Xianranのブログ一覧

早朝、まだ夜の闇が支配している時間。山の中をひとしきり走り、峠を越えた先の折り返し地点でのこと。行きにすれ違った車から十分時間を取るために、ひと気のない森を抜ける道の途中で車を止めて、時間の経つのを待っていました。自分とRFを静けさが包み込んで行きます。

やがて、上の方の山中から、キョァーーーーーーーン、という鳴き声が聞こえました。

聞こえ始めたとき、鹿かなと思ったのですが、時間にして10秒弱ほどでしょうか。
鹿はそんなに長くなくものかと思ったとき、その悲しくて苦しそうな音に、全身にどっと鳥肌が立ち、そこに止まっていることが怖くなって、逃げるように走り始めました。
バックミラーに、何かが映らないかとおびえながら追われるように。いつものペースが乱れそうなくらいアクセルを踏もうとする自分をなんとか抑えながら走っていると、ルーフが開いていることに気がつきました。失敗した！でも、閉めるために止まりたくない！

昼間は観光客で溢れかえるところまで戻って、家に帰る道を辿っているうちに、秋の温度でエンジンが気持ちよくなっていることに気がついて、そんな恐怖を忘れて先のブログを書きました。

関東平野も秋らしい気温となりました。朝の空気の密度が上がって、エンジン回転の密度も上がって来ました。
アクセルペダルを踏んで、回転を引っ張ると気持ちいい。RマジックさんのROMで7000回転まで身が詰まってます。クセになります。
あとは天気がもう少し良ければ、、、