
【コペンCVT で120km/h巡航すると、どうなるか?】
新東名や東北道の一部で最高速度120km/h区間ができた。しかし、コペンでその区間を走ったら、どういう状況になったのか、ネットに見たことがない。殊に、回転数は?燃費は?高速ではCVTは滑るのか?とか、疑問がいっぱい。
いま自分が持っている記録は、東北道で埼玉県~東京都での(平坦な)区間で80km/hで燃料31.1km/L。仮に時速120km/hで走るすると、「空気抵抗は 速度の2乗」になるので、
速度:80km/h→120km/h 1.5倍。
空気抵抗は 1.5×1.5=2.25倍。(転がり抵抗は 措く)
抵抗と燃費は反比例するので、
80km/hの燃費(31.1km/L)÷2.25=120km/hの燃費:13.8km/L
なんと! しかし、本当かな?
機関回転数は、100km/hで2800rpm が正しいとすれば、120km/hでの回転数は(1.2倍の) 3360rpm となる。レッドゾーンは (カタログでは) 6400rpm なので余裕はある。
その時の受ける走行抵抗は 21.5PS 。(タイヤはルマン5。ポテンザだと 23.9PS )····ま、大丈夫。
我がコペンCVT のKF-VET エンジンの出力はネットで64PS だが、最終接地出力は ? 分からない。で、最寄のディーラーで聞くと「わからん·····」と云う。じゃ、自慢の「3要素」CVT の伝達効率は?と聞いても「わからん·····」と云う。困っちゃうね。伝達効率も秘密らしい。一般的にはCVT の伝達効率は85%と云われるが、超低速と超高速の領域では75%に低下する、らしい。更にデフで出力ロスがあるので、タイヤに伝える最終出力は、64PS ×80%≒50PS 以下と想像する。
このディーラーで、オイル交換をしてもらった序でに、120km/hの場合の話を聞いてたら、それ以上 ビックリしたこと。
KF-VET エンジンはアルミ製で軽い。しかも贅肉が付いてない。ブロックが薄い。要は余裕がない。(一部私見)
これにターボ過給器を付けると、更に余裕がない。
以下、聞き取りのメモに依ると
「アルミエンジンの保護の為に、ブースト圧の抑制を行っている。【アクセル開度や走行速度など】によってECU(電子制御ユニット)で制御してる。100km/h以上はブースト圧抑制される。」と。ターボのブースト圧の数値は公開してない。コペンの場合、NA のミラe :s(49PS)とコペン(64PS)の差をターボの差とすると 1.31倍で、ノーマルのブースト圧も1+0.3程度と想定。小型で応答性が良いらしいが·····。で、先程の話だと、100km/h以上になるとCPU の指示でブースト圧を抑制される。まさにブラックボックス。もちろん抑制後のブースト圧も、分からない。
·····つまり、80km/h→100km/hまではリニアに加速するが、100km/h→140km/h の加速は抑制される(感覚的には垂れる)ことになる。つまらんな。ついでに「出力は、公称64PS だけど、ひょっとしたら もっと 高いんじゃない?」と、夢見ていたけど、やっぱり正味64PS だと実感した。
【感想】
最近の車は、電子制御されていて 素人が勝手にいじれるようなモノにはなってない、と痛感しました。
特に、100km/h以上のブースト圧抑制は 車体·エンジン·足回りなど全体のシステムを完成するために必要な決断だったと思う。
例えば、▪リミッター解除すること。▪ブーストアップすること。▪その他 メーカーが容認していない改造。···などは、やめた方が安全だと思う。
私は、取り敢えず、高速道路の「最高速度120km/h」の区間は、私は 静かに100km/h程度で通過し、それ以外の区間では従来通り80~90km/hでゆっくり愛機をいとおしむ如く走りたいと思っております。😅
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2019/06/15 16:11:56