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今日はもっと近くで氷河を見に。正気の沙汰でない斜面を登る電車で、スタート地点へ。


進行方向にモンテローザ（写真右手の山）が見えます。ただのハイキング好きのおじさんはそんなとこまでは行きません。


尾根の途中から、氷河の方へ向かって急斜面を降りていくと、カーンと音が響きました。音のする方を見やるとアイベックスの群れ、要はヤギですが、二匹が角を突き合わせています。


私の存在に気がついても、少し様子見しただけて、進行方向を変えずに進み、私を囲むように上下に分かれて通り過ぎて行きます。ヤギに正面を向かれるのも怖かったですが、急斜面なので上から石を落とされないか心配でした。










氷河を見ながら、ゆるゆると降りて行き、モンテローザへの分岐までいって山を背にします。

この氷河、以前は氷塊の滝の様相で、すごくギザギザで圧倒する迫力があったのですが、今は溶けて平らになっています。あと何年で消えて無くなるのでしょう。


モンテローザを背にすると、マッターホルンが正面。てくてくと山を降りていきます。途中何度もモンテローザを目指すとおぼしき登山者とすれ違い。

今日の山は雲が取り付いてなかなか離れません。

今回の夏休み初日、朝焼けの山を見れました。


山が白く光っても、谷のツェルマットはまだ夜明け前。


朝一番の電車で、基本の景色を抑えに行きます。










まだ人気の少ない朝、マーモットがうろちょろ。








ひとしきり歩いて山の駅を通りかかります。冬はスキー場のゲレンデとなる斜面を直登する電車。


お昼を目指して谷底へ降りて行きます。




目指す山小屋レストラン。


まずは泡。


地元のイモ料理のレシュティ。目玉焼き二個にしてもらいました。


近くで採ったと言うキノコのクリームパスタ。


おこぼれを狙うスズメ。


仕上げのアップルシュテュリューデル。


その間、山がずっと見えています。


今夜の晩ごはん？


ツェルマットに戻り、


ホテルのスパでゆっくりします。

早めの夏休み。去年Z4で遊んだスイスの峠道を電車で攻めます。

まずはChurと言う街まで行きZ4を駐車場に置いてきぼり。一週間後まで無事でいて欲しい。


電車まで時間があるのでChurの旧市街を散歩することにしました。


朝市がたっていて、チーズとハムを買ってしまいました。


そして氷河急行に乗車。


車窓の風景は、どんどん変化して油断も隙もあった物では有りません。その密度は凄く、写真を取っているどころではない。

氷河から流れ出た特有の灰色の水が流れる川沿いにくねくねと進み、やがて去年Z4でバイク軍団を追いかけた峠道を登って行きます。残念ながら車窓からの写真はうまく撮れず、雰囲気をお伝えすることができません。

最高地点を過ぎてどんどん下って行きます。車窓からは降りのワインディングが見えます。電車はその降りのワインディングに勝る斜度で坂をトコトコと降りて行きます。


降り切ったところの街。乗っている電車が走って行く線路も下に見えます。

線路にはギヤがあるアプト式鉄道。下の街にはスキー場のゴンドラ乗り場があるのですか、電車は山上のゴンドラ降り場から降りていくので、その上り下りは尋常では有りません。一体何を考えてそんなところに線路を引いたのか、頭がおかしいのではと思ってしまいます。

お昼はワインとチーズにパンで十分。




目的地まで行くと思っていた電車からなぜか下ろされて、バスに乗り換え。


バスから再び電車に乗り換えて目的地に到着。都合6時間。車だと同じ行程を3時間ちょっとで早いのですが、倦むことのない旅でした。

乗るたびに腹立たしいのはICE。

ドイツの新幹線みたいなものですが、線路の整備が悪く最高速で走れるのは一部区間。あとはローカル線のようにえっちらおっちら走ります。

さらに、遅れるのは普通で、キャンセルされなかっただけましと思わないといけません。しかも運行は時間に一本がいいところ。

今日はそのICEを乗り継いでの出張。乗り換え時間は30分だったので危ないとは思っていましたが、案の定遅延。乗り換え損ねました。

車内放送は最初、次の電車が待ってくれるといいましたが、そのうち待ってくれないと。

どうするか検索して、予定の経路を外れて目的地を目指します。

定時運行当たり前で5分に一本走る日本の新幹線がうらやましー。

今朝の散歩道。アウトバーン20分、下道20分。途中M40iを解放してぶはぶは言わせる楽しみ付き。