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なすなすびのブログ一覧

2016年12月27日 イイね!

電気系統の解説 基礎編2



抵抗ゼロの場合…オームの法則に当てはめた時に分母がゼロになっちゃう…って話でしたね。

さて、ある数をゼロで割るってどういうことなのでしょう。



…ということ。これについて議論すると絶対モメます。だからやったらダメなのです。

じゃあ、とても抵抗が小さかったらどうなんでしょう?
ゼロじゃなきゃいいんですよね?
0.01オームなら?

実際、配線も微妙な抵抗があるのでですね。
そのせいで、発電所から家までの送電線にも結構な無駄が出てるそうです。豆知識。



計算しときました。さっきまで10オームとか0オームを入れてたところに、0.01オームを入れてみました。

1200アンペアですか…えらいことです。あらゆるものを破壊し尽くすレベルです。配線や電装品を破壊して発火して…だから、いち早く切れることがヒューズの役割ですね。
うまくいけば、ショート箇所を直してヒューズを交換すれば直ります。運が悪ければ…部品交換です。ナビとか壊れたら嫌ですよね。


ちなみに家庭用の溶接機って、100ボルト40アンペアとかで継続的にショートさせて、瞬間的に鉄を溶かします。プロのは200ボルト60アンペアとかかな?
バッテリーをショートさせると、一応溶接機として使えるようです。あまり意味ないですけど。

ヤバイ火花が散りますよ。直視すると目を火傷して寝れなくなります。大きなアンペア数の恐ろしさ…わかりましたかね?だからショートはダメなのです。



車に使うヒューズは主に4つです。
他にもマニアックなスローブロー式とかもあるけど…そんなの触るレベルの人はココ読まないでしょうから。

10アンペアのものぐらいは複数ストックしておいた方がいいですよ。
ハザードとかウインカーとかテールランプとか、大体つかなくなったらヒューズです。


ショートの話は終了!

最終章です。
常時バッテリー・アースの二種類は済んだので、残りのアクセサリ・イルミ系統をみて行きます。


なにかと登場の多い、アクセサリー系統です。ACCとかアクセとか…キー連動とかいろいろ呼ばれてますね。
キーの位置がACC以上の時にオンになります。ACCの次にはONとかIGNとか書かれてると思います。

電装品にアクセサリープラスとアースを繋いであげると、そいつはキーに連動するようになります。
ちょっとなんか、車やバイクの詳しくなった気分になれました?

キーをすこし回すと動き出す電装品ってありますよね。ナビとかシガーソケットとか。そういうのがアクセサリー系統を受けてるのですね。


そして最後です。イルミ。イルミネーションの事ですね。

ヘッドライトに連動します。メーターがイルミ系統なので、どういう時に連動するか分かりやすいですね。

これも電装品をイルミプラスとアースに繋ぐと機能します。


最後に大団円ってことで…全員集合。後半はそんなに難しくなかったんじゃないかな?

ちなみに…あくまで傾向ですが。
バッテリーは赤アクセサリーは白赤ツートン(純正配線に多い)か黄色(社外配線に多い)
イルミは黄色か青
アースはほぼ例外なく黒または黒を含むツートン…が多いです。慣れてくると場所とか雰囲気で線の種類がなんとなく分かります。

配線の探し方などは、そのうち応用編でやりますね。




数学なんかまで扱っちゃいましたが。最後ですね。

アースって、車体の金属の部分のほぼ全体がアースになってます。エンジンすらも。

便利ですよね。
アースはつまり、車体についてるネジとかに挟み込んでもいいわけですね。
純正でもアースはそんな風についてるところが多いです。

つまり…バッテリー常時線とかを剥いている時に…ちょっとした支柱のステーとかに触れちゃうとショート。
剥いた配線から目を離したらダメですよ。

さて如何だったでしょう。
読んで全部理解する必要はないです。
そのうち実際の作業の中で何かが繋がって分かるようになります。
その時にまた読んでもらえば、面白くなるかも?

