宇和島からぐねぐね道や山や川をこえて
ついに目的地についての第一声
「ぐっときた!」ってのこえて、
「………」無言です
圧倒されました!
※タイトル画像はお隣のヤマダ電機より高い位置から撮影してみました
沢田マンション
通称「沢マン」です
ドドーン!
(思わず効果音いれたくなります)
めちゃめちゃかっこいい…
詳しくは…
http://sawadamansion.com/
沢田マンションのHPでもウィキペディアのほうが参考になると書いてあるので
それをざっくりと私がまとめなおしますと…
沢田マンションとは…
鉄筋コンクリート建築を専門職として手掛けたことのない
夫婦二人がバリバリと思いのままにこしらえた
鉄骨鉄筋コンクリート構造、敷地550坪、地下1階地上5階建て(一部6階)
っていうとっても大きなマンションなのです
特に図面があるわけでもなく
いわゆる免震構造がどうのこうのもなく
「素人が手作り」
ここです、ここが大事!
テストに出ますよ!メモメモ!
事前に写真で見て気になっていた
1本でビシッと通ってる柱がないように見える…
それでマンションって立ってられるモノ?は
実際にこのマンションにきて
「ま、どっでもいっかな?かっこいいし!」
だってこれですよ?こんなマンションですよ?
こんなのあったら入るしかない!
まずは一階で
大家さんとしばし談笑して見学のお伺いをして
見学スタートです(ありがとうございました、大家さま感謝!
受付のお部屋を出ると…
まずは眼前に有名なスロープの下側が見えます…
まっくら…地下へと続いているのでしょうか?
コケーーコケコケコケ!!!鶏の声や
猫の「ノオーーンノーーーン」という声が鳴り響いています
うう、ここはどこの国の世界…そんな動物の声と反対に
妙に静かなんです…天気もどんよりで暗く余計に怖い…
スロープ横を見るも動物はいない…どうやら
上のほうにいるようです、ドキドキ
動物を探すのはあきらめて
この沢マンの象徴の1つのスロープを上ります
ゆるやかにみえて急なスロープでした
思わず振り返りました…
これ2人で作ったんだ…すごい!
尊敬の気持をこめて一歩一歩あがっていきます
はて、私は今何階にいるんでしょう
いきなり住民の方が物陰から出てこられました
心臓がはねあがります
やさしい笑顔で「この上の眺めがいいよ」と
「こっちこっち」と手招きして教えてくださりますが
私は涙目です、怖くてその方のそばに行けません
だって…
写真では分かりづらいですが…
下が見えてる金網の上に立ってらっしゃるんですもの…(涙
私の経験上「最薄」コンクリ打ちのこの箇所
もう気分は薄氷踏みです
万が一ぬけたら2階分くらい落ちそうです


マジメに一歩が踏み出せません…が
ここをこえねば屋上に行くことは出来ないと教わり一歩…
お? 揺れることもなくきしむこともなく
なーーんだ平気じゃない…!
そういいながらも汗がどっと出てますよよよ(笑
金網大好きマニアとして沢マンはおさえねば!と
思ってましたが、まさか金網踏むことになろうとは!
思いもよらず!はぁ金網マニアとしてレベルアップした気がします
経験値いっぱいありがとう、メタル沢マン…
そしてこの
廊下薄氷仕上げ…とってもこのマンションの
イメージをつくりあげているよなあ、としみじみ鑑賞
上から見るとこう…
下から見あげるとこう…

上から…

下から…

これがかっこよすぎてくりかえし見ていたら…
ああ、私いったいどこにいるんでしょうね???
いつのまにか動物の鳴き声も止んでいて
ものすごく静かです、さっき会った住人の方もおられません
ガスの交換していた人も帰っちゃった
……あ!
思わず猫をおいかけます

見失ってしまった…
目を落とすとものすごくかっこいいタイル
思わずみとれちゃう…

あ!!!
猫さん、なんであんなとこにいるの!
そして私この写真どこから撮ったんだっけ…?
まるで私が宙に浮いてるような角度で撮っています…
もーーーラビリンスゥーーー写真みかえしてビックリです


大きな猫…悠然と歩いてどこかに消えました
いい奴だった…
(とってもあいそのよいこ♡
さて気を取り直して、屋上を目指します
※猫に翻弄されて階段の存在に気付き、階段のぼっては
行き止まりになり果てしなく遠い屋上笑
そして傾いているのもよくわかる1枚
これが感覚を狂わせる原因のひとつな気がします

GO TO HEAVEN as 屋上
か、か、かっこいいーーー!

下のフロアはコンクリでこんな感じに
R(曲線)がつけてありましたが
↓外からみたこの角の部分
屋上庭園は鉄柵だけがRをきっていて
そのコントラストにぐっときました


ひたすらオーナーさんお2人の思うがママに
のびて拡張していったのが想像できる床たち
部屋ごとに趣向がこらしてあるバラバラな間取りや装飾
突如現れる階段、屋上の庭園、池には島も浮かぶ
思いがけないところで行き止まりになったりするのに
外壁をつたって太く細くつらなる曲線と水の流れが続いていく…
頭上からは光がもれこんできて、足元へと伸び
その先には光とともに影と暗闇も作られ
この巨大空間のすごさ、分厚さを感じさせます
1Fから4F(?)まで一気に伸びるスロープは軽トラが走っていたし
バイクがたくさん停めてあるし、公道的な役割の道まである。
かとおもえば、猫専用?みたいな細い道があったり
座ってすべりおりたくなるような傾斜のきつい段差も。
冷静に考えたらただただ1階から5階相当へ上がっただけなのに
汗だくです、もうもう、こんなの楽しすぎるでしょう!
一筋縄ではいかない摩訶不思議なマンション
沢マン、本当にすごかった!
次回は是非「お泊まり」してみたいものです
でもビビリなので一人はきつい、どなたかご興味ある方いきませんかー笑
今日の1枚改め「沢マンの1枚」
オーナーさんの建築技量がどんなのかなど知らないけど
マンションとして建っている以上
水って生活する上ですごく大事なところ…
なのでどうなってるのかなーと建物の裏側までも見てまわりました。
たしかに私レベルの知識でもツッコミどこ満載。
でもでも
高知市のやんわり認可(?)みたいな対応も含め
いやはやこれぞ「かっこいいからOK!」
実際に人が生活している、その迫力も満点なこの溝に
いちばんぐっときました
もちろん免震とか安全とか大事だけど、だけど
営みってこんな感じなんだろうなあ…
人の営みよ、かくありなん

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Posted at
2017/07/03 15:58:15