茶漉し取り付けとエアフロメーターの考察
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
車両購入時より調子が芳しくなかった燃調系。
天気や気温での差が激しく、アクセルワークに対しての素直さが…
原因の一つはO2センサーの劣化でしたが、エンジンチェックランプはずっと不灯。
それに気づくのはずっと先です。
この時エンジンが吹けなくなることはありませんでしたが、アイドリング時にノッキングは出てました。
雨の時はカブリ気味に。
冷間時にスーチャーを作動させると息継ぎは発生しますが、作動させないと何事もなく。
当時からエアフロを疑い、色々試していたので回復記念に今回まとめてみました。
Ver,1の写真。
購入時より付いていたSUS powerとエアフロの前に隙間があったのを解消するため吸入口を延長して段差を最小限に。
吹け上がりは多少アップ。
でも普段使いでは変化なし。
冷間時と熱間時の差が激しく、エアコン使用で燃料が増量されると、アイドリングの振動が大きくなったままでした。
回転数はカブると600回転台へ。
アクセルのツキも悪く、モッサリ感とギクシャク感が。
そのせいでエアコン使用のトラウマが今でもあります。
高速でも窓全開だったり。
燃費は町乗り約7.8キロ
2
サブコンのR-FIT導入したり、イグニションコイルのバッ直化、雷神なども取り付け、エアフロへの延長配線をカシメから半田付け修理してもあまり変化なし。
R-FITでスーチャーの息継ぎは解消しました。
天気等の影響は多少減って安定はして来ましたが、冷間でエンジンを掛けた後、20秒そのままにしないと何故か1日燃調が濃いままの感じに。
Ver,2の写真は導風板を取り付けた物
古いOPT2でRX-8用の社外エアクリではセンサーに向けて内径を絞った筒があるらしい記事を見つけて試してみました。
効果あり。
燃費も8キロ台へ。
しかしアイドリング時のノッキングは出ていました。
バキュームホースが抜けていた事があり、それを戻しても変化無し。
2次エア吸いの場合、インテ等のDジェトロでは燃調が薄くなるものの、Lジェトロでは補正で逆に濃くなるらしいです。
この状態で乗っていたところ、熊野の長い登りでエンジンチェックランプが点灯。原因は不明でした。
負荷が高い状態が続くとダメなのか、エアフロが汚れていたのか、清掃後は点灯せず。
この頃に、行き付けの整備工場で、アクセルを踏んだ瞬間、エアフロ電圧が0になることが発覚。
特に冷間時。
エアクリを交換したシルビア等の吸気音動画とアクセルを開けた時の感じが似ていた為、配管の長さの関係? と
この時は思っていました。
具体的な現象は変速時にアクセルを完全に閉じて踏み直すとワンテンポ遅れます。
坂道発進ではこのワンテンポが大変でした。
3
今は便利な事で、先人の知恵がネットにゴロゴロと、大変ありがたい事です。
色々とアイドリングの不調やらエンジンチェックランプ点灯等のトラブルシュートの記事を読んだりしてました。
ある時、R-FITの設定の参考にしようとパワーエンタープライズのカムコンの設定を見ていたところ、2ZZ(USA)の項目が。
通常の2ZZとの違いは?
