この14ヶ月間、手塩にかけて育ててきた2号機の心臓が停止しました。
最初に申し上げますが、セッティング云々によるブローではありません。
私の人為的なミスです。
去る8月18日 午後6時頃、自宅から約20km離れた街を走行中にエンジンがストップしました。
通行量はそれなりの上り坂。
また点火系かと思い、再始動を試みますがエンジンがかかったかと思うとすぐに止まります。
場所が場所なだけに、上り坂での立ち往生は避けたいとの一心で再始動を繰り返し、騙し騙し車を移動させました。
最終的に坂を下った先で車を端に寄せて止めました。
思えばこれがエンジンに致命傷を与えてしまいました。
ボンネットを開けたところ、DEPOレーシングの油圧計に接続されているAuto Gauge製の油圧センサーが根本から折れていました。
この油圧センサーは、物自体が大きく、オイルクーラーとタービンが装着されている2号機ではレイアウト上、どうしてもスタビライザーと干渉してしまっており、そのため2、3ヶ月に一度の交換を余儀なくされておりました。
その干渉を避けるべく、今回は継手で延長し、センサー本体をエンジンから少し遠ざけて取り付けていたのですが、その延長が災いし振動で折れてしまったのです。
継手が折れるとそこにはポッカリ穴が開きます。
そこからエンジン始動の度にオイルが吹き出し、オイルが減っていってしまいました。
この時は蓋をしてオイルを入れれば大丈夫だろうと高を括っていました。
任意保険のロードサービスでレッカーと帰りのタクシーを手配。
帰宅してセンサー取り付け部に蓋をし、嫁アルファード用に買ってあったキャッスルオイルを入れたところ、4リットルも入ってしまいました。
この時点で嫌な予感。
ほぼ「カラ」の状態という事です。
一縷の望みを込めてセルを回すも重たい感じで始動しません。
なので、自分ではそれが原因では無いとも思いながらバッテリーを疑い、アルファードのバッテリーを繋ぐ。
それでもダメ、などころか、エンジンからはキーキー、ギーギーと不快音。
お察しの通り、ピストンとシリンダーが焼き付いている様子。
エンジン死亡です。
最初に止まった時に、安易に点火系だと思い込まずにボンネットを開けて点検すべきでした。
そしたらまだ助かったのかもしれません。
思い返してみれば前兆はありました。
ここ数日、アイドリングが普段以上に安定せず、頻繁にブオーンブオーンブオーンと1000〜2000回転の幅で上下していました。
また、壊れる直前にはマフラーから微量ながらいつもと違う煙か湯気のようなものがバックミラー越しに見えたりもしました。
2号機は不調を訴えかけていたのに、それに気づいてあげられませんでした。
完全に私の落ち度です。
過ぎた事を悔やんでも壊れた機械は直りません。
今回の件があるまでは、15年前の車とは思えないほど調子は良かったです。
毎週のように手洗い洗車をし、コーティングもして年式不相応の車に仕上げてきた宝物です。
この2号機とは家族以上に一緒の時間を過ごしてきました。
知り合いには代替も勧められましたが、そのような選択肢はあり得ません。
現段階では、リビルトエンジンへの載せ替えを実施して復活させる予定です。
Posted at 2019/08/20 06:12:45 | |
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