
ジャンクの洗礼を受けました。
TA-F555ESXを入手しましたが素晴らしいジャンク野郎でした。
当時定価128000円(1986年発売) 重量がなんと26Kgもあります。
トランス2個も乗ってて糞重い。毎日持ち運んでたら間違いなく腰が逝く。
また重いだけのゴミを買ってきて、と家族の視線が痛い。
入手前の見立て、ガリあり、トーンにすると片CHになるジャンクアンプお決まりの状態。
楽勝かなと思って手を出しましたw
とりあえず外観、サイドのウッドパネルなし。
ウッドパネルなしなので安く入手できたと思ってました。
実は予備で333ESX(この前のヒューズ飛ばしたやつじゃなくて別で整備待ちの良機体と思われる個体があります)あるのでそのウッドパネルでも付けようかと目論んでました。
どんどんチェックして行きます、
良く見るとシルクプリントのインク?が落ちかけています。
あまり気にしていませんでしたがこの後悲劇が起きます(後述)。
それから筐体のネジがほとんど緩々の状態でした。
底板のネジが一個ありませんでした。底板が遊びがあるみたいです。
ネジが一個無いだけであんなに遊びませんが、ネジ外して気づきました。
強く締めすぎてネジ穴がばかになっています。おいおいw
とりあえず電源オンでリレー動作、ランプ類は生きているようです。
DCオフセットを見てみるとダイブずれていました。片方はどう頑張っても20mAまでしか調整できません。バイアスも片方が調整効かないです。プロテクトもかかってないし、これは抵抗か調整用半固定抵抗のせいでしょう多分、、、きっとw
あ、中身はこんな感じです。トランス2基が荘厳です。
紫メタリックのELNAのDUOREXコンデンサが光ってますね。
それから適当なプレイヤーでも繋いでヘッドフォンで聞こうと思ってヘッドフォンをジャックにブスッと、
あれ?何か緩々じゃない?口金はちゃんとしています。天板開けてたので状況がすぐにわかった。
なんと、ジャックの受けが途中で割れていたのです。
本体が中で遊んでいる状態でした。口金部分だけうまくパネルにハマっていたようです。
こんなことってある? 思わず笑ってしまいました。
ちなみに正常なのがこれ。
これは完全にやられました。と落ち込んでいてもしょうがないのでフロントパネルを外して水拭きしました。
そしたらシルクプリントのインクが溶けて文字が消えてしまいました。。。
もう踏んだり蹴ったりです。センターの555の文字は残っていますが中途半端に文字が消えていて見栄えが悪すぎるので思い切って落としてしまうか333のパネルで誤魔化すしかないかな?
・・・・・作業を進めましょう。抵抗値を測っていきます。
ヒューズ抵抗がふんだんに使われているんですが、そのヒューズ抵抗が劣化で数値があり得ないくらい跳ね上がっていたりオープンで壊れていたりするらしい。
一番よく聞くのが100オームのヒューズ抵抗です。殆どのヒューズ抵抗の数値がかなり上昇していてだめでした。数値が一桁の抵抗は大丈夫でした。当たり前の話ですが、負荷がかかるところだけダメになりやすいみたいです。こいつが100オームのヒューズ抵抗、322オームになってます。
他のヒューズ抵抗も結構ダメになっていました。ヒューズ抵抗って結構高いので普通の酸金抵抗で対応します。
それと、DCオフセット調整用の半固定抵抗が20オームしかないw
グリグリやって測り直してもダメ。555は確か100オームだったはず。(220Ωでしたw)
うーん交換かなあ。バイアス調整用も買っておこうかな。
抵抗交換自体は一番最後にやるのでとりあえずダメな抵抗の書き出しをさっさとやりました。
そして、一番簡単に外せるフォノイコ基板を外してスライドスイッチの分解清掃、半田クラックのチェックで結構な頻度でクラックが起きていましたので殆ど半田やり直しました。トランジスタは目視(ルーペ使用)でクラックが見つから無くても半田をやり直しておいたほうが良いです。
仏間のNECのLEDシーリングライトが切れたので作業は中止。
いきなりブチって鈍い音とともに点灯しなくなりました。スイッチオンにすると一瞬点きかけますが
点灯までたどり着けません。LED部分は無事みたいですが回路が逝ったのでしょうね。
普段使うリビングや部屋の方は点けっぱなしが多いので、あんまり使ってなかったせいもあるのかね?
しかし、5年もたなかった。
Posted at 2018/08/20 20:50:36 | |
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