ホイールを14インチに戻す

昨日、リア・スプリングを替えたついでに、ホイールを以前使っていた14インチに戻しました。

14インチホイールはスノータイヤに流用しようと思っていましたが、今付いているタイヤがまだ7分以上山が残っていて、そのまま捨てるのも勿体無かったのと、14インチの感触をもう一度確かめたかったので、戻しました。

14インチに替えて、最初に感じたことは、体に感じる路面の情報が半分以下になって、小さな凸凹の情報が全く分からなくなったことです。これは、一般的には乗り心地が良くなったと言われる感触だと思いますが、私にとっては何処か物足りない感じを受けました。
オーディオ用スピーカーにたとえると、高い周波数の領域が聞こえなくなった感じです。

15インチと14インチは両方ともホイールとタイヤの総重量が12kgで、バネ下重量は同じですが、タイヤの扁平率が55％から65％となって、タイヤの剛性が落ちて、細かい凸凹の感触を伝えなくなったと考えられます。

また、14インチは15インチに比べ、若干加速性が良くなり、燃費も1km/l以上良くなることが分かっているので、燃費を重視すれば、当然14インチを選択すべきです。

しかし、私にとっては、15インチの路面の細かい凸凹まで分かる感触の方が快適に感じるので、やはり15インチが好ましいと思いました。

ただし、今回の比較はたまたま15インチと14インチのバネ下重量が同じ条件でしたが、一般的にはインチアップするとバネ下重量が増加する傾向にあります。
この前、ちばらぎオフでご一緒したさとちゃんのホームページに、ホイールとタイヤの重量に関する考察が載っています(折角の機会にお話できなかったのが残念です）。それによると、ホイールとタイヤの総重量12kgはかなり軽い部類に入ることが分かります。

インチアップしてバネ下重量が増加して周波数応答性が悪くなると、剛性の高いタイヤを履いたとしても、細かい凹凸の感触まで分かるとは限らないことに注意が必要です。