パーツレビューで紹介した、サンキューホーンの取り付けです。
●パーツレビューは
こちら
ちなみにサンキューホーンとは、道路上での挨拶で鳴らすホーン音のことで、大型車がすれ違いざまに挨拶で鳴らしている連続ホーン音がよく知られていますね。道を譲ってもらった時に、ホーンでありがとう(サンキュー!)と挨拶するアレです。
製品はパーソナルCARパーツ(PCP)社のもので、正式名称はサンキューホーン&ハザードTHRN-02です。
実はサンキューホーンは他社からも販売されています。中にはカプラーオンの製品や、付属ボタンの操作だけで設定を変更できるものもあります。なのでいろいろ探してみると面白いです。
こちらのサンキューホーンはオーソドックスなシステムを搭載したモデルで、機能を分離(ホーン&ハザード、あるいはホーンのみと)することもできます。
ワタシは不要な線は、取付ける前に予め切り上げてスリム化加工を行いました。例えばホーン回数変更のジャンパー線は切り上げて短くしました。またハザード接続線も使わないので、こちらも切り上げました。もちろんそんな加工をしなくとも取り付けはできます。
取り付けるには運転席側フロントパネル、ステアリングコラムカバー下を外します(下画像)。見えているギボシ端子やコルゲートチューブは、先日取り付けたオートライトの配線です。

コラムカバーの奥にある、黄色いコネクターの隣の白いコネクターにホーン線があります。けっこう奥まっているので、頭を使ってコネクターを外しました。

まずはコネクターから出ている、線の保護用ビニール皮膜(通称ベタベタテープw)をあらかじめ剥いておきます。
さて、PCP社サイトでは、写真入りで車種別取り付け手順が公開されており、ワタシもしっかりとそれを事前確認しておきました。が、公開されているものとワタシの車では、コネクターからの配線とピン位置がまったく違いました。
SH5とSHJではピンの位置も、ケーブル色も違いました。なのでとりあえず、まずはホーン線探しとなりました…orz
ホーン線探しのテクですが、ホーンヒューズをあらかじめ外しておくといいです(たいがいボンネットの中にあるヒューズです)。こうしておくと、音は鳴りませんが、リレー動作(カチカチ音)はするので、検電することが可能です。
ようやく探しあてたのが、下画像カプラーに見える「赤線」でした。上段2番目にありました。

通常はエレクトロタップでホーン線に接続しますが、確実ならば端子接続が一番です。なので今回ものれん分けギボシで枝分岐させます。しかしオートライトの配線などで、このあたりはかなり混雑してしまいましたね(汗)。
で、コラムカバー側の配線は無事完了。

本体が小型なので、ステアリング周りの配線隙間に差し込んで固定。ちなみにハザード線はワタシは使いません。またハザード線は、別の場所にあるコネクターから分岐させる必要があります。
電源はACCから取り、あとはアース線を車体に接地させれば作業はほぼ終わり。要するにワタシの配線では、ACCオンでなければサンキューホーンは鳴らない設定です。そしていつものことですが、長さが余っているケーブルは取り回しを行ったあとに、すべて切り上げました。
ちなみにシステムから伸びている「紫線」は、外付けホーンボタンを取り付けるスイッチ用で、極性はありません。またスイッチは別売りなので自分で用意します。

実はノーマルのホーンパッドでも連続音を鳴らすことができますが、押し方(ポン!と押す)に失敗すると通常ホーン音になってしまいます(笑)
そこでこのシステムでは、そんなミスを回避させるため、(別売りの)ボタン操作により、確実に連続音が鳴るようにできます。そのためのスイッチ線がシステムから伸びています。
ここで使うボタンスイッチですが、ホーン用なので「モーメンタリボタン」が必要です。
モーメンタリボタンとは、押している時だけ通電するボタンのことです。画像のボタンスイッチはエーモン製のモーメンタリボタンスイッチです。
さて、どこにこのボタンを付けるか悩んだのですが、結局みなさんと同じくコラムカバー右側のキーホールスペースとしました。

また、外すことも考えて、スイッチ線には二極カプラーを挟みました。

あとは、コラムカバーとフロントパネルをもとに戻して終了。帰宅後にやっつけ仕事で取り付けました。
なお、どうも車検はNGのようなので、電源線にスイッチを付けて、機能をオンオフできるようにするといいかもしれませんね。
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サンキューホーンの動画
※動画では「3回鳴らし」設定にしてある様です。
で、取り付けた翌日から、サンキューホーンが大活躍。普段ホーンなんてほとんど鳴らさないのに、このホーンシステムにした途端なんだかワクワクw 小気味よくパパッ!と鳴るので、かなり使いみちがあるのを実感。思わず一日に3回も鳴らしてしまったり(汗)
それとホーン押しミスを考えて、別売りのスイッチを設置しましたが、ステアリングのホーンパッドでもけっこう鳴らせるものだということもわかりました。ホーンパッドでパッ!と単音で鳴らせるドライバーなら、パパッ!と鳴らすのは簡単です。
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2018/05/19 21:48:10