11月24日(水)に年休取って
筑波サーキットジムカーナ場に練習に行ってきました。目的は12月11日(土)に開催される
富士ジムカーナシリーズ第4戦(今シーズンの最終戦)でシリーズ優勝を目指すためです。
低気温を期待していたのでですが,まぁまぁ良い天気で,この時期としてはグリップも良かったので楽しく走れました。ただ,サイドターンが上手く回らず悩んでいたところ,主催者の踏みっパ太一さんが「リアの荷重が抜けきる前にサイド引いちゃってるよ」とアドバイスをくれて,ブレーキ前荷重に加えてステアリングを切り増ししながらサイドを引いたところかなり改善されました。アドバイスに感謝! 2速で回る外周では軽くブレーキを当てて弱オーバーに持ち込めていたので,これでいけるかなぁ~とある程度の手応えを感じながら練習を終了しました。ただ,午前中だけの練習会だったにもかかわらず25本くらい走ったのでさすがのZⅢも熱硬化しだして,帰り際にフロントとリアを入れ替えたのですが,当日フロントに使用したタイヤの摩耗が激しく。(サイドターン練習を繰り返したせい)これには若干の不安を感じながら帰途に就きました。
さて,本番。2021年12月11日の富士スピードウェイの気温は2℃(!) 朝,着いた時,地面は夜露が氷って真っ白。熱硬化したZⅢではちょっとヤバそう。心の内に暗雲が垂れ込めてきました。
で,本日のコース↓
クネクネしてるわりに覚えやすいですが,あまりスピードが乗らず,かといって結構端っこの方までパイロンがあり,ドリフト屋が飛ばした砂ぼこりで路面が汚れているところなんかも走るので若干気を遣う感じです・・・とかいう前に路面温度の方がよっぽど大きな問題でした。
1本目は練習走行。慣熟歩行で路面温度が低いのは確認していたのですが,とにかくいつものセッティングで走ってみる。フロントタイヤはそこそこ食いましたが,2速5,500rpmくらいから進入する⑤~⑥パイロンのブレーキングでクルマが廻ってしまい⑥パイロンにサイドアタックしかけました。
どうも路温の低さから予想以上に食わないらしいので,リアのエア圧を3.4kから2.8kへ下げて2本目(本番1本目)へ。
第1戦で2位,第3戦で1位となっていて持ち点17あるので,必ずしも優勝の必要は無いものの,今日は参加台数がいつもの40台くらいから60台越えと非常に多く,同クラスに”あのアクア”が参加していて,実力を発揮すれば優勝されてしまう可能性が高く(最初から勝てる気がしない(笑)),場合によってはシリーズポイント逆転の可能性もあり本番1本目をどう走るか? は非常に迷いました。今日はトヨタ1クラスに7台参加しているので3位でも5ポイントゲットできるので,なんとか表彰台は確保したいところです。幸い天気が良いうえに風がほとんど吹いておらず路面温度が2本目には上がることが予想されたので1本目は完走(ミスコースはもちろん,パイロンタッチ無しで走り切る)を第1に走ることにしました。
本番1本目,サイドも封印して奥の⑥~⓼のクネクネも1速に落として無難に走ったところ,1分5秒205というクソタイムで4位に沈んでしまいました。この時点でもタイヤのグリップは低くハンドリングは曖昧な手応えで,攻めて走るのにはちょっと躊躇してしまう(パイロンタッチが一番怖い)状況でした。
本番2本目,このままではシリーズ優勝を逃してしまう可能性大なのと予想通り路面温度が上がってきたので,本番2本目は無理のない範囲で攻めることに。外周も1本目よりはスピードを乗せてブレーキングで積極的に向きを変えて踏み,⑬と⑰はサイドを引いてみましたが,⑤~⓼まではグリップを余らしてしまい,⑬のサイドターンはわりとうまくいったものの⑰のサイドターンは練習会で指摘された荷重が抜けきっていない状態でサイドを引いてターン不発でタイムを稼げず。一応,本番1本目から1.8秒ほどタイムアップの3秒466という自分的には「こんなものかな?」というタイムでしたが,なんと”あのアクアが”00秒台を叩き出し,1本目3位だったNCP91ヴィッツが2秒578で引き離されてしまいました。もしそのNCP91でダブルエントリーしていたドライバーがパイロンタッチしてなかったら,またもや4位で終わるところを首の皮1枚でなんとか3位に滑り込むことが出来ました。危ない危ない・・・。
↓リザルト
これで優勝1回,2位1回と3位1回の合計22ポイントとなり,今戦で今シーズン2回参加して優勝2回となった”あのアクア”の20ポイントから僅か2ポイント差という「だた出席率だけで勝った」かたちでシリーズ優勝をいただきました。あ~,やれやれ。
今年は5月に急きょ思い立って車高調を導入し,それが無かったら優勝は無かったし,今回も低位に沈んだのは間違いなかったので良かったのですが,経済的に相当苦しく6~8月の間全く練習出来ずに車高調の動きに慣れるための練習機会が少なくなかなかの綱渡りでした。
「勝ってシリーズチャンピオンを獲った」という実感がまるで無いのと,出られるクラスもここくらいしかいないし年間4戦というシリーズの追い易さもあるので,来年もこの富士ジムカーナシリーズを追うつもりです。
来シーズンの開幕戦は3月13日。
それまでに
1.タイヤ交換
2.トラクション改善策
を実施するつもりです。
1.については悩ましいところで,同クラスで今回上位に入った車両は皆,
A052や
β02を履いていて低路温でもグリップを発揮しているのが外見で眺めても分かったので,自分としてもこういうジムカーナ用タイヤを入れたいのですが,普段乗りとの共用や何よりも価格面で折り合えそうにないので,たぶん今度も
ZⅢ,どんなに頑張っても
71RS(たぶん無理)というところです。県戦クラスでさえジムカーナやってる人のBlogを読むと71RSは暖まりが遅いとか私のような貧乏人が目を疑うようなことが書いてあるので,トヨタ1クラスでもトレッドウェア規制とかやってくれないかな~(県戦の一部で導入されて
フレーバがメインで使われている)と思います。
2.については特にサイドターンやコーナリング立ち上がりでホイールスピンによりパワートレーンが揺れてジャダーが出るとその後のグリップ抜けがひどくスピードが乗って行かないのでこれを解消すべく
レイルのエンジンロールストッパーを入れる予定です。車室内に轟音が響き渡ること間違いなしですが,既に高速では摩耗したZⅢのタイヤノイズで会話不能なので,もう気にしないことにしました。(笑)
すでに来年の話になってますが,(^^; 何はともあれ目標だったシリーズチャンピオンを獲れて,まずは良かったです。クルマ趣味では本当に良い年になりました。
これで今シーズンのジムカーナは終了です。まだ,溝が残っているZⅢで2月あたりに集中的に練習して,新品タイヤで3月の開幕戦に備えようと思っています。

アクシオさん,1年間ご苦労様。
Posted at 2021/12/13 17:24:22 | |
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