以下雑記…
数学も物理学(電気)も面白いですよ。
何か作りたいものとかが出てくるたびに、勉強も面白くなります。
作りたいものも面白いものも無いのに勉強を好きになるのは、普通無理です。

勉強の上手な仕方…効率的な受験の勝ち抜き方とは真逆ですが。失点を恐れずにやりたいように勉強することです。どんなに苦手分野があっても、大好きな分野を作ることですね。
脱線しまくって好奇心を走らせている時間にはちゃんと価値があります。大学以降にはアイデアが必要です。
大学受験までは覚えて取る点数が多すぎます。記憶するだけならコンピューターで十分です。

知的な人は結果的にあれこれ知ってますが、あくまでそれは自分の得意分野に引きずり込める身分を伴っているからそう見えるだけです。
大学教授が中学レベルの常識を一部欠いていたとして、だからなんだという話です。

役に立つ脳は、記憶力のいい脳じゃないです。だから冒頭の…学びて思はざるは則ち暗し。って事ですね。
脳を辞書にしない事です。脳の仕事は辞書を読むとか書くためにあるのですからね。
Posted at 2016/12/27 02:39:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年12月26日 イイね!

電気系統の解説 基礎編1

電気が苦手!だけど車とかバイクの電装を触れるようになりたい!って人のための解説をしましょう。
ちょっと久々に先生がしたくなって。

勉強が楽しくないのは大人の責任です。
自分だって勉強楽しくなかった子ども時代があるのに、同じ轍を後進に踏ませちゃダメです。

愚者は経験に学び…などと言いますが、学びて思わざるは則ち暗し…なんてことにならないようにですね。
いまのは大人向けの戒めなので難しく書きましたが、要は子供の頃つまんなかった経験を反省して楽しいものに変えてこそ大人!…ってね。
なんのために勉強してるかわからない!という命題に挑みます。

中学生で車なしでも分かるように作ってあるので、ぜひ見てってくださいねー。
そのうちムービーで解説しようと思うのですが…今回はその取っ掛かりってことで!

難しくないですよー。
電気系統は三種類のプラスと一種類のマイナスの配線を理解してればほとんどカバーできるので、今回はその4種類と…注意点だけやりましょー。

このためにホワイトボード買ってきました。偉いですね。

まずは…車のバッテリーもバイクのバッテリーも、12ボルトの電圧をやりとりするつくりになってます。

車を流れる電気はほぼすべて12ボルトと思ってください!ほぼ全てね!
普通の乾電池は1.5ボルトなので、全然違いますね。強そう?

図のようにバッテリーのプラス側から配線を引っ張ってきます。
そうするとバッテリーに直接繋がる配線が出来ますね。単に端子から延長してるだけですね。

こうやって、繋げばいつでも12ボルトの電気が流れてくる配線をバッテリーとか、BATとか、バッ直とか言います。


マイナスの方も引っ張ってきました。ここまでは問題なさそうですね。

マイナスはアースって呼ばれる事が多いです。他にもGNDとかグランドとか言います。

外国の電装品を買ったらたまーーにNegativePoleって書いてありますが、それはマイナス極って意味です。
そういう書き方のとき、プラスはPositivePoleって書いてありますね。
たまーにしか出てきませんが、上の表記は基本的にすべてバッテリーのマイナスって思えばいいです。

もうすでに二系統目ですよ!ラクラクですねー。


12ボルト対応の機器に、プラスとマイナスを繋いであげましょう。
電気とか点きます。

電球はプラスマイナス気にしない性格の子です。
いま流行りのLEDはプラスマイナス気にする子です。
逆接続したら光りません…。LEDが光らなかったら端子が逆かも?って思うといいでしょうー。


左の方を見てくださいね。
プラス側になんか新しいものが付きました。

ヒューズです。
名前だけは聞きますね。

ヒューズとかブレーカーは大電流が流れると、その身を呈して遮断してくれます。

勇敢ですね。ヒューズは一回で死んじゃいます。
ブレーカーは戻すとまた仕事します。
そんな違いです。車にブレーカーはないので、全部ヒューズです。

10アンペアとか書いてありますが…これはもう少し下で理解できますよー。


さて、回路上にはあらゆる配線やブツがありますね。

歩いて移動するのが疲れるように、電気も移動すると疲れます。

配線上はそうでもないのですけれど、何か装置が付くと通るのに抵抗があるようです。
それが抵抗ですね。テスターという機器を使えば数値で出てきます。

今回は試しに、この電球を単純な数で10オーム…抵抗の単位…として考えてみましょう。

なんならいまオームの法則で苦労してる人にもわかりやすく。




バッテリーや電池から12ボルトの電圧が出ています。

その12ボルトがそのまんま電球まで来てますね。
ここには12ボルトの電圧が掛かってる状態です。

基本的に何か余計な事をしなければ、電源の電圧が回路全体の電圧になります。
今回はどこにいても12ボルト。


問題です!
10オームの抵抗がある場所に
12ボルト流れると…
なん"アンペア"の"電流"が流れるのでしょう??

…電流?

