記録(4/12)
連日忙しいし、結構疲れ果てる日が多い。ちょっと記録が後手後手。

お仕事で、E51型のエルグランドを動かす。なんか丸っこくなった最初のエルグランド。
エンジンの吹け上がりが恐ろしく良くて、レスポンスが物凄い。エンジン見てみたらVQ25DEだった。VQは、近年のV型6気筒のアルミ製エンジンのニックネーム。25は排気量2.5リッター。DEは説明少しめんどくさい。
基本的にはV型になってからのスカイラインのエンジン。Z33やV35スカイラインのクーペには、排気量をより大きくしたVQ35が載ってだと思う。
見て初めて知ったのだけど、このエンジンは縦に載ってる。普通こんな車ってエンジンは車体横向きに置くのだけど…エルグランドどうなってるの。この車、FRだったの?
2.5リッターのノンターボなのに、この重そうなエルグランドが軽〜く動く。それはもう驚くほどに。
同じ2.5リッターターボの私のスカイラインの方が、吹け上がりも鈍いし動きも重いし…今までイメージでキライだったけど、VQエンジンっていいエンジンなんじゃ…?ちょっと広いところで乗ってみたい気がしてきた。
上品なフィーリングが特徴の直列6気筒に比べれば、そりゃ流石にエンジン音は荒々しいけど…。でもなんかパワーあります!って雰囲気はV型の方が数倍ある。

エルグランド、車内にものすごく大きいルームランプがついてる。私の大きめの手が、遠近法じゃなくて普通に小さく見える。とても非常識なサイズでカルチャーショック。
あと…二列目で足が快適に伸ばせる。窮屈って概念すらないような広さ。三列目は座ってないけど、見た感じ同じように広い。デカイっちゃデカイ車だけど、このスペースはおかしい。車体の大きさに比べて室内が広すぎる。なぜ。
エルグランド、一人で乗っててもエンジンの良さで楽しめそう。それにFRだから、一応デフも入れたらドリフトも出来るはず…?
それに、友達や家族連れて旅なんか行くなら最高の車だと思う。燃費は知らないけど、室内が良すぎる。好きな人が多い理由がわかった気がする。あとZやV35スカイラインに乗ってみたいと思うようになった。

それから、展示場の車の移動。配置が悪くて手狭なので片付け。
エンジン故障したRX-7(FD)を動かす。ひどい振動をしながらモクモクと白煙を吹いている。ロータリーエンジンのフィーリングは欠片もなし。放っておくとエンジンが勝手に止まる。
ちなみにローン車で所有権がローン会社にあり、いわゆる書類なし車。手慣れの人なら復活できるけれど、お金がかかる。
ナンバープレート付きの放置車の多くがそれ。ローン会社が車の名義人になるのだけれど、車検の継続や登録抹消などには名義人のアクションが必要。ローン滞納や破産をすると、抹消も継続もできずに放置されてしまうという仕組み。所有権があるので、基本的には部品取り車にすらならない。
それからチェイサー。ドリフトの全国区の大会で優勝経験のある一台。
基本的にやや不利な重量級のチェイサーでありながら、大多数かつ超有利なシルビアを数多下したことになる。そんなチェイサーの作りを興味深く見た。
まず、すごくうるさかった。私の車の触媒から先を外しても、ここまでうるさくはならない。エンジンから先の排気系が全て根本的に違う。それはまあ、まだ予想の範疇。
シートは運転席しかない。運転席も極めて軽量なバケットシート。助手席の位置にはバッテリーが置いてあり、重量物が真ん中に寄せてある。曰くシルビアのように動くらしい。
シフトノブは6速になっているけれど、先日の86とは違って6速の更に右下にリバースがある。特に特殊な操作もなく入る。JZエンジンにそんな仕様の6速純正ギア無かったような…。エセ6速?
驚いたことに、クラッチがとてつもなく普通。重さも普通だし、普通に半クラッチがある。メタルのツインプレートクラッチらしいから、理論上は2倍近い重さになるはずだけど…なぜ。
ただバケットシートに不慣れなので、運転自体はしにくい。これはバケット経験値の問題。しかし本物の戦闘マシン。ドリフト競技の一頂点にして、最高のお手本。こんど足回りのことを聞いてみたいな。
アルトもあった。ちょっと前まで知ってる人が乗ってたような…?
このアルトがどんなエンジンかは確認していないけれど、なんだかとても運転しやすい車だった。力はあると思う。
そもそも究極の大衆車にして大衆向きな車。すぐ手がいくところに目的のものがついてる。視界が良くて車両感覚も掴める。車が一切、慣れを要求してこない車。初見で一切迷わない。私が車に求めているのはこの感じ。乗りやすいなぁと思った。
それから、エンジンの壊れたMH23ワゴンRスティングレイ。エンジンが全然吹けない。力がない。
エンジンも見てないし詳しくわからないけど、どう壊れてるのだろう。焼き付いたりしてどこか抵抗になってるのか、それとも空燃比に関する何かか、そんな感じ。オイル交換しないとこうなるんじゃないかなって壊れ方。エンジン分解して見てみたい。
来週月曜に解体に出すらしい。なんだか勿体無いな…車体もいい状態だけど、エンジン載せ替えても売値が4〜50万ってところだから…お店としては経済的全損ってことになる。部品むしれないか聞いてみる。
ホンダのバモス。なんだかとても癖があった。でも詳しくは覚えてない。乗りやすい乗りにくいで言えば、乗りにくかった記憶。
S13シルビアのターボ。だいぶイジってあるからよく分からないけど、知識もお金もあんまりない触られ方。マフラーと外観以外の難しいところはノーマルに近い状態。
シルビアといえばSR20というアルミ製の直列4気筒だけれど…S13シルビアのSRターボには可変バルタイ機能がない。低い回転数でも高い回転数でも力持ちになるような、欲張りで小難しい構造なのだけれど…昔はついてなかった。
だからなのか、可変バルタイ有りの私のスカイラインに比べると、アイドリング付近では幾らかトルクが薄い。駐車場を走るような力は弱い。でもクラッチ操作だけで動き出すことは出来る。その辺のトルクは現行の86と似てる。前評判でSRは力が強いって聞いていたため、少し意外に思いつつ記録。
あと、内装的には助手席側のダッシュボードが結構低くなっている。そのため助手席側の眺めがとても広々として感じる。それでどういうメリットがあるのかはあまり思いつかないけれど、そう感じた。

81型のマークII。80年台の車だけれど、意外にも内装はモダン。私のスカイラインより2世代も前の車だというのに、なんとも古さが感じられない作り。
オートマでG型エンジン。ともに不人気要素の塊。一応直列6気筒なのだけどね。もっと人気のある上位互換のJZ型エンジンがあるため、相対的に不人気。
そういうこともあって、またドリフトをするにはボディも弱く、特に使い道がないという扱いの車。一応ワンオーナーで程度もいいのだけれど、需要がないという点で来週解体に出されるらしい。個人的には救ってあげたいのだけどね…。

その他、モビリオや22型ワゴンRも解体。心が痛いなぁ。どれもいい車。