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今日のスキー場は家から65km、45分なので、朝食後に2時間スキーして、お昼に帰ってこれます。長野市からいいづなリゾートに行くみたいな感じ。

今日のお題はNordica Enfocer 94とVölkl M7 Mantraの比較。結論は衝撃的にMantraの圧勝。どうしてこうなった！

例によってリフト営業開始前に並んで乗ります。最初の一時間はMantraで。これまでの感想どおりに滑ってくれます。コチコチの斜面をガンガン走ってスピード出るな－、、、固い斜面にたたきつけられる自分の姿が頭をよぎり速度を抑えます。あれ？こんなに固い斜面でエッジ立ててるのにあまりチャタリングがでないなー。この板スピード出し易い？だからレーサー上がりのレビューアーさんの評価が高いのかー。

Mantraはやっぱり性能高い板なのかと思ったところで板交換。

Enforcerで滑り出した瞬間、あれ板が曲がらない、、、高校生のとき、人生初めてスキー板をはいた瞬間のことを思い出しました。それをガマンして待っていると、1秒にも満たない短い時間ですが、やがて板が曲がり始めます、、、その瞬間、降雪機の凍った雪に乗ってカーっと流れます。リカバリしながら次のターンに。今度は自分の意思で板を曲げます、ガ－－－。いや、ちゃんと板に乗ろうよ。次は板が曲がるのに意識を合わせて、、、この感じで曲がると良い感じだけと、今日はゲレンデが混んでいるので、板の言う通りに曲がってはいられない。人を避け常に進路修正のずらしを入れながら、急に出るアイスバーンにも対処。板の走る方向をコントロールするためにじたばた。それでも何本か滑るとなれてきますが、常に板を支配下に入れる努力をしながら滑っていることには変わりない。これまでどうやってこの板で滑っていたのだろうと愕然としたところで本日の滑走終了。

特に今日のようなコチコチの斜面でのMantraのエッジの効きは、Enforcerと比べものにならないくらい高い。ターンの調整は無駄なずらしを必要とせず無意識に出来るし、スピードに乗った高いエッジアングルでもチャタリングがあまりでない。いやいや、96mm幅のオールマウンテン板でしょ。どうしてコチコチの斜面を水を得た魚みたいに滑るの？！板でこんなに違いがあるのか、、、あれぼと好きだったEnforcerのクリーンなカービングがすっかり霞んでしまいました。

アルプスのスキー場は、日本のスキー場ほどの降雪がありません。そこに温暖化も加わり、降雪機に依存したゲレンデ作りがされています。気温はそこそこ下がるので、結果としてコチコチ斜面の出現率が非常に高い。Mantraの圧倒的な勝利です。

昨シーズンたくさん楽しんだEnforcer。ありがとう。eBayで新しい乗り手見つけてください。

標高差650mのゴンドラを10本。ノンストップでぐるぐる回りました。一本だけトラッキングしたら15分。一時間で4本のペース。八方だとどれくらいだろうと見たら、ちょうど兎平からゴンドラぐるぐる回るのと一緒。その勢いで滑っても脚が疲れないとは、スキー脚完成か？

今日も新雪を滑れるかと期待して出動しましたが、雪が降った分溶けたみたいな感じで積雪増えてません。しかも曇りで、オフピステに入ると視界が白くなり斜面の様子が判別付かず、なんかやばいと思って緊急回避したら岩に雪が被ってたり、ゲレンデに戻ろうとしたら、小さな沢に落ちそうになり、、、年寄りの冷や水になる前に撤退。今日はピステに専念とM7 Mantraに履き替えぐるぐる回ったのです。


Mantraの感じはやっぱり前回と同じ。足の裏にエッジが付いているような感覚が際立ちます。レビューを読んでいたら精度が高いと書いてあり、何のことだろうと思っていましたが、きっとこのことです。自分の足裏を雪面に押し付けると、それがダイレクトに、エッジが雪に食い付く感覚となります。ですのでカービングのコントロールがやりやすい。急斜面のカービングも安心感高くこなせます、、、もしそれで転んだら、それこそ冷や水なのでそこそこにしないと、、、