電流は回路への負担を表すのに使う場合が多いです。
学校ではそう教えませんが、実務的には大体そうなります。

ほそい配線とか部品にでっかい電流が流れると、配線や部品は壊れちゃいます。


人体で考えてみますかね。

電圧は貫通力みたいなのです。
ゴリ押しで進もうとする力。
抵抗があっても遠くに到達する力。

人体は電気が流れにくいので、右手から左手までとりあえず電気を通そうとするとかなりの電圧が必要です。

空気中って抵抗が大きいので、滅多なことでは電気は流れません。
空気中を少し通るだけでも大仕事です。

でも静電気とかって、すこしだけ空中で光りますよね。でも痛いだけで済みます。

雷は大変ですね。
あんな距離を通れるなんて、一体どんな電圧なんでしょう。
数字で言われてもピンと来ない数でしょうね。

ポケモンのピカチュウの10万ボルトって攻撃技がありますね。
聞くところによると10万ボルトは空気中を10センチしか進めないそうです。とんでもない近接攻撃ですね。
電圧についてなんとなく雰囲気わかってもらえましたかね?

一方で電流は電圧とは別のお話。
静電気が一万ボルト近いのに死なないのは…アンペア…電流が小さいからですね。

とりあえず通れるだけの電圧があった上で、通り道に掛ける迷惑の大きさが電流です。





もう一度同じ写真。話を戻しますね。
12ボルトで10オーム…どれぐらいの電流が流れるのでしょう。
書いてないから分かりませんね。


でもボルトとオームが分かればアンペアが分かっちゃう魔法の式があるのですね。
中学理科で習う、オームの法則といいます。

ハンドルの形をした図に、ボルトとアンペアとオームが当てはめてあります。

3つのうち2つが分かってる時、縦には割り算、横には掛け算をするのですね。
そうすると分からないもう一つが出てきます。すごいですねぇ。考えた人は暇人ですね。



…と、オームの法則でアンペアを求める方法です。
分かってるボルト数を分かってるオーム数で割るのですね。

1.2アンペアだと分かりましたね。
…だから何なんでしょう。それはヒューズの話に戻るわけです。

回路内に10アンペアで切れるヒューズを付けましたね。
電球にはそこを通ってやって来ますから、ヒューズにも1.2アンペア流れてます。
でもヒューズは大丈夫。まだまだ余裕そうです。

さて大丈夫じゃない状況って、どんななのでしょうか。


ショートって聞きますよね。よくないものというイメージがあると思います。

なぜダメなのか理解しておきましょう。さっきのオームの法則をまた使います。

電球の抵抗は10オームでしたが、今回は電球がいません。だからココの抵抗はゼロです。

でも割る数がゼロだと実は計算できないのですよね。理由は数学のルールです。聞いたことはある人もいるでしょう。一体なぜ?


そろそろ一投稿でページが重くなって画像が貼れなくなってきたので、やむなく後半へ移りますよ。
Posted at 2016/12/26 18:59:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年12月22日 イイね!

かんざしとか手芸について




車趣味の傍ら、元はバンドマン兼ギタークラフト系の私。さらにその前は絵描き。さらには手芸家。かんざしを作るのが好きです。

現在手芸にはいろいろなジャンルがあります。つまみ細工とかUVレジンとか樹脂粘土とか。そういった作品を作って見せたり売ったり交換したりする世界を「ハンドクラフト」と称するのが一般的なようです。

わたしは熊本人なのですけれど、熊本のハンドクラフトの活発さは平均レベルかなぁと思います。若干真ん中より上ぐらい。活発偏差値53ぐらいな。ちょっとした用で博多とかに行くと、やっぱりハンドクラフト界隈の賑わいが全然違うのを感じます。

高校の時には休み時間にぬいぐるみを縫ったりしていました。型紙も手作りです。ポケモン金銀世代なのですけれど、特にウパーが大好きでですね。進化キャンセルしてまでレベル70程度まで育て…たところで無力ですが。遅いし脆い。でもかわいいので連れ回します。それぐらい好きなウパーですが、ぬいぐるみを始めとするグッズが少ない。なので作ってたのですね。

テディベアを作ったりもして。折りたたみ携帯末期の頃に後輩が好きだったニワトリの絵文字…ドコモのやつですね。それを立体化完コピして作ってあげたこともあります。馬とかも作りましたね。
そういえば車界隈にも、ぬいぐるまっていうカルチャーがありますね。スカイラインとかシルビアのぬいぐるみを作ってる人もいるようです。わたしも作ろうかなぁ。R33のウイングを再現するのはどうすればいいかなぁ。

