
今日はポルシェ ボクスターGTS (981)のコンフィギュレーションとインプレッションをご紹介したいと思います。
この子は、あだ名「白い子」または「ぼくみ」。
ちなみにボクスター(Boxster)は、水平対向エンジンを表すボクサーエンジン(boxer engine)とオープンカーを表すロードスター(roadster)*を掛け合わせた造語。
*他説ではポルシェのオープンカーの呼び方のスピードスター(speedster)もあるそうな
当時はボクスター最後のNA(型式: ABA-981MA123)になるとの噂を旦那がゲットし、乗りたい見たい買いたいってことで検討しだしてから割りと早く決めました(噂が現実になりましたしね)。
買う気になってから生産枠確保できないなんて言われちゃ涙ちょちょ切れなので、お財布の紐はゆ~るくほどいておく決心でポルシェセンターへGO!
試乗は所定の試乗コースの走行だったのですが、旦那はスゲーと感動してたのに対し、どうも鈍感な私は渋滞してる道をタラタラ走ってるんじゃ良さがわからない。。
これなら当時乗ってたBMW Z4のままで良いのではないかとその時は正直感じました。
どうも私だけ納得いかず、旦那のテンションの高さとのギャップを感じ、彼の感動に共感できない悔しさを残す試乗となりました。
気を取り直し、後日、ちゃんと検討するためにwinding roadを試させて欲しいとお願いしたらokくれました。
これを機に、ポルシェの魅力にどっぷりハマッていくことに。
そこで、なんと!!
この子は半端ない高性能マシーンだということを思い知らされました。
いつまでも乗り続けていたい車。
乗れば乗るほど楽しさを実感する味わい深い車です。
まずエンジン音のすばらしさ。エンジンが歌う。これは素敵すぎ。
ギアチェンジと共にエンジン音が変わり、メロディを奏でる。
ダウンシフト時にブォーンという音もまたやる気モードを感じます。
うまく言葉で表現するの難しいですが、あのメカっぽい独特な音が何とも言えず、たまりません。
峠を攻めると時折この子が急にやる気スィッチ入る瞬間があり、こっちも併せてついつい調子に乗っちゃいます。。
道路に強力磁石で吸い付くような感覚はこの車で初めて実感。
本当に道路にビタッ!と張り付く感触。
アクセルを踏んだ感触と加速がリアルタイムで一致していて、凄く気持ち良い。
思った通りの動きがタイムラグ無く再現されるのであたかも車が体の一部であるかのような感覚さえ覚えます。
それにあのエンジンの音色。く~。たまらんわ~。
SportとSport Plusモードで性格が変わる(特にSport Plusは違う車へと変貌させてしまう)のがとんでもなく凄い。
5000回転越えるともう一段Gがグッと掛かり、さらにスピードの加速感が別次元へワープ。
と言えど、ボディ全体の絶妙なバランス感覚も兼ね備えているので、こんなとんでもないマシーンでも安心して運転できます。
実際よりも運転が上手いと錯覚しちゃいますが、実は車がかなりカバーしてくれていると思います。
なので、これは運転する者がいかに自分の興奮を上手く自制できるか、いかに車の魅力に取り憑かれながらも我を忘れないでいられるかにかかっていると思います。
走りの魅力を語り出したら何時間あっても足りないので、そろそろコンフィギュレーションに。。
まずはメインのエクステリアとインテリアから。
エクステリアは、キャララホワイトメタリックにレッドのソフトトップ。
白か紺か、でしばらく悩みました(下の写真は検討当時カーコンフィギュレーターで作ったもの)。
未だに紺も素敵で良いなと思いますが、決め手となった要素は2つ。

1つ目が、通りがかった時のお店の窓に映る見映え。
やっぱりオープンはお店の窓(車販売店は窓が大きいので特に良い)に反射した時のカッコ良さに見とれてしまいます。
普段車に乗ってると自分自身は外装見る機会が少ないですからね。
試乗したブラックはあんなにかっちょええのに、窓に映る時のオー!要素に少し欠けていたので紺もその懸念あり。
白はステキに映えることは既にBMW Z4のアルピンホワイトで体感済みでした。
2つ目が、晴天下でのハッと息を飲む素敵さ、インパクトの強さ。
まあ、オープンカーである以上は色に関係なく魅力的ですよね。
ただ、「うわっ!いいなー!」と実感したとあるエピソードが私にとっての決定打となりました。
未だに鮮明に覚えています。
試乗してたボクスターで気持ち良く西湘バイパスを走ってて、ちょうど一般道に合流する辺りのところで後ろから来たケイマンに追い抜かれたあの瞬間。
このケイマンがドえらい素敵なんです。
何とも言えない艶のある白(おそらくキャララホワイトメタリック)で、ボディの流線をさりげなく誇張していて、グレーの道路と真っ青な空にめちゃめちゃ合う。
ボクスターも形状は基本的に一緒なので、これは白だな、とその瞬間に確信しました。
あの時のケイマンを運転してた方に大変感謝です。ありがとうございます。

また、赤幌もかわいいです。
旦那がロフトで馬毛ブラシを購入してくれたので、ドライブ行く前の儀式として幌の埃をブラシできれいに落としてから幌をオープン。
ついでにドライブ前の儀式を紹介しますと、次はインテリア用馬毛ブラシで内装の革(要するに内装全部)に付いた埃を払い、雑巾でフロントガラスの汚れや埃を拭き取ります。
インテリアは、ブラックとカーマインレッドのレザー/アルカンターラ。
赤いステッチがいたるところにあるのがお洒落。
また、これでもかとふんだんにレザーとアルカンターラを使ってくれていてシックな印象。
ステアリングがアルカンターラなので、あまりにも気持ち良くてつい撫で撫で触りまくっちゃいます。
とても満足しています。
GTSにデフォルトで付いてくるのが、
・スポーツシャシー
・20インチ カレラSホイール
選択したオプションは、
・GTSコミュニケーションパッケージ
これが黒いレザーと赤ステッチだと思います(自信ないですが)。
ヘッドレストのGTSの赤い刺繍とアクセントのカーボンも素敵です。
あと、スポーツクロノもこのオプションの中についてるのかな?
