ワコーズPAC134添加剤注入、エアコンガス補充
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
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🥵今季の猛暑でエアコンの効きが気になり、『PAC134添加剤』と『R134a冷媒セット』を購入し、DIYで補充・注入を行いました。
エアコンガスは基本的に減らない構造ですが、振動やゴム部品の透過によって年間数mgレベルの微量漏れは避けられません。
この程度なら問題ありませんが、それ以上の漏れがあると冷却性能に支障をきたし、コンプレッサーへの負荷や故障リスクが高まります。
DIYでも、こうした兆候には十分注意が必要です。
エスクァイアを購入して9年超、これまで冷媒補充は未経験でしたが、微量の漏れは年々蓄積されるため、今回初めて対応。
ショップに依頼すれば専用機器で正確な量を管理できますが、DIYなら安価で実施できます。
ただしDIYでは、簡易メーター頼りで、入れ過ぎは故障リスクも。
作業は手軽でも、冷媒補充には正しい知識と慎重な手順が不可欠。自己責任で、安全第一で行いましょう!
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実施前に現状のエアコン吹き出し温度を測っておきます。
①車のエンジンを始動。
エアコン最低温度、風量全開、内気循環に設定しエアコン作動させる。
②全ての窓を全開にする
この状態で10分ほど放置。
③温度計によりエアコン吹き出し温度を計測しました。
・外気温が29°Cの状況で、エアコン吹き出し温度は11℃でした。
④エンジンを停止する。
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◾︎添加剤(WAKO′S/PAC134)注入作業手順
①ガスチャージホースと添加剤の缶を接続
※この時、先にチャージホースの接続口の針を引っ込めること。引っ込めておかないと、缶に穴が空いてガス、オイルが噴出してしまうので注意!
②エンジンルーム内のエアコン配管の低圧Lサービスポートのキャップを外し、チャージホースを接続する。チャージホースの接続継手はクイックカプラになっているので、エアコン配管サービスポートに差込み、強く押し込むと接続できます。接続できたらしっかり接続され抜けない事を確認します。
③ホース内の空気をパージ
※エンジン停止状態
※缶の接続をほんの少し緩めて、ガスをシュッと放出させ、チャージホース内に溜まっている空気を抜く
④車のエンジンを始動。
エアコン最低温度、風量全開、内気循環に設定し、約5分ほどエアコン作動させる
⑤メーターでガス圧力を確認
チャージホースのメーターで、2.5kg/cm2(0.245MPa)と、以外にも適正値でした。
⑥ホースのコックを締めて針を出して缶に穴を空け、最後まで絞めたら、次に針を戻していくと、添加剤補充開始します。
※注入が始まると缶がキンキンに冷える
※添加剤缶にはオイルと少量ガスが入っているので缶の口を下に向け逆さまにオイルを注入します。
※注入が完了すると缶は常温に戻り補充完了
⑦注入後の確認
・吹き出し温度確認 10℃
添加剤注入前が11℃だったので、1℃吹き出し温度が下がりました。注入した直後なので、これから使用する中で配管内に循環するとさらに下がるだろうと推測します。
・ガス圧メータ確認 2.5kg/cm2(0.245MPa)
圧力は注入前と変化なし。
⑧エンジン停止
⑨ホースをLバルブから外す
※サービスポートにホースを繋いだまま、
缶をチャージホースから外さない!車体エアコン配管からガスが抜けてしまいます。
パワーエアコンプラスを注入すると。。。
エンジンルームからの作動ノイズがもの凄く小さくなるのが分かった。パワーエアコンプラスの効果は明らかに出た!これは、超高評価になる理由が分かる👍🏻✨
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引き続き、エアコンガスの補充手順です。
エアコンガスは以下のものを使用しました。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2723101/car/2304430/13573472/parts.aspx
①ガスチャージホースとエアコンガス缶接続
※この時、先にチャージホースの接続口の針を引っ込めること。引っ込めておかないと、缶に穴が空いてガスが噴出してしまうので注意!
②エアコン配管低圧サービスポートのキャップを外しチャージホースを接続
※接続継手のクイックカプラをエアコン配管サービスポートに差込み、しっかり接続され抜けない事を確認します。
③ホース内の空気をパージ
※エンジン停止状態
※缶の接続をほんの少し緩めて、ガスをシュッと放出させ、チャージホース内に溜まっている空気を抜く
④エンジン始動
エアコン最低温度、風量全開、内気循環に設定し、約5分ほどエアコン作動させる
⑤メーターでガス圧力を確認
2.5kg/cm2(0.245MPa)
⑥ホースのコックを締めて針を出して缶に穴を空け、穴があいたら、針を戻して補充開始。ガス圧メーターを確認しながら、適正範囲を超えないように注意する。
※エアコンガス缶は逆さまにしない
※補充が始まると缶がキンキンに冷えてくる。しばらくすると常温に戻るるので、常温に戻ったらガスの補充完了
⑦確認作業
・吹き出し温度確認 9℃
添加剤注入後からさらに1℃下がった
・ガス圧メータ確認 3.15kg/cm2(0.308MPa)
今回の作業開始前の圧力は、2.5kg/cm2(0.245MPa)で、添加剤、エアコンガス補充後は、3.15kg/cm2(0.308MPa)となりました。
圧力ゲージの適正範囲の中央値より少し上よりの圧力となり、良い具合となったのではないかと思います。
⑧エンジン停止
⑨チャージホースを低圧Lサービスポートから外す
※サービスポートにホースを繋いだまま、
缶をチャージホースから外さない!車体エアコン配管からガスが抜けてしまいます。
以上でエアコン添加剤注入、エアコンガス補充は完了です。
今回作業時点のエスクァイア総走行距離は、120344kmです。
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■使用後の変化
エアコン低圧側ガス圧が2.5kg/cm2(0.245MPa)から、添加剤、エアコンガス補充により3.15kg/cm2(0.308MPa)となりました。
吹き出し温度が約11℃ → 約9℃に改善。
冷えがしっかり復活し、コンプレッサーの作動音もマイルドに。
車内の快適性がぐっと向上しました。
■注意点
作業自体は手軽ですが、冷媒補充には正しい知識と手順が必要です。
誤った施工は故障の原因にもなるため、事前の確認と慎重な作業をおすすめします。
■総評
しっかり効果を実感でき、暑い季節の快適ドライブが快適になり、エアコンメンテナンスとしておすすめです👍🏻✨
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