マフラーも編んでたかなぁ。あれは大変でしたね。根性いります。たまに早く編める人を見ると羨ましく思ったり。




UVレジンについてですが。5年ぐらい前までは結構高価でした。それが3年ぐらい前に…多分ダイソーかな。UVレジンの取り扱いを始めたのが大ブームのきっかけだったのではないかと思います。一気に普及しました。古物屋でタダ同然でよく出物があったUVランプも見なくなりました。

UVレジンは高かったので、2液型のクリスタルレジンというのを始めは使っていました。ちゃんと理由があって。4月頃しか見れない桜を、どうしても見たい人に見せてあげられる人になりたいなって思って。それで毎年桜の時期になると桜を回収して押し花にしたりして、透明樹脂に封入していました。

桜って普通はヒラヒラと一枚ずつ散るものだと思うのですけど、何本かにひとつぐらいの割合で、ガクごと綺麗に落ちてくる木があるのです。何故ですかね。その木は毎年そうやって散ってます。他と見た目は同じなのに。毎年のことなので、どこにそんな木があるかは大体把握してます。
あと桜にもいろいろ種類がありますね。詳しくは知らないですけれど。

さくらを集めてた理由…1つは受験の後輩のため。むかし軽音部まがいな部活動を作ろうとしたことがあって、その時手伝ってくれた後輩たちには物凄く大きな音があって。
そんな後輩たちが受験を迎える折、心の支えになるよう本物の桜を持たせたいなと思ったのです。受験生には現実的に、桜が4月じゃ遅いのです。

翌年私は塾講師だったので、教え子に桜のしおりを渡しました。喜んでくれて、却って私の方が嬉しかったものです。
同じ頃に祖母が入院して、その時病院で桜が見れるようにと置いて帰ったことがありました。そのあと死んでしまいましたが、普段からの接し方も含めて思い残すことがない別れになりました。

そして家の近所にある大学…とある女子大学。そこでの文化祭でのレジン作品販売に影響されて、私もUVレジンを始めたのでした。






手芸にはネイル系の道具も凄く使うので…ネイル事情も少し理解してます。お金がないので大部分は100均ネイルですが。100均ネイルの品揃えなどは全部把握してます。付近20キロ圏の100均ネイルの品揃えや在庫傾向は頭に入ってます。100均論とかネイル論もそのうちやりますかね。
nicoleとかcolorとかのネイルも欲しいです…一番欲しいのはHOMEIのスパンコールネイルシリーズ。超かわいいので探してみてください。

えっと…それから始めは、こんぺいとうの置物を作ってました。シリコンの簡単な型取りモールドが100均に売ってあって、最初はそれを使ってました。セリアとキャンドゥ系で取り扱っています。

なんかこんぺいとうって可愛くないですかね?だって別に特別美味しくもないし、ぶっちゃけ実質氷砂糖だし、甘いパステルカラーなのに何故かトゲトゲだし。あの形に何の意味があるのか。ないのか。考えているとその存在のナンセンスさが可愛くて仕方ないです。それがいろんな色でコロコロしてるのを見ると死にそうに可愛く思えます。
こう書くとなんか薬物中毒者の書く文のようですね。



こんぺいとうを200個ほど作って、しばらくは眺めて満足していました。そういえば大好きな後輩と旅行の約束を取り付けて大喜びで温泉旅行へ行ったりしたのですが、その夜に机にこんぺいとう置物を置いておいたら勝手にその子が食べちゃったのですね。噛もうとしてたので止めましたが。見た目は完璧なこんぺいとうなのでですね。そりゃ本物から型を取ってるのだから当然です。

それから急にかんざしを作りたくなりました。何故だったかな。多分後輩へのプレゼントを考えていた時に。
かんざしの材料って結構高いのです。それに作るのに結構な時間がかかります。一本3000円ぐらいで売ってるかんざし屋さんって、ものすごく良心的だと思います。





誕生日にかんざし4本セット+ちりめんケース+αをプレゼント。喜んでもらえました。

私のかんざしは手作り率が高いです。アルミの棒を削って叩いて、自分でかんざし棒を作ってます。デザインも自分で考えて、買ってるのはチェーンとか金属素材とかぐらい。あまり棒を自作してる人は界隈にはいないと思います。




こんなのも作ってます。これは私個人が欲しくて作ったものです。作るのが超めんどくさかったですね。90年代を時めいていた某ギタリストのモチーフです。今でも褪せないセンスですね。