そして、小回りも中回りも大回りも得手不得手なくこなすのは不思議な感覚です。そこで比較に出てくるのがNordica Enforcer 94。その板が引くレールに乗ったときの静かさ、透明感は、飛び抜けて気持ちが良い。中毒性があります。ただし、そのレールの曲率は決まっていて、それを変えようとしたら、途端に快感が失われてしまいます。流して滑る感じになる。Mantraは飛び抜けた快感はないけど、曲率を変えても、板のスイートスポットから外れない。どういうこと？と思ってしまいます。Mantraを絶賛するレビューアーさんがいらっしゃいますが、その方が絶賛するツボをまだ理解できてない気がする。

今日はQSTとMantraで出動したので、明日はEnforcerとMantraで家から一番近いスキー場に行って比較してみるか。

ちょっと街に買い物に行ったついでに旧市庁舎前のクリスマスマーケットを見物。

寒くて夜が長いこの時期は、これしか楽しみがないとは言いすぎか。最高気温が零度は超えるくらい。グリューワインで暖を取ります。

本シーズン開始しました。家から150km弱、約一時間半のお気に入りのスキー場です。
早めの朝食取って、アウトバーンを南下。谷道に入って少し走り、スキー場目指し、くねくね道を登ります。標高1000mぐらいからは雪道走行で気分も高まります。8時15分の運行開始に余裕を持って到着しましたが、いつもより車が多い。急遽、二週間前倒しのオープン。前日の告知にもかかわらず、同好の士が集まり賑わいを見せています。

たぶん雪は十分有るから、まずはSalomon QST 100で出動。




そうしたら、なんといつもの整地斜面が自然の積雪に任せた放置斜面でした、、、クローズですが、ファットスキー軍団にかかったら一本目でこれです。


この斜面の入り口が標高2000m。そこから1500mのゴンドラ乗り場まで不整地。落差500mで滑りごたえあり、二本目でもうこのありさま。




QST 100は期待通りの振る舞いをしてくれます。浮力のバランスがよく自然に板に乗れて、テールロッカーが効いているからか、まるでサーフィンのように(やったことありませんが)新雪の斜面を切って弧を描きます。

さらにもう一本別の新雪斜面を求め、QSTの確認完了。期待通り！お疲れさまということで、M7 Mantraに履き替えます。


この斜面の右側、リフトのさらに右が、このスキー場がお気に入りたるゆえんです。しかしごらんの通り雪が足りない。ちょっと入りましたがワナだらけで、ゲレンデに戻るのも難しい。解放的な滑りは出来ず、シーズンはまだこれからなので先の楽しみに取っておきます。






そんな感じで整地をろくに滑らないままMantraで不整地に突入。拍子抜けするように普通に滑ります。カービングに寄せて買った板なのに、何をさせているのか。再びゴンドラ乗り場に降りていく不整地に突入。ギタギタの斜面になりはてましたが、そこもMantraはそつなくこします。想定以上に不整地に強い。


それでも一応整地斜面の振る舞いを確認しました。まず最初に気が付くのは、固い雪に当たるとカンカンカラカラ音がします。ちょっとうるさくてがっかり。

その次に気が付いたのは、ギュッと加重するとグヮっと反発します。昔履いていたスラロームの板みたい。そういう加重すると即座に板が返ってくるのでギュンギュン小回りが出来ます。カービングを意識すると、足の裏にエッジが付いているような感じでしなる板に乗れます。恐らくその感覚がMantraなんだと思います。
そうやって滑っているとこの板の一番美味しい廻転弧半径がどれくらいなのか検討もつきません。カメレオンのように変化して大きくも小さくも回る。

Enforcerはあらかじめ引かれたレールに乗って走る感じ。逆に言うと線路は引かれてるのでその半径は変えられない。Mantraは足裏で線路が現在進行形で引かれていて、半径を変えられる。そんな感じ。

あと狭角で雪を削って行くカービングがやりやすい。Enforcerでずらしを入れると本当にずらしている感じになりますが、Mantraは”ずらす”より”削る”と言う言葉が適当。まだ板の性格を手探りで感じてるのできっとその先にそうか！と分かることがあると期待します。


お昼前ですが、いつもより長めに滑っておつかれモード。一通りのことはやり尽くしたので今日はおしまい。Z4の屋根を開けて、雪山オープン走行を楽しんで帰りました。

この週末にかけての降雪予報です。紫色が50cm。ライブ画像も良い感じ。これでアルプス全体に雪が行き渡ります。なぜかいつも日本の降雪と同期するんです。これでシーズン開始ですね。
土曜日は好天の見込みなので出動せざるを得ない状況です。

近場のスキー場も前倒しでオープンしそう。