2017年09月07日
新型リーフは売れるのか?
昨日、新型リーフが発表になりました。日産は強気で、販売会社には相当なプレッシャーが掛っているとも聞きます。強気も良いのですが・・・e-NV200のモデルチェンジの方が先だったのではないかと感じます。(古いエンジン、古いシャシーを使いまわしの)ノアやボクシーに又はセレナに350万円以上の金額を喜んで払う人は大勢いても、新型リーフに同じ金額を払う人はあまりいない気がします。e-NV200をモデルチェンジして価格据え置き、走行距離倍増、とした方が、ノア、ボクシー、セレナの顧客層に食い込めたのではないかと感じました。
プリウスの顧客層がターゲットだとしても、大外れな気がします。なぜなら、電池容量増大に伴う、充電時間の増大です。電池劣化を防ぐためには、普通充電が必須です。旧型24kWhのものは、8時間で満充電にできるため、空の状態から満充電まで家庭では深夜電力の時間帯で賄うことが出来ました。金額にして、300円弱でした。新型は、空の状態から満充電で、普通充電で14~16時間を要します。深夜電力の時間帯をフルに使ったとしても、高い昼間の時間帯の電気で充電する必要があり、1回の充電で800円~1200円程度必要になります。仮にガソリン価格を\120/Lとし燃費40km/Lの仮想車があったとして、400 km走行するのにかかる燃料代は¥1200になる計算です。新型リーフと現行プリウスの走行に掛る費用の差が小さいことがわかります。プリウスでは、電池劣化の心配はないので、速度を気にせず、暖房や冷房もつけたい放題で、しかも乗り出し価格でプリウスの方が新型リーフと比較し、70万円以上も安い計算になりました。これではプリウスの顧客層を取り入れるのは困難と考えられます。
仮に、電池容量を20 kWh、航続可能距離200 km, 定価200万円で売り出していたら、プリウスの顧客も取り込めたかもしれませんが、ノートe-powerの顧客も取り崩される事は当然想定されますので、この案は却下になったと想像しました。
車の電動化、が叫ばれていますが、本当に消費者が求めているのでしょうか。トランプ大統領ではないですが地球温暖化は本当なのでしょうか。仮に本当だとして、車を電動化することで解決したり、都市の大気汚染の問題が解決するのでしょうか。非常に考えさせられました。少なくとも私は、プロパイロットや、e-ペダルや、自動駐車機能に全部合わせて10万円以上の価値は見出せませんでしたので、今の自分の車が、満充電で50kmも走行しなくなるまでは、買い替える事はないと思いました。
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新型リーフ | 日記
Posted at
2017/09/07 21:42:00
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