今日のは先述の後輩とは別の後輩へのプレゼント。一本は冬モチーフです。クリスマスっぽい。


もう一本は青モチーフ。小さなキューブの中にはドライフラワーと折り鶴が入っています。

手芸の世界はすごく楽しいですよ。置いて眺めるだけで素敵ですが、大好きな人や綺麗な人をさらに美しく彩る瞬間は、もう一種の感動の類です。

手芸始めてみたいという人にはいろいろお教えします。特に熊本の手芸好きの方がいれば仲良くなりたいものです。

…また話が長くなりましたね。多趣味コラムの手芸編でした。
Posted at 2016/12/22 03:48:00 | コメント(1) | トラックバック(0)
2016年12月20日 イイね!

ごはん論

私は幼い時からコピー魔です。技術を身につけるの大好き。何にでも興味を持ちます。


それが料理でも。

パスタってそんなに失敗する類の料理かなぁとは思いつつも、世の中にはとんでもないパスタを作る人が結構多い気がします。
パスタぐらいでその人の人間としてのなにがとやかくという事ではなく、おそらく料理への得意不得意の範疇のお話なのでしょう。

小さい時から味覚は良かったようです。時々食卓に不味いものが出させる事があっても、どんな味を足せばリカバリー出来るか…という閃きは鋭かったです。味の分析が無意識に出来ているようです。日頃から料理の味を結構素材に分けて味わっている気はします。

スカイラインはよく食べる子です。リッター5とか平気で出します。しかもハイオク。だから人間の側は節約しています。
パスタというのは良いものです。パスタというのは500g100円程度で売っているものです。生活圏に一件はそういうお店があるかと思います。私は1キロ198円税込でまとめ買いしています。
パスタの麺は1ミリちょっとの太さの細麺系、2ミリ近い太麺系がありますね。1.5ぐらいを境に分けています。太さは必ず書いてあります。細麺は茹でが早くて伸びやすい。太麺は茹でが遅くて伸びにくい、もちもちしているのが特徴。私は太麺派です。

パスタ作りは簡単です。鍋で湯を沸騰させて麺をぶち込み、書いてある時間だけ待って麺を取り出すだけ。ザルを使う人が多いですが、なんなら別に箸とかですくってさらに直接移すだけでも良いのです。パスタって湯切り不要です。
塩を入れるとか入れないとか言いますが、私は別にどちらでも良いと思います。入れたほうが茹で上がりの具合が良いのは浸透圧とかグルテンの関係でしょうか。入れても損はない気はします。
ただし入れすぎるとリカバリー不能です。麺にしみた強烈な塩分は落とせません。他人が茹でたパスタで苦労しました。そうそうな量では気づきもしないのが普通なので、相当な量入れたんじゃないでしょうか。
茹で方としてはテフロン加工フライパンにフタなし茹でがオススメです。フタをしなければ高温で茹でてもあまり泡を吹いたりしません。イマイチな温度で泡立ちを警戒して茹でたり、水を投入して泡を抑えたりすると、水温低下はかなり茹で上がりに悪影響ですし。テフロンの理由は後述。

パスタ麺を茹でて、その上にレトルトパックのソースだけかける人が多いと思います。ただパスタを作る段階でフライパンを汚してるなら、洗い物を増やさずにもう一手間、簡単なのを増やしたいところ。
パスタを取り出したうちに茹で汁を捨ててフライパンを軽くすすぎます。そしてキッチンペーパーなどで水気を軽めに拭いて、炒めモードに入ります。
パスタソースの種類にもよりますが…サラダ油などをフライパンに敷きます。塗るよりは少し多いぐらいの量を敷きます。ここでゴマ油を使っても香りがすごくいいですし、少し相性もありますがオリーブオイルを使っても良いです。デフオイルとかはダメです。

料理に不慣れな人は、油に熱が入る前にソースを入れたほうが怪我が少ないです。熱い油に水分になる時があるので。特に豚肉とかは油が跳ねます。怖い人はディスクグラインダー使用時とか溶接時と同じ装備で挑むと安全です。
とりあえず油を敷いて、パスタソースの中身を熱するのです。揚げと焼きを合わせたような味わいを加えます。あまり混ぜすぎずに少し待つと良い感じの焦げ目がついたりして美味しいです。パスタソースのドロみも変わってくると思います。良い香りもします。
好きなタイミングで麺を投入します。焦げ目をつけたりしつつ炒めたら完成です。

炒めパスタにするときは、麺の茹で具合が少々下手でもそこそこ誤魔化せます。麺を茹で過ぎた時とか食べるのが苦痛になりそうな時は、カバーする手段として炒めパスタに切り替えると良いです。

トマトパスタの作り方ですが。これは良いものですよ。かなり多めの1人前を作ったとしても、1食あたり50円ぐらいかな?
パスタコーナーによくあるカットトマトの缶を使います。よく似たホールトマトの缶もありますが、そっちは少しクセがある味になります。大抵400gで100円ぐらいの缶ですが、安ければ60円ぐらいで買えることも。一食あたり半分あれば十分です。残った分はラップと輪ゴムでフタをして冷蔵庫で2〜3日は大丈夫かな?