何げに凄く可愛いと思うのが、カーボンの中で「ここがカップホルダーですよ!」のカップのシール。
これ、素敵。
・スポーツシート(18段階、電動、メモリー機能付)
これは私のわがままでつけさせてもらったオプション。
左足を直角に立てる癖があり、手動でシート位置を調整するレバーだと、ちょうど左足のベストポジションにぶつかって気になる気になる。
お陰さまで椅子の調整が自由自在でかなり最高な座り心地です。
何時間乗っても背中や腰が痛くなることはありません。
おまけに見た目もイケてます。
・エクステリアパッケージ(ブラック仕上げ)
これは旦那が絶対に付けたいとダダこねたオプション。
最初は、私は、え~そんなに欲しいの~?と思いましたが、これは付けて正解。
ただ艶のある黒パーツにするだけで上品さがグッとアップ。
洗車してる時や車の写真を撮る時にニヤけてしまう素敵さがあります。
・パークアシストシステム(前後)
安全装備は大事。ぶつけちゃったら泣くに泣けないので。
・フロントウィンドウ グレーティント
これ正直微妙ですね。今いちティント良くわからないし。。
つけなくても良かったかな、と思うオプション。
・電動ミラー
何となく私だけかもしれませんが、鍵閉めたっけ症候群(車も家も)なので閉めたか何度も確認したくなる衝動にかられるのですが、ロックと共に耳が閉じるので一目で安心できるのは大きいです。
・プラチナペインテッドホイール(サテンマット)
これはカッコイイだけで付けたい!と。
実際かっこいいし、ブレーキダスト等の汚れがそんなに目立たないのもメリットかと。
・オートエアコン
・シートヒーター
オープンカーです。エアコンとヒーター無いと真夏と真冬は辛いです。
真冬はヒーターと膝掛けで家のコタツに入ってるみたいに。
オープンは夏は割りと地獄の我慢大会ですが、冬は意外と快適。
頭と顔は涼しく、下半身は温泉に入ってるみたいな感覚です。
だから早朝から冷たく透き渡る空気の中をドライブするのは最高に気持ち良い。
・スモーキングパッケージ(無料!)
煙草は吸わないですが、ちょっとした蓋付きコイン入れになります。
・SKYリアルガラスコーティング
あ、あとPDKにしました。
私がオートマ限定免許なもんで。。
でもボクスター運転したいし。
助手席専用なんて拷問は耐えられません。
あと、すごく気に入ってるのがキー。
ミニカーみたいで可愛い。
別売りパーツで色も着せ替えられるのも素敵(まだやってなくてデフォルトのブラックのまま・・)。
少し残念な点は、
計器類の異常アラームが頻繁に出る(実際は何も異常がなくても)ので不安になるし、運転しはじめはオイル、クーラント、タイヤ圧等色々と状態を気にしないといけない。
それはそれで楽しいですが。
あと、ミラーは小さく、視界はもう少し頑張って欲しかったのが正直なところ。
幌閉めてるとほんと後ろ見えません。。
怖いです。。
総じてこの子はのめり込んでしまう魅惑的な車。
いつまでも運転していたいし、車を停めるのが惜しく思ってしまうのでドライブ行くとついついトイレ休憩も極力我慢しちゃいます。
晴れてる時はすぐにボクスターに駆けつけてブォーンとドライブ行きたい衝動にかられてしまいます。
なるべく気づいた点については触れたつもりですが、私が忘れてるポイントや気づいてないとこもあるかと思います。
また、こっちのオプションの方が良いよ、とか、ボクスターに限らずオープンカー全般でこういう違った視点から見るとこんな意見もあるぜ、というのがありましたら是非ドシドシ共有してください。
これからも大事に、そして楽しくボクスターとお付き合いしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。