Xianranのブログ一覧

年末年始を温泉スキーで過ごすいつもの山奥ですが、これほどの降雪は近年の記憶にありません。60~70cmぐらい一晩で降って、みんな車を掘り出しています。Z4は置いてきて良かった。

降雪が続くゲレンデは視界不良で少し脇に外れると大腿部に達する雪で身動き取れなくなります。
非圧雪の急斜面に飛び込むと、蹴散らす雪が頭上を超えて行き、視界ゼロ。ただ真っ白で上下左右がわかりません。空間識失調みたいになるのですが、怖いのを我慢して滑走姿勢を取り続け、ただ勘に従って右に左に脚を動かして斜面を降り切ります。本来楽しいはずですが、怖いし寒いし、油断して雪だまりに突っ込むと脱出に困難を極めるし、ただ温泉旅館の食事のカロリー消費のノルマをこなすためにぜいぜい言いながら運動している感じです。

年末年始恒例の温泉スキー。標高1800m、温泉旅館の目の前にリフト乗り場があり、バックカントリー楽しめる絶好のロケーションなのですが、何しろ山の中、残念なことに食事に過大な期待はできず。山ごもりの前に海のものを食べ納めに行って来ました。
まるで歌舞伎のように完成された所作で芸術的な握りが次々と。味覚だけではなく視覚も楽しませます。さらには良い日本酒も有りたまりません。これで心置きなくZ4をガレージに残して雪山を目指す電車に乗れます。

ずいぶん長いことカニは大きい方が良いと信じていて、たまに雌カニを見かけても、こんなに小さいもの食べていられるかと思っていました。
それがいつのことだったか香箱を初めて食べたときにびっくり。大きいカニなんかいらないと思いました。内子、外子、味噌、身の味覚と食感が凝縮された12月限定のハーモニーがたまりません。それを日本酒にあてて至福のひとときです。

降雪後を狙ってかぐらへ。朝一番のロープウェイに乗って初スキーを堪能しました。望外に良好な雪で、深雪も楽しめました。

10時にはもうひとしきり滑りこんで、脚の調子が確認でき満足。リフトも混み始めてきたのでそそくさと下山。7:30のロープウェイで始めると半日券で十分滑れることが分かりました。
お昼は湯沢へむかい森瀧でうどんすき。食後に駅でおみやげを買って帰途につきます。

X-ICEはやっぱり柔らかいタイヤ。スポーツカーが乗用車になってしましました。なかなか慣れず、怖くて荷重して旋回するようなことはやりたく有りません。やっぱりSOTTOZEROの方がよかったようです。
湯沢から上がっていく17号は積雪していたのですがシャーベット状でスタッドレスが効く効かない以前に油断の出来ないコンディションで雪上性能の確認になりませんでした。