トマト缶パスタは炒めずに作ろうとすると激マズです。さっきのパスタソースの要領で、少し多めにトマトを炒めます。味とか一切付いていないので、基本的に塩コショウで味付けします。麺を投入してから麺と絡めて、そこから塩コショウ混ぜて試食して…を何度も繰り返せば失敗しないと思います。入れすぎなければ大丈夫。不慣れは手数で補うというのは人生と同じです。不慣れで横着をする人は嫌われます。

お吸い物の粉を一袋ぐらいさっと入れても味が良くなります。ワカメスープみたいなスープの粉を入れてもアリです。その辺は独自に開拓してみると良いです。お茶漬けの粉も少し加えたりすると、アラレがとても美味しいですよ。パスタにおける味の濃さの過不足は塩分なので、基本は塩で調整してください。


…と、作ったことない人向けのパスタ談。初めてつくる料理の中ではかなり楽な部類です。片付けも準備も少ないですし、揃えるものも少ない。
ものすごく安いので、浮いた食費を他に回せます。割と気軽に友人にも振るまえます。作業などを手伝ってくれたお礼に外食を奢るぐらいなら、自分で作って振舞った方が遥かに負担が少ないです。ただし後輩など目下を相手にする時、メシマズな人だったら相当なハラスメントになりますが。

美味しくて安いので、ちゃんと食べる習慣がつきます。健康的な体重になりますね。良くも悪くも。健康的な体重では少し見た目の印象が若く元気そうになるので、却って良い印象になるかなぁ。

他にもオリジナルレシピの秘伝パスタをたくさん持っていますが…それはお会いした人にのみ秘密で振舞います。
パスタはほんの一例ですが、料理は本当に面白いです。調理師免許を取ってみたいなぁと思う今日この頃。多趣味のなかの一例でした。

ガレージで仲間と煤まみれて作業をして、作業が終わったらラフなごはんを作ってみんなで食べる…というのは風情があって良いですね。なんとなくワイルドスピード的なロマンでしょうか。ファミリーとか言い出すのも少し分かる気がします。
Posted at 2016/12/20 07:41:42 | コメント(1) | トラックバック(0)
2016年12月18日 イイね!

まふらーつくるなら(超長文)

スカイラインのマフラーのお話。ちょっとしたマフラーのお勉強にもなるかな?ものすごく脱線しながら進む随筆です。



車を持ち上げた時に、写真を撮っておきました。
マフラーについて見ていきますが…



どの層に向けた記事なのか、いつもブレブレな私ですが。今回はマフラーについて色分けをしています。

排気系はエンジンにある6つの排気ガス出口からスタートします。このスカイラインのエンジンがRB25DET…6気筒エンジンだからですね。

6つの排気ポートから出た排気管。それをまとめて束ねるのがエキゾーストマニーホールド。
RB26DETTは最初に6本を3本×2グループにまとめています。そしてすぐに2グループをまとめて1本にまとめられています。よく6-2-1のように表記しますね。RB25DETは6本をごちゃっと混ぜて6-1です。雑。

1本にまとめたところで、そこからはガスをタービンに放り込みます。ぐるぐる回る風車です。そこで排気が動力として取り出されます。副産物的な効果として、少し静かな音になります。構造物の中を通過しますからね。

タービンを回し終わったガスは、次にタービンアウトレットに向かいます。基本的にはただのパイプです。フロントパイプという次のパイプに繋がります。パーツが別れているのは整備上の理由でしょうね。

フロントパイプもただのパイプです。特に構造物は無し。だから自作品や社外品が多く出回るのですね。やっとこの辺りから、下回りの写真に写り始めます。奥にちょっとだけ見える赤い部分です。

