンタカー事務所まで向かい、そこでは借りるクルマが準備されていて、係員が一応キズなどないか確かめて、ある程度説明を受けて乗車となりますが、ドイツの場合、ミュンヘンほかの空港も同様ですが、空港内のレンタカーカウンターでキーを受け取った後は、自分で立体駐車場まで向かって、駐車番号を探してクルマに乗り込みます。ミュンヘンの場合、同じ立体駐車場にレンタカー会社が階別に駐車されています。ちょっと忘れましたが、ハーツは6階だったかと思います。
早速、ナビにミュンヘンにあるBMWミュージアムを登録して、出発です。BMWミュージアムのことは、また後日に書きます。
今回借りたクルマはBMW 530d xDrive ツーリング (ドイツではツーリングのことをKOMBIと言います) です。重たいせいかディーゼルでもあるので、発進加速はちょっとかったるい感じがしました。信号待ちではアイドリングストップからのエンジンスタートも、ちょっとタイムラグがあるかなと感じましたので、余計にかったるさを感じたのかも知れません。と言っても、遅いと言うこともなく街乗りでも十分です。今乗っているV40CC T5と比べての印象です。
中間加速は太いトルクを生かして必要十分な速さです。アウトバーン入り口の合流車線での加速や、走行車線から追い越し車線を入るときの加速は気持ち良かったです。今回クルマを運転していた時間帯は平日昼間と言うこともありアウトバーンはそこそこ混雑していました。

<アウトバーンにて (撮影は助手席の妻です)>
アウトバーンの全区間が速度無制限と言うことはなく、130KMや100KMの区間もあります。今回借りたこの530dですが、タイヤがこの時期でもウインタータイヤでした。ウインタータイヤはヨーロッパではやっている冬用タイヤです。フロントガラスにもM+S 240km/hのステッカーが貼ってありましたので、道が混んでいると言うこともあって、だいたい走行車線では120-130km/hで走行し、追い越し車線では160km/h以上で走り、200km/h以上は出せませんでした。タイヤはダンロップで、サイズは245/45R18でしたので、M+Sでもそれほど柔らかくはなく、アウトバーンのカーブを高速で駆けて行ってもしっかりとしていました。
ステアリングにはMのデザインが入っていましたが、Mスポーツなのかな。パドルシフト付きです。何回か使ってみましたが、大半はDレンジのまま走りました。ギアは8速ATでした。
南ドイツは、町と町が点在していて、その間はこう言った田園地帯になっています。まるで北海道を走っているような感じです。町中は制限速度がだいたい50km/hに制限されています。特に中心部でスクールゾーンがあるような場所では30km/h制限です。高速道路を速度無制限で走りますが、町中の速度制限は、皆きちっと守ります。50km/h制限で60-70km/hで走るクルマはほぼいません。例外は居るかも知れませんが、だいたい守っています。
町中の50km/h制限や時々ある70km/h制限が終わると、次の街までの一般道の制限速度は100km/hです。この写真、左にある70km/h制限解除の標識ですが、こんな道でも制限は100km/hになります。
借りたBMWのメーターにもV40と同じようにロードインフォメーション表示があり、常に制限速度がメーターパネルに表示されていましたので、町中の制限や解除のタイミングなど大変便利でした。郊外の一般道では、片側1車線の道が多くて、いくら制限速度が100km/hでもトラックなどが走っているとそれ以下の速度になり車列も出来てしまいます。
昔はよく追い越しとかあったのですが、最近は途中途中に片側2車線になる区間が出来てきたように感じます。この標識のように1kmか2kmぐらいの区間が追い越し用に2車線になっています。と言っても1車線で追い越しするクルマもいてますが。それとほとんどの乗用車がデイライトを点灯しています。
ここ10年ほどで増えたなと感じたのは、この2車線の追い越し車線ともう一つ、ラウンドアバウト(環状交差点)があります。滞在中も新たに工事しているラウンドアバウトがありました。右側通行ですので、左からクルマが来ていなかったら、一旦停止せずそのまま合流して、次に右に流出する手前でウインカーを付けて出て行きます。日本でも増えているのでしょうか。北海道道東地方では見当たりません。慣れると便利ですね。
530dの話しに戻します。今回大きめのスーツケースが2個ありましたが、余裕でトランクに積めました。後部座席もそのままですから、倒せばさらに積めますね。非常にラグジュアリーなクルマですが、アウトバーンでの高速走行ではしっかりと安定した走りで、ドイツの道にふさわしいクルマ造りを感じました。特に南ドイツのお膝元で走ったので気持ち良かったです。
日本からUSBメモリーを持って行きましたが、ちゃんと音楽再生も出来て、ディスプレイには日本語表示もしました。バイエルンのロマンチック街道を薬師丸ひろ子さんの奈良公園で収録された曲を聴きながら快走しました。(笑)

<町中の駐車場にV40が停まっていましたので、ツーショット>
エンジンはディーゼルで、外ではディーゼル独特の音がしますが、車内は振動もなく、音は若干エンジン音がありますが、160km/h以上で走ってもオーディオのヴォリュームを上げることもなく、妻との会話も普通に出来るくらいの静寂性でした。
今回の旅行で約1000km弱走りましたが、燃費は13.6km/Lでした。
さて、レンタカーの返却ですが、空港返却ですと、空港駐車場にレンタカー返却と書かれた看板があり、たいてい各レンタカー会社合同の返却場所になっています。そこには係員がいてキーをその人に返却して終わりですが、今回はシュツットガルト中央駅の営業所返却でしたので、ちょっと要領が違っていました。レンタカー専用の駐車場があるのですが、会社名が書かれてあるだけで、自分で空きスペースを探してそこに停めます。係員はいません。そこからスーツケースを押しながら、駅構内にあるレンタカー会社カウンターへ向かい、そこでキーの返却と駐車番号を告げます。ガソリン(今回ディーゼルですが)満タンにしたかだけ聞かれて、それで返却手続終わります。係員はクルマを見ていません。
以上長くなりましたが、レンタカー編終わりです。
Posted at 2018/06/15 23:19:31 | |
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