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前回は大雪の時で、半分埋もれながら滑ってスカッとしなかったので、リベンジのつもりでアライスキーリゾートへ行きました。好天でよかったのですが、読みを外して前日の降雪が無かったようです。

最初に突入したのは南向きの斜面。でも、踏み荒らされた新雪の融けかかった表面が夜の間に凍っていて、ほぼ最悪のコンディション。予測不能に変化する斜面の抵抗に暴れる板を抑えてターンを繰り返すと脚はいっぱいっぱいになって息が上がります。谷の反対側の北向きの斜面に逃げると、凍っていなくてまだ柔らかくて何とか格好がつきます。それでなんとなく滑れる斜面がどう言うところにあるか分かって、辛うじて楽しめるようになりました。

それにしても凄いスキー場。ほとんどが不整地。整地された斜面は申し訳のようにしか有りません。北向きの斜面は比較的楽しめる雪ですが、それにしても脚にきます。大斜面を一本降りると、息も絶え絶えになります。厳しい雪の状態でチャレンジングな斜面を降りていくのは楽しいけど苦しいと言うスキーになりました。これが降雪後だったらなーと思いうにつけ、降りすぎの前回と真逆だと気づき、中々上手くいかないものです。

今日はまた志賀高原に来ました。はっきり言って寂れています。たくさんリフトが止まっています。スキーブームのあの頃は凄かったんだなと感慨ひとしおですが、滑りたい私は深雪の斜面を探してキョロキョロしながらリフトに乗っています。

今週は雪が降ったので方々で深雪が残っていてかなり楽しめました、、、まではよかったのですが、食べたお昼のぶんの運動も少しは出来たしそろそろ帰ろうかと思いながら、東館山のオリンピックコースの脇の荒れた深雪を攻めていたら、思いっきりでんぐり返り、、、気を取り直して、雪まみれの体を整えて、引き返すゴンドラへ。乗ってもう一度身支度を確認していたら、iPhoneが無い！

いつもは内ポケットに入れていているのですがその日に限って外ポケットに入れていてジッパーが空いていました。でんぐり返りしたときに落としたに違いない、、、深雪に埋もれたiPhoneを思い浮かべて、これは10万円コース確定だと想いを巡らし、あとの始末のことを考えていたら、普段は持ち歩かない仕事のiPhone を車に置いていることに気が付きました。

仕事のiPhoneで探せるかも！少なくともGPSの位置は分かる。

慌ててリフトを乗り継ぎ車に戻り、車で東館山ゴンドラ乗り場の発哺温泉へ。駐車して捜索開始。ゴンドラの上からiPhoneで位置を確認します。やっぱりでんぐり返りしたところです。ゴンドラを降りて、目星を付けた位置まで降りてスキーを外します。仕事のiPhoneで見て自分の現在地と落としたiPhone の位置が重なるところまでいきます。周りを見ても当然のように雪しか見えません。やっぱり埋もれていて目視は無理か、、、そして祈るような気持ちで音を出します。

初めはなにも聞こえませんでしたが、微かにどこかから音がします。音源を探して動きますが、深雪の斜面のどこかから聞こえるとしか言い様がなく、方向がわかりません、、、絶望的になります。音は聞こえるのに諦めるのか？
それでも這うような姿勢で耳を雪に近づけて這い回っている内に、バイブレーションの音が聞こえてきて、ただ勘で雪を手のひらでかき分けると出てきました！その間10分程でしょうか。Appleに感謝です。

深雪で転んで落としたiPhoneを、しかもその時に気が付かず、あとで戻って見つけることができるとは。凄い。
本当にたまたま仕事で懸案事項があって、仕事のiPhone を持ってきて救われました。

斑尾にツリーランのコースがたくさんあるということで偵察に行きました。降雪後の新雪を先取りするためにはリフトとコースのつながりをあらかじめ把握していないといけないので。Z4での雪道は慣れてきて、スピンしてスタックしない程度に後輪が滑るのを楽しみながら山を登りました。

見るからに危険な急斜面のツリーランの入口に堂々とOPENと書いてあるのは素晴らしのですが、どのコースも長さが微妙に足りず、片斜面だったりしてスカッとしない。そう思っていたら、頂上に向かって右端のコースがしっかり楽しめる斜面だとわかりました。今日はかなり荒れた状態で忍耐が必要な雪面でしたが、降雪直後は間違いなくヒャッホー状態の斜面です。写真の「パウダー天国」は伊達ではないと思います。

でも、いける斜面はそこだけでのようです。リフトは遅く、繋がりもよくないので機動力が良くありません。この週末に降雪ありそうですが、あまり行く気がしません。野沢の方が楽しいように思いました。