フロントパイプを通って出てきたガスは触媒に入っていきます。写真の奥の方のピンクっぽいところ。
これは排気ガスの有毒性を結構がっつりと下げるものです。とても重たい。構造的にも見た目的にもフィルターみたいな感じです。植木鉢の底網みたいなのが中に入っています。中を覗くと距離感が変になるような独特の風景が見えて面白いです。
環境的な意味で車検必須部分ですし、消音効果もあります。反面重量増と排気抵抗の最たる部分で、嫌う人も多い部分。ここをただのパイプに作り変えちゃう人も多いです。いわゆる触媒ストレートというのがそれ。

そして触媒を通ったガスは中間パイプに入ります。写真緑。基本的にはただのパイプなのですが、途中に写真黄色の構造物が付いていますね。これがタイコといって、消音用の構造物です。
マフラーは排気抵抗を減らしたい。重量も軽くしたい。でも音はうるさくない方がいい。両立の難しいニーズをどうするか考える上で重要になるのがタイコです。世の中にはいろんなタイコがあって、純正のは一般的にはかなり消音重視型のようです。

中間パイプを出たガスは、最後にテールエンドに入ります。写真紫。砲弾型の大きなタイコが付いてます。タイコに至るまでは直径70ミリ程度だった管が、タイコ後では110ミリになっています。こういうのを110φ(ぱい、ふぁい)とかいいます。
私はこのマフラーの最後にサイレンサーを入れています。かなり強力なサイレンサーです。110φの穴に突っ込む筒状のもので、110φを40φぐらいまで狭めます。さらにグラスウール代わりのFRPを中に詰め込んであり、砲弾型110φとは思えない純正並みの静かさです。車検の時なんか、ろくにチェックもされなかったぐらいの優良マフラーです。


さてこのマフラーを見て思うことをいくつかですね。
買った時からこのマフラーで、基本的にはワンオーナー車だった。という事は改造の類は全て1人のオーナーがやってきたというわけで、それなりに一貫性のある造りではあります。しかしマフラーは少し不思議。
中間パイプまでは全くノーマルマフラーです。ところがテールだけ手作りされています。おそらく自分で作れそうな部分だけ作ってみた感じなのでしょう。テールだけなら大げさなジャッキを用意しなくても、割と容易に外せますしね。
それで最後の部分だけ、どっかで仕入れた社外の砲弾を入れたと。最後だけ砲弾とはいえ、まあまあ大きな音でした。車検にはギリギリ微妙な音量。おそらくハッタリ仕様にしたかったのでしょう。純正のボテッとしたマフラーがコンプレックスだったんでしょうね。

あと、レイアウト的な部分。黄色のタイコの少しあとにリアメンバーがあります。駆動系とリアの足回りは超重要なところなので、マフラーは少し遠慮した立場になります。スカイラインは縦並びの大きなミッション、プロペラシャフト、デフなどとマフラーが狭い場所を争うように佇んでいます。
そしてリアメンバーを過ぎると、途端に自由になります。特に避けないといけないものもなく。出っ張ってるのはトランクの下のタイヤスペースぐらいのもので、こんなものは切り飛ばしても別に構わない部分です。切り飛ばさなくともスペースは十分。

上記はターボ車のレイアウトです。排気系にタービンがついてる都合上のレイアウト。タービンのないNA車ではエキマニから直接フロントパイプに入ります。ターボとNAの重量が結構違うのは、半分ぐらいはその辺の部品の重さでしょう。

マフラーを作り変えるなら、基本的に中間パイプの途中まではレイアウトの変えようがあまりなさそうですね。あとはパイプの太さとか素材、タイコの種類や位置、触媒関係でしょう。
テールは好きにして良さそうです。なんなら最後に分岐して2本左右出しなんてのも可能でしょう。

エキマニも作りたいですけどね。エキマニに求める事は人それぞれで、音だとか排気干渉だとかスペースだとか見た目だとか。

等長エキマニってありますよね。集合部に至るまでのそれぞれの排気管の長さを揃える…というものです。
6本縦並びの出口から一点を目指して同じ距離で至る…というのが分かりますですかね。もともとゴールに近いやつは変に回り道して、遠いやつは極力近道になります。
エンジンルームの中であらゆるものとぶつからないようにウネウネと巻くので、真面目に作るとタコの足のようになります。いわゆるタコ足は部品の名前じゃなくて、タコ足に見えるものをそう呼ぶだけですね。
純正のエキマニは場所をとらない作りになっています。等長とは程遠い作り。RB25DETの純正エキマニで検索すると分かります。

