
皆さんこんにちは。
先日から数件投稿した「何シテル?」に大変多くのイイね!を有り難うございました。
更には計100件超のコメントをいただき驚きました。
ブログでは多くのコメントをいただきますが、何シテルであんなにコメント入るとは予想もしませんでした。
嬉しかったです。
あんな内容の投稿でしたから、察していただいた方も多いと思います。
投稿しなかった間はどうしてたのか?
何があったのか?
書くのは辛いですが、気持ちの整理をつける為にもここに書かせていただきました。
悲しい話です。
読みたくない方はここまでにしてください。
初めて会ったのは近所の公園だったね。
私と目が合って「ウチに来る?」って言ったら
ニーニーって付いてきた。
放っておいたら間違いなく数日も生きられなかっただろう小さな生命を見ないフリは出来なかった。
どんな時間に帰宅しても、私の気配を察知して必ず玄関に居て出迎えてくれた彼女。
他のネコ達には登れない高い所に行けた彼女。
何度も何度も脱走したけど、その度にお腹を空かせると帰って来た彼女。
夜中に突然追いかけっこを始めた彼女。
後ろ足を抱えて眠るのがクセだった彼女…。
挙げたらキリが無い。
今だって歩き方も鳴き声も仕草も撫でた時の触り心地も…何もかもを鮮明に思い出せる。
今にもドアの隙間からヒョコって顔を出して
「オヤツちょーだい」って言ってくる気がする。
「乳腺ガン」
メス猫に発症する致死率の非常に高いガン。
不妊手術をしておけば恐らくは避けられたガン。
私がもっとネコに対する知識があれば避けられたであろうガン。
私がもっと…私が…。
毎日の投薬、週一での通院。
手術で摘出するには彼女への負担が大き過ぎる程に肺に転移した。
更には左脚へも転移…。
俊敏な動きだった彼女は、少しずつ歩き難くなって…。
以前ならひとっ飛びで行けた棚の上にも行けなくなり、追いかけっこも出来なくなって。
ある日の通院で獣医先生から
「ガンが肺を圧迫し始めて、水が溜まり始めた」
と言われた。
元々は5kg超あった体重が1kg近く減ってしまい、そこに約100ccもの水が溜まってしまう…。
私の体重で換算すれば、約30kgになり肺付近に7〜800ccもの水が溜まってる事に。
どれ程の苦しみなのか想像するだけで泣けてしまいます。
呼吸を少しでも楽にする為、アクリル製の大きな専用のケージと酸素発生器を購入。
一般販売やレンタルされてる様な機器では納得出来ず、普通なら動物病院にしか置かない能力が格段に違う業務用を購入しました。
通院時の事も考え、一般販売されてる携帯用の機器も2機購入。
でも…何をしてもガンの進行は止められなかった…。
忘れもしない6月15日夜。
彼女は遂に身体を起こす事さえ困難に。
明けた16日に急いで病院へ。
そこで言われたのは
「大変言いにくいのですが……」
もう後半の言葉は聞き取れなかった…。
よし決めた!何ヶ月でも何年でももう今日からずっとそばにいる。
片時も離れない。仕事にも行かない。私の全ての時間は君の為に使う!
それを想定して私の仕事は全て終わらせておいた。
勤め先にも長期休むと報告。
文字通りずっとそばに居ました。
寝返り出来ないので数十分毎に転回。
何か食べたそうな時には食事。
もちろん排泄の処理。
ずっと一緒だと余計に思い知る…。
日に日に衰弱していく彼女…。
その日は近いのだと…イヤでも分かるほど。
6月30日
ウトウトしてた時にハッとして目が覚める。
我が家の女帝ネコがアクリルケージ越しに何かを言ってる。
あまり仲良しではなかったのに…珍しいな、くらいに思ってた。
長い…20分くらい何か会話をやり取り…??
それが終わると我が家の唯一のオスネコが入れ替わりに……?
直感しました…。
ああ…ああああ…!
まさか…そんな…イヤだ!!イヤだよ!!
そして入れ替わりに最も若く最も仲良しだったコが来た時に確信しました。
「お別れの挨拶」
もう間違いありません。
もう身体を起こす事は不可能だったはずの彼女が、最後の力を振り絞って身体を起こし…彼らにしか分からない、聞いた事もない声で…私には聞き取る事が出来ない会話をしてる…!

コレが彼女の生前最後の写真です。
涙が溢れ、手が震えてこれ以上は撮影出来ませんでした。
手前のコが手を伸ばし、それに応える様に何かを言ってるのです。
多くの方々から応援と励ましのコメントやメッセージをいただいた、以前ブログにも書いたタカミ家の…
私が愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛してやまない…
三毛猫「にこ」。
去る6月30日午後3時過ぎ…
私と他の3匹のネコ達が見守る中、息を引き取りました。
…泣きました。
大泣きとか号泣なんてものではありません。
取り乱し、大騒ぎな程に泣きました。
次の日の朝に泣き疲れて気絶するまで泣き続けました。
駆け付けてくれた友人と師匠も号泣してました。
2人は何故か私以上に懐かれてましたから…。
それから1週間は他の3匹のネコ達の世話以外は何もせず…いや何も出来ず、外界とは一切遮断した廃人の様な生活でした。
心に大きな穴、どころではありません。
心が壊れてしまいました。
私には動物医療の知識など無く、ネコの身体や生態にも詳しくありません。
ガンが見つかり、機器や治療などで総額100万円超使いましたが、そんなのは自己満足です。
結局私は彼女の助けには全くなってないのです。
私のせいで彼女を死に追いやってしまった事に変わりありません。
一体私はこれまで何をやってたのか…。
未だに帰宅して玄関のドアを開けると、彼女が出迎えてくれてる気がします。
ゴハンは4匹分用意してしまいます。
彼女がお気に入りだった場所へ目をやると、そこには丸くなって寝てる彼女が居る様な気がします。
…でも…家中どこを探しても彼女はもう居ない。
火葬して貰い、小さな骨壺に入ってしまいました。
暫くは一緒に居ようと思います。
タイトル「輪廻転生か永遠の命か…」
私ならやはり…輪廻転生かな。
仏教徒でもキリスト教徒でもなく無宗教だけど、輪廻転生って信じたい。
またどこかで…いつかどこかでまた会いたい。
会えると信じる。
今度会うなら私がネコがいいなぁ(=^ェ^=)
んで「にこ」は人間で。
目一杯甘えたいな。
これ読んでくれた皆さんならどっち?
まだまだ書きたい事は山程ありますが、この話は一旦ここで終わりにします。
長くなりましたが最後まで読んでくれた方々…。
過去のブログのコメントにて愛猫「にこ」を応援してくれた方々。
心より感謝いたします。
本当に有り難うございました。
高海千歌そして愛猫「にこ」より。