
DMが来たので、ジープのアイコンともいうべき、ラングラー(4代目)に試乗してきました。
7スロットのフロントグリルがジープのアイデンティティですが、丸目にフェンダーが分離したこのスタイルが、由緒正しきジープスタイルですね。
フェンダーが張り出しているので車幅が広いように見えますが、X3と同じなんですね。
全長4,870×全幅1,895×全高1,845mm
ただし、最小回転半径は6.2mと大きめです。
ヘッドライドはLED化、DRLも装備されて、クラシカルだけど装備はアップデートされています。
従来、3.6L NAと2.0Lターボの2つのエンジンがあったものが、2022年モデルから2.0Lターボだけになったとのこと(日本仕様)。
3.6L NAの方がアメリカンなジープらしい感じもしますが、営業マン曰く、「2.0Lの方が断然走りますよ~」とのこと。
エンジン:直4DOHCターボ 272PS/40.8kgm
8AT 4WD
車両重量:1,960kg
ダウンサイジングされるのは寂しい気もしますが、身近な存在になるようにも感じます。

燃料タンクを模したテールランプもLEDでモダンな感じに。
サイドパネルはアルミ製、リアゲートはなんとマグネシウム製!らしいです。
試乗車はアンリミテッドのサハラ。
サイドにあるエンブレムは字体も位置もバラバラでアメリカンな感じ。
これぞSUV的なインテリア。
こういうスタイルが無くなりつつあるので貴重な存在かも。
シンプルでジープらしいシートは座り心地も◎。
今風のステアリングにはACC等、今風のスイッチがついています。
メーターはアナログで、センターがディスプレイになっています。
ウインカーの表示が左右のメーターに分かれているところはアメリカンですね。
ハーレーのウインカーも左はハンドル左側のスイッチ、右は右側のそれと分かれていて、思考の違いを感じます。
そういうところはなんか面白いですね。
窓を開けようと思ったらスイッチがない・・
と思ったらセンターコンソールにありました。
ドアが外せるため、センターにしているそうです。
センターディスプレイの操作も独特かもしれません。
「アイコンをクリックし、下のメニューまでドラッグ」って走行中は危険ですよね。
ナビ操作はアイコン表示でわかりやすい!?
バックモニターはいたってシンプル。
シフトレバーにはウィリスジープのシルエットが。
シフトレバー左にある4WDの切替レバーも本格的な四駆に乗っていると思わせてくれます。
セレクトラック・フルタイム4WDシステムで、2H、パートタイム、そして自動的にトラクション制御してくれるAUTOモードを選択可能。
上位グレードのルビコンだとさらにロック機構も備えるようです。
ボトルホルダーの間にあるキーの置き場所は便利なんでしょうか。
カバーとか付けたら入らなそうですが。
ルーフはデタッチャブル構造になっています。外して走ったら気持ち良さそう~
フロント側はすぐに外れるようですが、後ろ側はボルトを外したり複数人でやる必要があり、大変そうです。
リアシートは意外に広くて快適。
意外にというのは、下の画像のとおり、リアのドアが小さいので狭いのかと思っていました。
リアコンソール
USB4口に加え、なんと100Vコンセントも付いています。
下の窪みは何のためにあるのでしょうか?
いざ試乗へ。
フロントガラスから見えるボンネットがいいですね。
ボンネット上の突起はフロントガラスを倒したとき(倒せる!)の受け具とのこと。
サブフレームのあるクルマにしては快適な乗り心地。
2Lターボエンジンはあまり期待していませんでしたが、8ATとのマッチングもあり、元気に走ってくれます。
クセがないかといえばそんなことはなく、ハンドルを切ったらちゃんと戻してあげる必要がある等、現代のクルマと比較すると独特な部分もあります。
ただ、今どきのクルマは良くできているせいか、どれを乗ってもスムーズで同じように感じられ、差が無くなってきたように思えるので、クセがある方が”自分でクルマを運転してる”感があり、運転が楽しく感じるかもしれません。
予想どおり?なんか運転しづらい部分があるなぁと思ったものの、良く捉えれば味があるとも言えますね。
フロントからリアまで伸びるロールバー、そして装飾されていない天井。
これも普通のクルマではないですよね。
質実剛健さが伝わってきます。
ジープラングラー、以前友人の2代目に乗ったことがありましたが、超アナログでコンフォート感ゼロな世界でしたので、正直これはないな~と思っていました。
短時間の試乗だったので一部しか見えてないとは思いますが、今回試乗した4代目ラングラーは現代に通用する快適性を備えており、ジープたる機能性と少々クセのある乗り味が魅力的に感じました。
もう少し長く乗れる機会があれば、ぜひ乗ってみたいクルマですね。
Posted at 2022/04/16 11:00:44 | |
トラックバック(0) | クルマ