ターボ車はエキマニがタービンに繋がっている…というのは先述した通りですが。そのタービンがエンジンルームのどこに付くのか…はエキマニ次第になりますね。

同じターボ車のエンジンルームでも、タービンが見えるものと見えないものがありますよね。見えるのは主に上置きタービン、見えないのを下置きなんて言います。


まるでお手本のような上置きタービン。どうですこの分かりやすさ。RB26シングルタービン仕様。残念ながら私のではないです。


エンジンからエキマニが3本見えますね。そしてタービンを持ち上げるようについています。そこそこ長さを揃えてあると思われるエキマニですが、比較的コンパクトで大人しいタコ足。大きめのキャベツぐらいあるタービン。

…とここまでは夢の中のお話で。現実は。


…。……。
なんでそうなる。排気の話をしたいのに排気系が一切見えません。見えるのは吸気のパイプだけです。そこはお前の居場所ではないです。日産…。
NAでも大体似たような見た目です。うーんありがたくない。
大きめの握りこぶしとかトマトとか、そのぐらいのサイズのタービンが中に埋まってます。

タービンが大きくなると狭くて下に置けなくなる…というのもありますけれど、その有り様の格好良さからルックス面で上置き化を望む人も多いです。せっかくタービン変えたのに見えない…なんて、なんとも弄り甲斐がない気もしますもんね。みんなに見せたくても見えないですもん。これ買ったの!って、見える方がいいですよね。RB25はタービンだけ変えても気づいてもらえない仕様です。

タービンの位置が大きく変わると、タービンからの出口の位置も大きく変わります。つまりタービン出口からフロントパイプまで、間を取り持たないといけないです。だからタービンアウトレットも手直しが必要ですね。幸いただのパイプなので、制作を頼んでも値段はまだ可愛い方です。他の排気系に比べれば。

私は音と見た目です。エキマニの素材はステンレスで音を綺麗にして、等長性はあまり欲張らずに綺麗さ重視。タービンは一旦純正のまま上置きしてアウトレットも制作…というところでしょうか。ノーマルエンジンにノーマルブーストで300馬力以下という、割り切った無欲な仕様です。
あとは中間パイプを純正カスタムでステンレスに変更ですね。タイコとフランジ(接続部)だけ純正を残して、パイプ部分だけステンレスに素材置き換えです。無欲です。


…けどやっぱり、RB25DETはそれでも不満な音のままだろうなーって思います。
いい音のエンジンは高回転まで回るのです。RB26系は8000ぐらい、RB20もそれぐらいかな?
福岡にオレンジ色のS15シルビアが有名なショップがありますが…そのシルビアはRB25DET改・2.7リッター搭載とのことで。それにしても音の良いことよ…レブが高いのかなーと思います。一般人のRB25ではまず出ない音です。エンジンの仕様は知りませんが、RB25のヘビーチューンだろうなーと思います。多分コンピュータも純正でなくフルコンだと思うので、観客アピールで少し高いレブのような気がする…?


RB25DETは純正コンピュータにより、6850回転でリミッターが掛かります。他のより1000回転低い。あらゆる意味で保険かけた仕様だと思います。
RB25が良い音色を奏で出すのは3500回転ぐらいからですから、2速6850回転だとすぐに吹け切って聞き損ねてしまいます。かといって公道で3速高回転は…時速160キロとかになるギア比ですし。

純正コンピュータを書き換えて、ただ単に1000回転余分に回るようにしたいなぁと思っています。速くするチューンじゃなくてフィーリング用のチューンですね。
ただしR33のコンピュータは本当にめんどくさいです。簡単に書き換えできない。日産らしい悪質な試行錯誤の割を食う作り。だったらもうR34系のRB25に総取り替えするか…そんなお金と手間があるならRB26にするか…もうめんどくさくなってきた…ってなってるR33乗りが世間に1000人は絶対いると思います。

トヨタ1JZなどを積む100系チェイサーのレッドゾーンも同じぐらいだったと思うのですが…あっちは良い音のような気がする…のは何故なんでしょうね。

1JZを作ってるのはヤマハだそうですが、ヤマハが手がけるエンジンは度々名機になりますね。レクサスLFAのV10エンジンとか。トヨタ2000GTなんて車体も含めてヤマハの作品なのだそうですね。
トヨタ2000GTを手掛ける少し前、ヤマハは日産と組んで開発してたそうですが…まあ色々とあって仲違いしたようで。90年代に6気筒競争で日産の出来がやや見劣りするのは…なんか積年の…人間のウエットな部分を邪推してしまいますね。
Posted at 2016/12/18 19:20:42 | コメント(3) | トラックバック(0)

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