
アルミをくっつけるにあたり、くっつけたい部分を400度ぐらいまで加熱します。
普通、加熱すれば加熱した部分が熱々になりますね。
そして、離れたところはそんなに熱くならない。
でもアルミは違うんですね…
この子、熱をカラダ全体で分け合う性質があります。
一箇所を熱したいのに、熱が分散してしまう…
分散するだけじゃなくて、熱を逃す力もあります。
熱するパワーが10だとして、熱を逃がすパワーも10だとしたら…熱くならない。
熱を考えるときは、基本的にそういう考え方をします。
前回の小さいアルミは、アルミ自体の体積、物量、質量…みたいなのが小さいです。
そういうものは、たとえ熱が全体に分散したとしても、小さいので全体を熱くすることができます。
熱容量というやつですね。
10人で10万円分け合うか、2人で10万円分け合うか、そんな感じです。
人数が増えちゃうと効果薄なのです。

大きなアルミの塊を熱するのは、とても大変です。
熱が分散しやすく、加えて放熱もしやすいので、目的の箇所が400度になりません…
そういうわけで…
アルミの側はどうしようもないので、熱を増やしてやります。

これまでの5割増しぐらいの熱量を持つガストーチです。
2000円。ガス付き。
でもまだダメでした。なので、

二台体制です。
ちなみにそれぞれ、炎の最大温度は1300・2000度です。
熱を伝えることの難しさを示しています。
目標は、たった400度なのにね…。

ダブル加熱。

わかりにくいですけれど、バッチリとハンダが溶け込んでいます。
25秒ほどの加熱で、こんな感じ。
ガストーチさえ複数用意できるならば、結構大きいものでもイケそうですね。
サージタンク計画、アルミの接合に関しては課題クリアかな…?
ついに、インマニを家で自作する時代が来るかも??
そのときは、時々私のことも思い出してやってください。
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2017/06/30 01:43:02