
私が 使っているナビは、ゴリラG1000VD。
渋滞回避する「賢い」ナビ、です。
普段は「ecoルート」を選択してるけど、違和感がある。
ecoルートとは、「燃料消費量と有料道路料金をトータルで節約するルートです」。具体的には、「信号の数 道路種別 車種 左右折の数 渋滞 距離」と列挙している。
この内、「車種」の違いは何か。別の説明では、「有料道路の料金」だけで、ルート自体は殆ど変わらない。
「自動ルート」と比べると、余り差がない。しかし、「ecoルート」はもっと違うべきだと思う。
つまり、軽自動車特有の高速での速度が低いこと、一般的にウェイトレシオ(馬力当たり重量)が高いため 坂が苦手、などを考慮したルート選択を設計して欲しい! と思う。
例1:
高速道路の速度。普通車と軽自動車の平均速度の差は、統計に出ていません。(本当は、あるはず。)
おそらく 軽自動車の高速での平均的速度は、80㎞/h程度。エンジン回転数はざっと3千回転でうるさい。空力騒音も酷い。それ以上の速度では、巡航は難しいと思う。
普通車+軽自動車+貨物車の平均が仮に97㎞/h(新東名の調査)に対し、軽が80㎞/hであるとすれば、VICSの時間情報に対して、軽自動車は、時間を約1.2倍に換算して用いれば良い。
一方、一般道では、普通車と軽自動車との速度は、同一と見做す。
すると、「高速を使っても、ICから目的地への距離・時間を足すと、一般道と時間は一緒。有料料金はムダ。」という結果も屡々あり得る(あった)。
その結果、軽専用のナビは、高速を余り使わず、到着予定時刻も変わらず、燃費も良くなり、有料料金も少ない、真の「軽専用のecoナビ」のなる、筈だ。
例2:
東名と新東名。
新東名は、路面が綺麗。平均速度が速い。旅行時間が短縮。勾配が5%→2%。燃費も▲7% …色々、宣伝されてた。
①新東名が、速度が速くなっても(来年、更に速くなると、平均速度は少なくとも+5㎞以上)、我が愛車(軽自動車)が速くなる訳ではない。110㎞/hで走ったら、燃費がた落ち。騒音で疲れる。休憩して、結局、兎と亀のお話しになる。
②新東名の「勾配2%」のウソ。結論から言えば、軽自動車は、東名の方が燃費が良い。
東名の坂は、要は 御殿場越え と 牧の原越え だけ。概ね平坦。平野が多い。燃費が良い。
新東名は、山奥を通る。橋やトンネルで 凸凹をならしているが、所詮 元々凸凹。勾配2%にした結果、大げさに言えば、半分は坂だ。大排気量の車は、全てODで、乗りきれる。軽自動車は、トップとODを 頻繁にチェンジする羽目になる。燃費も稼げない。(燃費▲7%は、大型トラックの統計だと 小さく書いてある。)
普通車用のナビなら、新東名を選択して正解だが、軽自動車は東名を選択すべき。
③名神と新名神。
新名神は、走ったのは2~3回程度。よく知らないけど、地図を見ても、名神の方が 平坦だ。(山崎の渋滞、勘弁して欲しい)
電気自動車 EVの電費を東海大学が実験した結果を報告してる。東名+名神 vs 新東名+新名神 を比較して、EVは 新+新が高低差が多いので、東名+名神の方が電費が良く、巡航距離が長いので充電時間が少ない、と。
高低差が苦手な軽自動車と同じ、と激しく首肯。
例3:
自転車の記事を読むと、勾配に神経質なのが分かる。ヒトは オリンピック選手でも せいぜい 0.5馬力だから。
軽自動車も 非力だから、キツイ坂けど近い道 と 遠回りだけど坂が緩い道と、何時も正しい判断ができない。
標高と勾配がある地図がある。車重をインプットすれば、より ecoなルート選択ができる。
ナビ開発者は、軽比率が4割なら、軽専用のナビを作るべきだと思う。
因みに、価格comのG1000VDのレビューを見ると、軽は7/32。コンパクトは8/32。ナビ メーカーはもっと把握してる筈だから、軽専用の市場を開拓すべきだし、しないのは怠慢だと思う。
真の「ecoルート」ならば、軽自動車の他にも コンパクトも受け入れ可能だと思う。
Posted at 2016/12/04 00:46:17 | |
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