目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
点火系のパーツを換えてみます。
まずはイグニッションコイル。ネットの情報だと初代TZR250用のコイルが流行強化の定番らしい。
私も最初はそれ狙ってましたが、さらにそのTZR用の社外コイルがあって興味半分で買ってみた。かなり怪しい製品ですがね。
コードもついて2000円くらいだったかな。
2
取り付け寸法関係はまったくのボルトオンです。
イグニッションコイルの流用で注意する点としては同じエンジン回転数だと2ストは4ストの倍点火しますので、レスポンス重視の高回転型のコイルを選ぶ必要があります。
点火コイルは一次電流の遮断によって磁力を生じ、その磁力による誘導電流で二次電圧を発生するトランスですが、この発生した磁力および電流が点火終了後に瞬時に消えてくれないと次の点火エネルギーが弱くなってしまいます。
なのであまりコイルの巻き数の多いコイル(=昇圧比の高い)だと高回転で逆効果になりかねないので、流用するなら2ストなら12000回転以上回るエンジン用のもの、4ストなら20000回転以上回るエンジン用のもの(もしくは同時点火で12000回転以上回るエンジン)を流用するべきでしょう。
まぁ、2ストには同じ2ストエンジンのコイルを流用するのが無難だと思います。
3
プラグコードはキジマの銅芯線のシリコンコードを。プラグキャップはキタコの同じくシリコン製キャップを使用。
前回の整備手帳にも書いた通り、NGKのパワーケーブルなどはノイズ防止のためにわざと電気抵抗が与えてありますので、ここはあえて低価格のこういった製品のほうが抵抗がないため理想的なのです。
このコードもキャップも電気抵抗は0Ωです。
4
組み込んだところ。イグナイターからのコネクターはポッケ純正はギボシ端子なのでそれに合わせて平型端子をギボシオス端子に変換するコードを作って接続します。
5
車体に取り付けます。アース端子は接点をちゃんと磨いてさらに接点復活剤を吹いてつけました。
走ってみての感想ですが、おもに発進時などの低回転域でのトルク感が上がった感じです。
もちろん高回転でもミスファイヤーなどすることなくすんなり回ってくれます。
安いコイルですが、性能的には問題ないようです。
6
今回はさらに手を入れます。
いわゆる「偽ノロジー」の製作です。
じつは私は車では過去に本物のノロジーホットワイヤーを使った経験がありますが、正直言ってダメでした。ウルトラのブルーポイントパワープラグコードのほうがずっと体感できた。
ノロジーはノイズが酷くて1週間と使わずに外してしまったくらい。だから正直ノロジーにはあまりいいイメージがない。
でも今回はノイズなど気にする必要がない原チャリなので家にある材料だけでとりあえずやってみようと思いダメもとでチャレンジ。
編線は地デジ化のときに家のアンテナをぜんぶ引き直したときに余った4Cケーブルのシールド線を被覆を切って引っ張り出して使います。
7
その編線をだいたい13cmくらいプラグコードに巻きつけます。
そしたらその上からアルミテープをぐるっと貼って完成。
巻き残した編線先端に丸型のアース端子をつけます。
8
最後にコルゲートチューブをかぶせて完成です。
アースはフレーム下に余っていたM6ネジに落としました。たぶんこれフォーゲルのアンダーカバー用のネジ穴じゃないかな?
もちろんテスターでエンジンやプラグ接地部と導通があり抵抗が0Ωであることを確認してあります。
さっそくインプレッションですが、正直この偽ノロジー、期待以上です。
発進するときいつも通りにクラッチつないだらフロントがポーンって大きく上がって焦ってしまうほど出足のトルクがマシマシです。
街中を走っても信号のスタート時の発進がすごく楽になっていい感じですね。
高回転のパワーとか伸びはとくに変わった印象はありませんが、低回転域は明らかに良くなったと言っていいと思います。
ちなみに面白がってけっこう回して走ってましたが、ガソリン入れたら燃費がリッター30キロを超えていてビックリです。
このポッケ、今まで2回満タン給油しましたがいずれもリッター23から25キロくらいでやっぱ4ストのモトラと違って2ストは燃費悪いな〜って思ってましたから、今回のこの燃費はまさか偽ノロジー効果なのか?!…そんなわけないな。
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