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高速や山奥で対向車がいない時は、強力な武器になるＨＩＤ５５Ｗですが・・

通常の第一第二世代のアナログバラスとは、点灯直後の電流が二個で３０Ａほど流れるので、ノーマルの１５Ａほどのヒューズは一発で飛んでしまいます。

一方今回オクで入手した、５５Ｗデジタルバラストは、５５Ｗの消費電力の割りに点灯直後の電流が上手く制御されてて、現在も１５Ａのノーマルヒューズで問題無し。

こう書くと最高なバラストに思えますが、実際に使って走ってみると、ロービームは我慢できますが、町乗りのハイビームは・・・

ハイビームに切り替えて３～４秒ほど照度が上がり切るまでタイムラグがあります、町乗りで３～４秒のタイムラグは致命的で、一瞬点灯して何かを確認したい時は、照度が上がって落ち着いた頃に、確認したい対象物は通り過ぎてます。

せっかくノーマル回路で使えるように、いろいろ改良されたんでしょうが、ノーマル回路に対応するための省電力化が、バーナー温度上昇の足引っ張りになったようです。

とは言っても、せっかく取り付けたんですから、可能な限りは５５Ｗでいけるように対策として、ハイビームにリレーを組んで、ノーマル回路のボトルネックであろう、１５Ａのヒューズをキャンセルしてみますが、これでタイムラグを改善できなければ、５５Ｗは使用不可に・・

ここで、ハイビームをハロゲンに戻しては芸が無い、と言うか意地でも戻しません(笑)

で、次に取り付けるのは３５Ｗの第一第二世代のバラスとです、第三世代は持ち合わせが無いのでどんな特性か分かりませんが、第一第二世代のバラストは点灯直後に大電流が流れ、これが欠点ですが反対にこの大電流が、点灯直後にバーナー温度を一気に上げて照度を確保してくれます。

実際に３５Ｗバラストで補助灯を作った時も、点灯直後の照度タイムラグはほぼ感じません、厳密には少々ありますが、点灯直後から十分な照度は確保できてました。

それにしても、実際に使ってみないと分からない事が沢山あるものです、部屋での点灯チェックや短時間の試走では良い感じだったのに・・(汗)