2016年12月11日
車のナビを使って、もう 20年以上になる。今回、「渋滞回避ナビ」を使って、「なんか 変だな」と感じている。それ以前は「迂回ルート」を使うしかなかったので、それこそ「緊急避難」的な 稀な事件で、「地図なしで行けて ありがとー」だった。
たかだか 半年で、「ひでぇ道を 走らされて」と思ってる。期待レベルが大幅に上がった、と思う。
昨日、環八で、ナビ画面の VICSの黄色線を見て、ふと 思った。「渋滞」と「混雑」は、何か?
【ナビが使っているVICSの定義】
………高速………… 首都高……… 一般道
渋滞…40㎞/h以下…20㎞/h以下…10㎞/h以下
混雑…………………40㎞/h以下…20㎞/h以下
都内 環八(田園調布警察~千歳船橋)で、片道10㎞で、平均30分。つまり、信号込で20㎞/h。( 因みにラパンHE22Sで 20㎞/lだった。) 昼のラッシュ時間ではない時間帯。全く 混雑の実感はなかった。むしろ「順調」。玉川・瀬田・東京IC付近の環八は渋滞名所だから、ピース✌。「渋滞の感覚」は 人によって違うらしい。
「私のとって 渋滞とは」、止まって動かない時間が5分以上。信号待ち2回以上。
だから、VICSの黄色(混雑)は、私には「渋滞」感覚。できれば、「この先、混雑があります」くらい、アナウンスして欲しい。特に、高速で、40㎞/h以上~60㎞/h以下で「混雑」の表示をして欲しい。
【それ以外の渋滞の定義】
警視庁の定義は、「高速は 40㎞/h以下、一般道は 20㎞/h以下」
首都高の定義は、「20㎞/h以下」
阪神高速・名古屋高速の定義は、「30㎞/h以下」
…東京人は、「大阪やナゴヤは、渋滞 多いな」と思うだろうか?
…大阪人は、VICSの渋滞と、阪神高速の字光式の渋滞の案内と、ダブル スタンダードの違いが判っているのだろうか?使い分けしてるのか? 疑問?
【古い論文だけど 面白い】
名古屋工大の資料で、「英国における高速道路の渋滞意識評価と日英比較」(発表は、2000年頃だと思う。書いてない。) その中に、高速の平均速度と「高速道路で渋滞とは言えない最低速度」(仮に「渋滞速度」)という、アンケート結果があった。
…………………平均速度………渋滞速度
英国……………117㎞/h………90㎞/h
東名………………97㎞…………60㎞
名古屋高速………77㎞…………50㎞
首都高……………89㎞…………50㎞
阪神高速…………88㎞…………50㎞
イギリスのことは、措く。
日本の都市高速で、50㎞/hで「渋滞」と 20年前でも、思いにくい。
名古屋高速。名古屋市内の 広い一般道で バンバン走っていた車が、名古屋高速で 77㎞? 割高なナゴヤ高速料金で 一般道+10㎞で わざわざ乗るかな?
という訳で、アンケート結果とか、統計とか、必ず疑問満載。マユツバとは言わないけど…。
いずれにしろ、全国的に 同じ基準で動く「渋滞ナビ」は、殆ど、違和感があるのだろう。
Posted at 2016/12/11 10:15:51 | |
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