
軽自動車に乗って、初めて「やかましい」と思った。一般道(つまり、試乗)では 余り感じなかったけど、高速で「ひぇー たまらん」 ラジオもボリュームを7から11に上げた。(HE22Sの人は判る。)
この騒音では、疲労困憊になる。高速90㎞/hで我慢できる程度に下げようと。
しかも、軽く❗ 安く❗できるだけ早く❗
(従来の防音対策(制振 吸音 遮音)をすれば、静かになっても、重量も10㎏以上増える。燃費も悪くなる。NAでは、まともに走れない。どうしても 軽い騒音方策が必要だ。)
車の騒音は、震動に由来するものと「空力騒音」によるものがある。
90年代から、空力抵抗の研究が盛んになって、すこし後(90年代後半)に 「空力騒音」が研究分野になってきた。
例えば、新幹線のパンタグラフの凹凸でフクロウの羽音の静粛化の話。エアコンの送風モータの静粛化。話題になりにくいが 扇風機の翼の効率や静音化、大したもんだ。
振動による騒音は、主にエンジン震動、バネ下(タイヤとサスペンションとか)などそれ自体が音を発生する。それは、軽自動車では 対策が殆どできない。軽自動車という、生まれつきの弱点。
一方、空気騒音はそれ自体は動かないが、周囲の風により震えて音を発生しはじまるもの。
例えば、電線は秒速8~10m(換算時速29~36km/h)以上の風でヒューヒューする。エオリス音という。
また、溝を通る風で笛のように音がでる。このキャビティ音は2003年に論文が出てくる。(90年代の教科書には 出てこない。)
ラパンHE22Sのフロントガラスとボディにある溝は典型的なキャビティ音。これらは、速度の6乗で増える。空力騒音の対策は、今後の研究分野だと思う。
このHE22Sは、空力騒音対策ができる良い素材だと思っている。大分 静かになる、と思う。(一部 できている。)
あした、図書館から2冊、空力騒音の本を借りにいく。予約済み。
(2016.11.23 この2冊は91年に上梓された本だった。謂わば、古典。役に立たない。本日、都立図書館に2冊 予約した。区立図書館で受け取りできる。東京で享受できる少ないメリットの内の1つ。)
上の写真は近所の温泉の駐車場で。手前の赤白の車とわが愛車を比較すると、空力は歴然。ラパンの空力は 古典だね。レトロ。
Posted at 2016/11/23 17:30:18 | |
トラックバック(0) | 日記