
「Drive to Believe Model X」のキャンペーンに応募はしていたものの、見事に外れました(良くあること)。
ただ、Teslaはご丁寧に外れた人向けに「Drive To Believe Model X」特別試乗会に気軽に申し込みなと案内をくれました。
こうしてハードル下げていただけるのは大変有難い。
せっかくなので専用フォームで申し込んだらすぐに営業の方から折り返しの連絡が。
すごく感じの良い方で、試乗日時の約束をさせていただき、最後に何かご要望ありますか、と。
Drive to believeということで楽しみにしてることをお伝えし、とにかくTeslaの走りの楽しさを実感できる試乗コースお願い、と頼んでおきました。笑
そして楽しみにしていた試乗の日。
あいにくの雨。。。
最初に少しTeslaを知ったきっかけとかを話し、同意書の確認と免許を見せて、さあ、試乗という流れですが、途中営業さんと車&車関連トークでちと盛り上がり過ぎちゃいました。笑
ちなみにTeslaは今回で試乗2回目。
1回目は2014年にModel S P85を。
そして今回の2017年のModel X 100D。
年代をわざと記載した理由は、営業さんと話していて知ったのですが、Teslaは随時ソフトウェアアップデートがかかっているので日々性能が進化中。
2014年当初はModel Sは2駆だったが今は4駆に対応されている、とか色々と当時の走りとは違うとのこと。
なので先入観は持ってはいけないと自分に言い聞かせ、真っ白な状態でModel Xを楽しむことに。
Model Xはあのファルコンウィングで有名なSUVタイプ。
足回りのベースシャシーはModel Sと共通。
Elon Musk氏のModel X発表イベントでの講演では、以下の3要素を電気自動車にしっかりと入れ込んで実現したとのこと。
・(オデッセイ等に代表される)ミニバンのような使い勝手の良さ
・(Q7等に代表される)SUVのようなかっこいいスタイリング
・(911等に代表される)スポーツカーのようなスポーツ性能
ファルコンウィングを開けていると大人が車の中でまっすぐ立てます(実際にやってみてその通りでした!)。
モデルにもよりますが、一回の充電で約500km超の航続距離、最速3.1秒で0 → 100km/hまで加速。
中の巨大タッチパネルでドアの開閉などほぼすべてをここで制御。
コーナーセンサーは視覚的(色のグラデーションで障害物との距離感を確認できる)と数値的(1m以内に障害物が近づくとセンチ単位で数字も表記される)に情報をメーターパネルに表示してくれます。
これは凄く良いです。
当然ながら電気自動車なのでエンジンの振動も音も無し。
あ、ちなみにスタートイグニションボタンは無く、ブレーキを踏むだけで起動。
あるのはロードノイズくらい。
で、試乗したModel X 100Dは20インチタイヤ(22インチのオプションもあって、実車見ましたが半端なくデカイ!!)。
好み分かれるところだと思いますが、私が好きなちょうど良い具合にロード感を拾ってくれていて、それなりにゴツゴツとした走りで走ってる感があるのがいいです。
あと、今日は一時スコールのような雨だったので雨足は聞こえました。笑
2トン超えの車重にも関わらず、加速はストレスなくスーと伸びていきます(初速も中間加速も)。
坂道もひょひょいっと走っちゃうし、足回りもすごくキビキビしてるし、カーブも非常に安定した走り。
この悪天候のウェットの状態でこれだけしっかりしているとは驚き。
電子制御でステアリングの重さも調整できるので、一番重たい「スポーツ」モードで私にはしっくりきて良い感じです。
アクセルを離すと回生ブレーキがまるでポルシェのエンジンブレーキのようにすごく効いていて、アクセル操作だけで色々な走りが楽しめます。
慣れればブレーキはほんとに最後の停止の時くらいで、あとはほぼすべてアクセル操作。
今まで運転したきた車の中でも「走りが確実に楽しい!」と思える部類に入っています。
びっくり。
足りないのはエンジン音だけ。
視界はフロントガラスが上部まで続くので解放感あって良いし、サイドミラーも十分な大きさ。
唯一、室内のミラーが小さくて後ろがほとんど見えない。。。
室内がこんなに広いんだからミラーくらい大きくすればいいのに。。。
幸い巨大タッチパネルがsplit screenになっていて、地図と背面カメラの映像を常時表示できるのでそこで後ろは確認できます。
が、いつも上を見るところを、視線を下にしないといけないので相当慣れは必要ですね。。。
あと車体の大きさは数値では見ていたものの、現物はやはり相当大きいです。
幅2m超え、前後5m超え。
幸い運転は視界の良さと素晴らしく直感的なセンサーコーナーとバックモニターのおかげで車体の大きさをさほど怖いと感じなかったですが、大通りしか体感していないのでここは小道を走ってどうかですね。
最後にキャンペーンってことで貴重なノベルティをいただきました。
Teslaはノベルティは滅多にないらしく、とてもラッキー。
将来的にはレベル4の自動運転が法的に通ればソフトウェアアップデート一つで対応即可能な状態にハードウェアはすべて装備済だそう。
運転すること自体が楽しみの人たち(私含めて)にとっては自動運転の世界は楽しみを奪いかねない脅威の一つですが、それをも見据えた電気自動車でも「運転の楽しさの追求」をしっかり真面目にやって、そして車に入れ込んでくれているなと感じた一台です。
すっかりTeslaファンになっちゃいました。
スローガンの通り、Drive to Believe。
体感してなんぼですね。試乗して良かったです。
読んでいただきありがとうございます。