OBD2 各種データ取得手順(備忘録)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
以前作成したOBD2からデータを取得してメータを作成した際のコマンドを備忘録として紹介。
なお、OBD2周りは車のコンピュータと接続しているため、トラブルの原因となる恐れがあります。実施は自己責任で。
2
OBD2-USBケーブルをパソコンに接続し、COMポートとして認識されます。
なお、改行コードはLFで返ってくるため、TeraTermでは受信の改行コードをCR+LFにしておくと見やすい。
ATZは初期化コマンド。
使用されているELM327のバージョンが返ってきます。(約1秒)
3
その後、
ATSP6
ATH1
ATFCSH761
ATFCSD300000
ATFCSM1
と入力。
これらはこの後のデータ取得に必要な設定を実施。最初の1回だけでOK。
詳細はATコマンドで検索してください。
4
バッテリー関連のデータ取得
ATSH761
を入力し、バッテリー系のECUから情報を要求。
2101を入力するとデータが取得できる。2101Aとすることで、データ行をA(=10)行とすることができる。
5
取得したデータの使い方。
バッテリーの残容量:
762 10の4バイト目
9B(16進)→155(10進) / 2 -5 = 72.5[%]
バッテリー総電圧:
762 21 の5,6バイト目
0C7E(16進)→3198 / 10 = 319.8[V]
電流:
762 22の4,5バイト目
400 - 018F(16進)→399 = 1 [A]
バッテリー全容量(Ah):
762 24の3,4バイト目
0169(16進)→361 / 10 = 36.1[Ah]
バッテリー残容量(Ah):
762 24の5,6バイト目
0106(16進)→262 / 10 = 26.2[Ah]
6
次にエンジン周りのデータを取得
ATFCSH7E0
ATSH7E0
と入力し、エンジンECU(7E0)に切り替えます。
7
エンジン水温(0105)
49→73 - 40 = 33 [℃]
エンジン回転数(010C)
1750→5968 / 4 = 1492[rpm]
速度(010D)
0 → 0[km/h]
この辺りは一般的な車と同じなので調べると色々出てきます。
8
これらのコマンドを周期的に送信し、受信したデータを分解、解析するプログラムを作成することで、モニターとして活用することができます。
他にもPIDあるよーとご存知の方いらっしゃったら教えていただければ幸甚です。
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