さあ、大分県入って…初日。
いずれも単純温泉で透明で無味無臭(?)で
三瓶温泉とは真逆の無個性集団です。
でもそれぞれに物語がありその微妙な差に大満足。
あたかも違いの分かる女気取りでご満悦です
なんといっても単純温泉、湯上がり爽快
まだまだいけるいける
いつまでも入ってられる!
そんな気がしてきます(ほんとかしら)
さて…本日の最後の立ち寄りといきましょうぞ
大分4湯目…
目指すは壁湯温泉 福元屋です!
洞窟温泉など気になるキーワード多数で
しかもこれですこれ。
「日本秘湯を守る会」!!
ちょっとこういうとこも立ち寄らないとねーと
(いつものごとく)薄い知識でやってきました
イエイイエイ♪
日本秘湯の会に所属してて古い情緒の館内に囲炉裏があって田舎料理を出すらしい
立ち寄りも可能なお宿!
洞窟のお風呂も含む5つのお風呂があるみたい!
※公式画像より写真拝借
駐車場から川のほうへむかってくだっていきます
なんとも雰囲気のある道です
左手下に屋根がみえました
あれがお宿かしら、屋根に福元屋の文字がみえます
あれ…?
道が分岐しています
左が福元屋へと行く道
右は…
「共同温泉」とな!
レッツラゴーですよ!奥さん!
右に予定変更です、¢( ・・)ノ゜ポイ福元屋
またいつかお目に掛かりましょう…
なんて思ったんですが…
この共同浴場が……
超絶ハードル
たっかぁぁぁぁ!!!!!
シャイニー!ファイヤー!
サンダー!ウォーター!
ネイチャー!ポイズン!サクマー!
こんなハードルの高さです(どんなんんだ
人さまの着替えが見えちゃうので
写真撮るわけにもいかず非常にわかりづらい写真となっていますが、右奥手前が脱衣ボックスが配置されています
どうもここで着替えよ、ってことのようですけども(涙
はっきりいって屋根があるけど
ほぼ屋外の脱衣所同然です
もちろん男女の区別もありません
女性の話し声が聞こえてきました
大変申し訳ないけど手すりのところから
(上から)そっとのぞいてみました
うわああああああ
湯浴みなしなんだ……
1人だけみえた女性は特にタオルをまくでもなく手ぬぐいを胸元においています。生まれたままのお姿で足をゆっくりとのばしていて…ああ、その妙に白いお肌がめちゃめちゃ目にやきついちゃいました、アタフタ
思わずその場にしゃがりこみました
これマジハードル高いわぁ…
でも!
ユノコのポンコツ湯レーダーがビンビンなんです。これすっごい気持ちよさそうな予感しかしません
目の前には少し灰色がかった翡翠色の川がゆったりと流れ、わずかになにかを含んだ湿度が階下からあがってきます。それがどうやらユノコ湯レーダーを刺激しているのです
シャイニー!ファイヤー!
サンダー!ウォーター!
ネイチャー!ポイズン!サクマー!
GO!GO!
決めたら速いです、一気に脱いで
タオルをまいてバンバン階段をおります…
が!
この階段こそが「修行の場」でした
一斉に湯船から全員に見上げられ、思わず足が止まります
上の脱衣ボックスから察するに4人…と思っていましたが
実際には7人!(内女性1人)
「こんにちは!」
「はいらせてください!」
思わず最敬礼しながら宣言してしまいました…
ニコニコと「いらっしゃーい」と言ってくれたおじいちゃん2人組
スッと目線をはずす若いイケメンなお兄さん
寝そべるゾーンでまた眠り始める男性2人
一番手前にはさきほど見えた白いお姉さんとそのご主人?ぴったりくっついて入っておられます
湯船は大きくコンクリで囲まれていて
7:1くらいの大きさで区切られています
7のほうのところには「上がり湯」とかいてあり、1のほうはどうやら身体を洗うところのようです
いやはや一難去ってまた一難
さすが壁湯!
まさに壁がたちはだかる!
※画像は人様のブログより拝借
この細い通路みたいなとこで
身体あらうのーーー!?
背中にひしひしと「見ないであげよう」
視線を感じるのです!!
お見苦しくてこちらこそ申し訳ありません!
まさに「修行の場2」です
お姉さんが助け船してくれました
「そこでお湯かけたらこっちおいで。
ここ、ここから湧き出てるのよ
おもしろいから、ここに入ったらいいよ」
とお姉さんたちのそばに来るよう呼んでくれたのです
ありがてえありがてえ
混浴であとから入って行くときに、寄る辺ないってほんとツライことでありんスよ、ほんと
階段の反対側
洞窟の奥側のこのポイントです
この石の組まれたあたりからこの温泉は
わいているのだそう
ここにいついたユノコさん、大感激です!
