
先日の日曜日、ISの半年点検の際に新型LC500hを試乗させていただきました。
試乗したのはよりスポーティなS package。
クーペの流れるようなラインがすごく素敵です。
ホワイトノーヴァガラスフレークのエクステリア色はとても綺麗でボディラインがより誇張されているように感じました。
ボディの折り目線が綺麗です。
内装は細部までこだわっておりテンションが上がります。
*LCの内装や外観の感想の詳細は下記の別ブログでも書かせていただいているのでお時間あれば見ていただければと思います。
*1つは同日店内で見た展示車: ブログタイトル「IS300h半年点検と新型LC500hの実車」
*もう1つは青山で見たプロトタイプ: ブログタイトル「レクサスLC500hプロトタイプ現車確認へ」
いつもお世話になってる営業の方も昨夜ようやく試乗できたとのことで色々と勉強されているのが伺えます。
いくつか教えてもらったことで、お〜、と思ったことをご紹介させてください。
まずは話題のお高いフロアマット。
このフロアマットは国会議事堂の絨毯の職人が作っているらしく、ふかふかでとてもキメが細い。
普段何気に絨毯って気にした事ないけど、確かに役員室の絨毯もふかふかだったなと思い出しました。
次のポイントはグローブコンパートメント。
ボタンを押すとスーッと開きます。
実はこれ電動らしく、エンジンが切れていると開かないそうです。
防犯にはいいけど、使い勝手はどうかしら。
そして新型ナビとタッチパッド。
ナビのUI (user interface)が変わり至る所にこだわりの跡が見えます。
例えばメニューボタンを押した際に後ろにうっすらと地図が透けて見えたり、ナビ画面が大きくなった分地図と音楽情報等2画面を同時表示できたり、 画面切り替えの際に一気にガシャっと画面が切り替えられるのではなくて上品にフェードアウトして切り替わる感じ。
タッチパッドの操作もより指の動きに追従して馴染む感じです。
また、アイコンを選択すると微振動でフィードバックがあり、あたかもボタンを押したような感覚になります。
さて、 車に乗り込み、シートポジションを合わせます。
まず、ステアリングホイールはほんの気持ち小さくなったような気がして個人的にはすごく好きです。
真ん中の部分がキュッと小さくなり少しもっこりしていていい感じです。
車の中でステアリングが一番多く触る部分なのでここがしっくりくるのはとてもポイント高いですよね。
S packageは内装にレザーとアルカンターラを使用。
個人的にレクサスのノブ類は手触りが良くて非常に気に入っていますが、LCはもう一段グレードアップしているのを感じました。
いつまでもノブをクリっと回していたくなります。
試乗車の内装のオーカーの色合いはとても上品で明るすぎずで素敵です。
今まで座ったコックピットの中で一番質が高いかもしれません。
エンジンを始動すると、あれ?!音がしない。
あ、そうか、この子はハイブリッドモデルでした。
見た目とのギャップがありますね。
吠えるようなエンジン音で迎えられるとついつい思い込んでしまいます。
(直前までに代車でお借りしていたGS Fの感覚がまだ染みついていたからかもしれません。)
このギャップはほんの少しBMW i8に通ずるところが。
見た目は先進的な思い切ったスタイリングでスーパースポーツカーだけど、エンジンや走り出しの感覚はラグジュアリーカー。
出だしは非常に静かかつ優雅に。
見た目の印象と違って、ステアリングは意外と柔らかく、足回りもまろやかな感じです。
ある意味ここはレクサスの馴染みのあるフィーリングを継承しているといった印象。
走りは優雅で外の音やロードノイズは一切拾わずにラグジュアリーな感じです。
レクサスでは毎度のことですがウインカー音は非常に上品。
高速道路に乗る時の合流はとても素直で加速は速い。
一定の速度に乗った後からの加速も難なく行けます。
車体の安定感は抜群。
スピードを維持してコーナーに入っても安定しているので運転が上手くなったと錯覚します。
ドライブモードセレクトのノブがメーターフードの横にあるのは斬新で面白い。
道路から目を離さずに変更できるのはとても良いことですが、個人的には手を伸ばさなくてはならず少し遠いと感じました。
手を伸ばしてクリっとSport S /Sport + /Normal /Comfort /Eco /Customに切り替えられます。
まあ、ドライブモード頻繁に切り替える訳ではないのでギャーギャー言うほどではないですが。
ただ、ノブの触り心地はピカイチ。素敵です。
ハイブリッドモデルなので当然ですが、エンジンはもう少し効かせてもいいのかなと個人的に感じました。
また、10速ATということもあり、ギアの切り替わりがべらぼうにキメ細かくて、鈍感な私には走りのフィーリングや音からもギアチェンジに気づかないくらい素麺のようにさらさらなめらか。
なのでエンジンの回転数をあげたい時はギアダウンを何度もしなくちゃでちょっと忙しい感じ。
とはいえ、4000回転を超えると上質なエンジン音が鳴ります。
内装、走り(走る/曲がる/止まる)、エンジン音の全てに置いて「上質な静かな品格と佇まい」という印象を受けました。
今回は30分ほどの試乗だったのでこの子の持つポテンシャルの氷山の一角にも満たないくらいしか味わえていないだろうなと思います。
最後にカタログをいただきました。
カタログというより、103ページもある専用雑誌って感じでカッコいいです。
かっちょええ写真がふんだんに使われていて、作り手のこだわりが色々あって面白い読み物です。
モデルの記載順からしてもやはり一押しはハイブリッドのようですね。
各社とも最近は最上位グレードをハイブリッドなどの環境と走りの両方に配慮した最先端技術が盛り込まれた子をポジショニングしだしてきているように感じます。
ただ、YouTubeのLCエンジン音ガンガン鳴らしている映像に教育されてしまっているのか、個人的にはガソリンモデルが楽しみです。
4月にはガソリンモデルも発売とのこと。ふふ、楽しみ。
読んでいただきありがとうございました。