色々調べるとヴォルツのエアフロ前には白いメッシュ付きのファンネル状の物がアルらしい。
写真はランクスのもの。
(taken924様 アドバンスドエアクリーナー取り付け記事 写真より)
ランクス純正にもファンネルが。
差は不明です。
ファンネルは気になります。
4
2ZZ繋がりで、エリーゼやMR-Sのトラブルシュートの記事を見ていると、リーンでエンジンチェックランプが点灯するエリーゼのエアクリ内部の写真には、メッシュファンネルはありませんでした。
FRS
Fujii racing service
http://www.fujiirs.com/
こちらの記事によると、エアフロセンサー前には10センチ程度の直線部分が欲しいとの記載が。
ランクス、純正で延長部分があるよね。
また、MR-Sの記事で
(vehicle fieldさん ブログ 2015,5.14)
エアフロセンサー取り付け部のサクションパイプ径が純正より拡大している事によるトラブルの記事が。
5
Ver,3はエアフロ取り付け部の純正径は不明でも、早速手前を延長。
長年の燃調リッチ影響か、触媒死亡で結果的にO2センサー中古交換 になった事とエアフロ前の延長で燃費は9キロ台に突入。
ノッキングはかなり減少。
アイドリング時の振動が激減。
スパークプラグを純正の6番点火ギャップ1.1ミリを入れた時の燃費6.8キロから大幅アップです。
スロットルに取り付けていた手動のISCVを全閉にしないとエンジンチェックランプが点灯するようになりました。
強引に2次エアを吸わせていた事に車が反応した訳なので正常です。
リッチ異常の反応でした。
チェックランプが点くだけのヤツです。
写真はFRS様 エリーゼ用対策品のエアクリ。
センサーまでの直線がしっかり確保されてます。
6
取り敢えずエアフロ前は延長しましたが、日産のZ32エアフロやインプのWRX、アウディ等の車種にはエアフロ前にメッシュがあります。
コストが上がるのに。
ランクスはエアフィルターがあるにも関わらず、直後にメッシュ付きのファンネルがありました。
コストにうるさいトヨタなのに。
茶漉しを取り付けた理由はここにあります。
100均で買えるしww
取り付けは、凹んでいる側を内側にしました。
瞬間的な吸気はメッシュの横へ逃げずに縦に流れそうな感じがしたからです。
内径の絞り替わりになるかもと淡い期待を抱きました。
吸気量が増えれば全面で… あくまでも勘ですけど。
7
茶漉しは、流石に車のエアフロ前のメッシュより目が細かいので、取り付けた時の吸気抵抗が気になります。
ステンメッシュのエアクリよりは倍位荒いですが…
掃除機で試してみると、ポロんと取れました。影響はほぼない? ようです。
茶漉し単独だと販売サイズは豊富です。
内径を測って購入。
アルミクロステープで張り付け。
取り付け後、激変。
アイドリングは安定。
測定はしていないものの、明らかにアクセルを踏み込んだ際のエアフロ電圧0が解消。そのまま吹け上がります。
エンジン始動直後の極冷間では出ますけど。60℃位で出なくなります。
1200~2500回転迄のトルクとレスポンスが別物です。
燃費も10㌔/L迄回復。
高速に乗らないとほぼ出ない数字が町乗りで出ました。
アクセルワークに対して素直。
スーチャー作動時に2500位から急激にトルクが上がり始める感じがマイルドに。
8000回転迄のフケ上がりに変化は感じられませんでした。
下からのトルクが上がってるからでしょう。
150キロ程走った所で、冷間始動時から 水温が80℃を越える迄の間、若干リーンの様に感じたので、手動ISCVをオープン。チェックランプは点灯してません。
8
まとめ
●エアフロ前には直線部分が10センチ以上必用。
吸気の変動(流れ方)でセンサー感知に斑が大きく出る。特に低、中回転。
流速不足も発生?
→アクセルの踏み返し等でギクシャクする。
●メッシュが荒かったり、無いと配管内の空気量に斑が出る。
場合によってはセンサー脇から2次エアが発生する。
社外エアクリ等によるセンサー取り付け部の内径の拡大やセンサー前の直線不足でセンサーの感度低下。
→燃料吹かない。→トルク低下。
●サブコンだけでの係数補正では元の電圧に斑が発生している事と、低い電圧に係数を掛けるので低いままになる。
アクセル開度が一定でもセンサー感度に斑がでるため、設定値を高くすると濃すぎる部分が発生する。
→ストールやアフターファイヤーが発生。
●2次エアを吸わせて走行しても、エンジンチェックランプが点灯しなければO2センサー劣化。
→エンジンカブリ気味に。アフターファイヤー発生。
以上が今までまとめです。
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