ぷくぷくと泡が上がってくるのもきれいだし
ふと川のほうに目をやると…
目の前は防波堤のようなコンクリの壁ですが、そこにすき間ができていて
そこから灰色がかった翡翠色の水が見えます
そのコントラストのきれいなこと
くらい大きな穴の中から
大きなうねりと光をまとった
翡翠を眺める
まさに洞窟ならではの光景です
なるほど 壁湯温泉の洞窟温泉ってここなんですね
(やっと理解、宿とは別の温泉と勘違いしていました
※ちなみに宿の敷地内の洞窟温泉は目の前がもっと開けていて
そちらこそが絶品の川ビューなんだそうですが、ワイルドさ、開放感では共同浴場のほうが上だそうです
※ひとさまのブログより拝借
脱衣所の真下にこんな広い空間、洞窟パラダイスが広がってるっていうわけです
作法がわからなくてまごまごしましたが、混浴のマイルール
「入っちゃえば存分にたのしみましょう」にのっとり、じっくりとつかると、ますますこの温泉のよさがしみてきます
温度はほぼ人肌体温
不感ってやつでもうなんせ気持ちイイ
足裏を泡がくすぐっていくのも
すごくすごく気持ちイイ
ヤバイ自噴にはまりそうです
修行ゾーンをのりこえてでも入るべき名湯!
壁(修行)を乗りこえた達成感
半端ないっ!
ずっと寝ていたお兄さんが話しかけてきてくださいました
「僕は地元の人間だよ、温泉大好きだよ」
「今日は仕事もう終わりにしてね
温泉にきちゃった!」とのこと
私のことを尋ねてくださるので答えると
「えーーー1人で自走で東京から島根、山口通ってそんで今日ここ九重まできたの?
え、あ、見たョ!
品川ナンバーのロードスター!
もしかして。あれのってここまできたの?
おいおい腰大丈夫かよーーー笑」
なんと車もダイスキーさんでした
ってことはこのお兄さんの車ってもしかして!?
「私も見ました!見ましたよ!
ローライダーシビック三代目!
ちょーーーヤバイナツイカッコイイって見た!」
お兄さんが目を細めたので。あれ?と思ったら、それまでずっと無言で目をとじていたイケメン兄さんがスッと手をあげました
思わず二人でハモりました
「へえええあなたのですか!
すごい!」
どうみても20代のイケメン君です、いい趣味だ…!
シビックはカクカクしてるほうが好きだなーとかなんとか
同世代ではないものの近い年代というのもあり
お兄さんとひとしきり車談義で盛り上がりました
一息ついたお兄さん曰わく…
「今日家かえって嫁にね
壁湯でこんな人に会ったよ って話してもね
きっと嫁は「どこのおっさんと油うってたんだよ」って思うと思うんだよね,相手が女性と思うまい(笑
はっきりいっておなたの趣味(ネオクラ、温泉、一人旅)
それって
おっさんのすること
ですから!(キリッ 笑」
「自覚しております!笑」
「だよねー!笑」
このお兄さん営業のあいまに
ずっと温泉はいってらっしゃるだけあって
温泉詳しい詳しい!いろいろ教えていただきましたが
その1つが、ブログにすでにまとめている
「インスタ映え間違いなし」の言葉通りでした!
ずっと目をふせていたシビックイケメンお兄さんが
突然口をひらきました
これどうぞ、ぬるいですけど…ここのお湯なめたらだめですよ
水分補給したほうがいいです
と、水のペットボトルをぽーんと投げてきてくださいました
よくよくみたら皆さん、ペットボトルを持参しています
そのイケメン兄さんはもうすでに3時間以上入っていたそうで、びっしり額には汗
気づけば私も汗だくです、こんなにぬる湯なのにすごいです
水を口にふくんだらもうゴクゴク、ノドじゃなくて身体がのみこんでいく感じ
美味しすぎ!
それをきっかけにおじいちゃん達も話の輪に参加してきて、そこから更に1時間。あっというまに時間がすぎていきました。何話したってわけじゃないけどおもしろかったなー
まったりゆっくり洞窟にこもる
非日常感も味わいつつ最高の過ごし方ができました
まだまだ大分旅は続きます
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Posted at
2019/10/21 14:30:24