Xianranのブログ一覧

毎度書きっぱなしのブログですが、スキー脚がフルに復活し、今シーズン新しく買ったNordica Enforcer 100の性格が良く分かったので、その感想を改めて、、、と言いながら、今回休暇中はハードな圧雪しかなくて、その条件により合っているSalomon Stance 90ばかりで滑ってました。踏めば踏むほどそれに応える板で、圧雪をかっ飛ばし続けて、この歳でそんな滑りを続けていて良いのかと思っていたところで、最終日の午後にせっかく持ってきたノルディカを持ち出し乗ってみて、想定してはいたもののこんなに違うのかと思うことになりました。

Enforcer 100は自身のエッジに沿って曲がって行こうとする性格が強く、レールに乗って走って行くカービング感のキレが気持ちいい。エッジが掛かり続ける感じがサロモンより明確てす。でも、それが裏腹になって、中級者には不寛容と評される原因に。あらかじめ決められた円弧に板が嵌まって滑る感じになるので、動きが制限され、滑り辛くバランスを崩しやすいと思いました。上級者なら板にかける圧力やずらしの技術で円弧をどうでも調整出来るのでその点は問題なし。

また、YouTubeでレーサー上がりのテスターがけちょんけちょんに評価しているのを見て、その時はそこまで言うかなと思っていたのですが、今回しっかり板を感じて、中級者問題と同根の理由からそう言われると理解しました。問題はエッジが切れて曲がるその円弧ですが、小回り系に近く大回りにあまり合っていない。ゲレンデ幅いっぱい使ったカービングでかっ飛ばしてギューンと曲がって行ったとき、同じオールマウンテンのスキーでも、もっと気持ち良い板があるよねと。そうだと思います、、、が、それを追求した板じゃないでしょと言うのが私のポジション。重いという評もしてましたが、それを意識することは有りませんでした。良く曲がる板なので、軽くて怖いより、重くてしっとりしていて良いと思います。

全体的に板としては柔らかめで、それほど踏まなくても板が曲がろうとし、直進安定性は余り良くない。結果、板が持つ自然のスピードがサロモンより低いです。この板を選んだのはたまたまの側面もありますが、かっ飛ばす滑りを抑えたい自分に合った選択だったと確信しました。もっと低い速度で小さく曲がって行きましょうよと。

カービングでキレまくってどこに行く。そもそも新雪の方が好きだし、、、今回新雪滑走がなかったのは残念。前回試した印象からまず満足出来るものと思います。

前回Nordicaの感想
Salomon圧雪の感想
Salomon新雪の感想


この写真はボンバディーノという卵酒の暖かいカクテル。スキーの一服にもってこい。今回初めてそう言う物があると知りました。

今シーズン滑走7日目にして、スキー脚が完全復活。足裏センサーに脚が自動で反応するようになりました。

アクティブサスペンションが振動や衝撃を吸収してスキーエッジが雪面を捉え続けます。雪の変化やコブに即時対応、エッジの切り替えも半自動。自分の意識は行く方向を決めて、視覚情報から危険予知と脚の制御モード切り替えの準備をしているだけ。

何日しか滑っていないので脚力が戻った訳がありませんが、無駄な筋力を使わないので、脚力が強化されたのと同じ効果あり、余裕を持って制御出来るスピードが上がり、それを長く維持出来るようになります。その性能は自分の脚とは思えないぐらいなのですが、歳も歳で、転倒したときのリスクが大きく、何とかおとなしい滑りに変えないと、、、

Sella RondaはSellaという巨大な岩山の回りをスキーで1周するツアーのこと。小さな村と峠をいくつか結んで巡ります。

今回山登りのアプリでトラッキングしたら1周50kmでした。朝8時半から急いで回ってちょうど3時間で1周。リフト待ち無し。標高差1000m近くあってもノンストップでダウンヒルして、ゴンドラの中で休憩の繰り返し。多分普通にスキーしてたら4時間はかかると思います。相方と約束していたランチの場所にちょうど昼前につきました。


その岩山の巨大さは谷川岳の最高地点を3000mに引き上げたぐらいの感じ。でも視覚的にはそれほど大きく感じないのが不思議。


隣にあるSassolungoというSella比べて小さいはずの岩山。それでも岩壁の取り付きから上まで標高差700mあるので一の倉のカベとだいたい同じスケール。


山登りのアプリで標高差6736m滑走したと。バグって昼食後に2500mに上がったのをトラッキングしてないので、7000m超を滑り降りた事になります。




楽しみはこれ。


さすがイタリア。どこで食べてもラビオリは美味しく、手作り感もうれしい。


スイスからオーストリアにかけての素朴ないも料理。ハムと目玉焼きをのせて。


ビール1杯、ワイン2杯、グラッパをワンショット。


良い景色も相まって、しっかり仕上がり満足。でも、カロリー消費すべく、そこから2500mに上がって一気に1500mの谷底へ。ほんの10分でしょうか。アルコールが一瞬で吹っ飛びます。そこからもう一山越えてホテル戻り終了。

12月24日、朝8時半、ミュンヘンから南に向かうアウトバーンは前方見えるかぎり車がいません。こんなの始めて見ました。23日にみんな出掛けてしまった後で閑散としています。自分も追いかけて休暇で、また、イタリア北部のドロミテへ。


11時過ぎに着いてしまったのでホテルは通過して山の上のレストランを目指します。


Z4を降りてスキー場へ。




これでスターター。ワインも飲んでメインも食べて、食べ過ぎです。


食後ホテルに戻ってチェックイン。あわてて着替えて、昼食を消化すべく、リフト終了まできっちり滑りました。しばらく降雪無くて、雪の状態はよくありませんが、一通り滑れるようにゲレンデ整備されていました。帰り際に夕日に光る山を見ることが出来ました。

ここのところ天気に恵まれず暖かいものが恋しくなったので、今日はいつもの水炊きにして、これまたいつものシメのおじやにレッジャーノを入れて、今が旬の白トリュフをかけてたべようという算段。

水炊きは日本食なので、日本酒でアツアツの豆腐から初めて、一通り食べてからおじやに突入。そのタイミングで日本酒が切れてしまいました。その時にはチーズも入ってリゾット風のおじやになっているので、ではワインにするかと、切り替えてはっと気がつきます。

ワインでリゾット風のおじやとそれに振りかけたトリュフを食べると、味と香りが引き立つこと。しまった！

これまで、このパターンの時、いつも日本酒を飲んでいたのです。日本酒が日本食との相性が良いように、ワインはその土地の食べ物との相性がいい。そんな基本的な事を忘れてこれまで損していたのかとがっかり。何がそうさせるのか分かりませんが、、、

おじやを食べて、ワインを飲んで、それを繰り返して、ああ美味しい！と悦に入ります。これからはいつもそうしょうと。