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2023年10月07日 イイね!

[OPENCafe2023汗と涙の遠征記録]本章

[OPENCafe2023汗と涙の遠征記録]本章
10月7日(土)



日付は長野県に入ったかくらいのタイミング。


長野市では善光寺の大門前通りを抜けたらいきなり目の前を通り抜ける黒い影。
大きさ小さめ、太くないから狐か狢(むじな)でしょうか?




で松本市に入る手前で道路上に子鹿が現われる。
あやうく轢いてしまいそうなところであった。(ふ~!)





と、リヤアクスル左から「カコカコ」と言う異音が出始め、急遽AM2:00に24h営業のTUTAYAのPで様子を見てリヤホイールのナットを増し締めする。
(当初は代えたばかりのホイールナットの緩みだと頭に決めてたので。)
音は相変わらず鳴っていたが、それほど大きくもならずに済んでいたが、



だが信州を抜けようとするAM5:00、音が変わった。
「ゴォォーッ」っと何かに擦り付ける音になった。



運良く急いで右側の駐車帯にカプチを寄せる。
街灯もない駐車帯。
(後日調べた所、関西電力与川発電所近くであった。)


たまたま今回のために何本も持って来たLED電灯だけが唯一の明かりだ。
音の発生箇所と思われる左リヤホイールを見てみると、ホイールの中に逆さに立った内側ブレーキッパッドが嫌でも目に入る。





Ω\ζ°)チーン





以前これとほぼ同じような状況になった事がある。
その時はその構造を熟知していなかったが、家から近くてホントに助かったのだ。



かなり傾斜がキツい所ではあったが、タイヤ止めを2ッ持参していたので、前輪に掛けて、リヤを車載ジャッキで上げる。



ブレーキキャリパーの中にブレーキパッドを外側から入れ、キャリパーとパッドの隙間に「L」字型のカラー(正式名称「キー」らしい)を差込み、抜け止めのピンを差込み、ここが肝心のパッド抑えのスプリングをスプリング掛けの溝の一番奥に着くまで押し込み。キャリパーにスプリングを当てて、キャリパーを浮かせる方向に動かすが、「L」字型カラーが抜け止めとなるためパッドはキャリパーから外れない。


しかし、そのスプリングの掛かり方でパッドはカラーに掛らずにカラーが脱落し、それが原因としてパッド自体も脱落してしまう。《最悪》







その経験があったから、ここの部品の取付には特に注意を払い、人一倍気を遣って来ていたんだが・・・。_| ̄|○



左リヤを車載ジャッキで上げ、タイヤホイールを外す。
ブレーキパッドは回っただけで、まだ車に付いていたが明らかに「L」字型カラーはどこかに飛んで消えてた。


いきなり頭に血が上り何も考えられ無くなる。



見た途端諦めたオレσ(-。-)は新潟の家の妻あてに電話したのだが自分でも思わず涙声になっているのに気が付いた。
だが遠すぎて手も足も出ない妻は、「私は車を運転出来ないし、直ぐそこに行く手立ても無いから、自分の出来る事をやってみたら、どう」と朝4時と言うとんでもない時間でもBestを尽くす事をアドバイスしてくれた。



そのひと言で奮い立ち、何故パッドが立ち上がったのか?
多分一度経験のある、あの部品が無いのじゃない?
をもう一度ジックリと見てみた。



あっそうだ!
リヤブレーキパッドをキャリパーから抜けないようにして防いでいるはずの「L」字のキーが無くなってる。



そうだとすれば失くした部品はそれだけで、パッドに付けてるキャリパーに押し付けているスプリングはパッドから外れず取れないで残っていてくれた。



それなら失ったのは「L」字のキーだけって事になる。
これらの物を外れなくし、さらにブレーキを効かせる事が出来れば良いんじゃないか。



直ぐ思い付いたのは、針金を使って、パッドを正規の位置に固定する方法。
だが当然遠出するために針金なんて持っているはずも無い。

嗚呼~万事休すか

「L」字のキー

それなら、何かのステーを流用して「L」字型カラーの位置に差し込んだら良いんじゃない。
エンジンルームを開き、何か代用出来そうなな物を探す。



あった~



真っ先に目に飛び込んだのが、純正エアクリーナーBOX脇にヤンキーホーンのエアメーターとエア挿入口を留めている薄い鉄板製のステー。
これしか無いとビビッと来た。


直ぐさまこのステーを外し、はめる場所に当てがって奥行きを見て、ニッパ-で力を込めるがそう簡単には切れてくれない。
何度か折り曲げると切り取れる。
これにも余分な部分があったので同じ方法で切り取る。


この部品のキモとなる「L」字の曲げはラジオペンチでつかみ、プライヤーで曲げた。




ブレーキパッドを元の位置へ入れ直し、〇ビわーくす製、名も無い「L」字型カラーをその隙間に入れる。
曲げが甘くて波打っているので、スンナリとは入る訳が無い。
全く押し込めなければ、その都度抜いては波をプライヤーで挟み潰す。
ようやく半分くらい入ったので、ハンマーで叩き入れる。
上手いとこ奥目一杯まで入り、手前も7・8mm余るくらいなのでちょうど良い具合だ。



キャリパーから浮いた部分をそれに添うように曲げて、これの抜け止めとした。



運転席に乗り込み、ブレーキを踏み込む。
さらにサイドブレーキを目一杯引いてみる。
レバー側は普通に掛る。
また降りて目視。
(踏むだけで外れちゃあ問題外なんだけどね。信頼性が低いからね。)
大丈夫そうなので、リヤタイヤホイールを取付ける。
タイヤ止めを外し、前後に数mづつ動かし、また降りて目視する。



ローターが回って、パッドが動かなかったら、多分走れそうだ。
不安は大きいが、何とか進めそうな事を単純に喜ぶ。(^o^)


※何と言っても大きいのが、パッドとパッド押さえのスプリングが飛ばなかったのが救いであった。





奇跡ってあるもんだ!\(^-^)/



心配している妻に、「もしかしたら動けそう。多分大丈夫。」
とどうにか走れる事を電話するとホッとしたようであった。
妻は最悪の報告かと思いきや好転するとはと思いながらも「良かったね~気を付けてね。」
と半分喜び、半分不安の面持ち。

車外に出した工具と材料を積む。
外気温8℃は、裸足にクロックスじゃあ寒かった。



しかしいつ外れてもおかしくない恐怖の運転が始まった。
下呂を抜け、中津川からナビは豊田市方向に走らせる。


NAVIは東濃なんじゃもんじゃ街道に導く。
道の駅「おばちゃんの市 山岡」でトイレ&朝飯おにぎり&ちょい体操休憩。
NAVIの目的地を娘が仕事のために、とよはし市産業人材育成センターに変更。




陽が差して来ると、横断歩道の両側に小さな子供がたたずんでいる。
急制動で止まるが、それは登園のかっこうをした男女の子供の人形だった。
こんな人形が立ってたら返って本物かどうか分からなくて危ないんじゃないの?

岐阜県、目的は十分理解しているつもりですが、これって本末転倒じゃないっすか。
とオレσ(^o^)は感じます。





そこでそんな感じの事で、
長野県の道を走っていての
「○×宿」
の行灯表示はかなり助かりました。
道路標識と細かく表示しているNAVIだけではどの辺を走っているかさえ目に入りにくいので。
これは良い。




東濃なんじゃもんじゃ街道はアップダウンの連続する、ゴルフ場の多い辺りを通り抜けるほぼ3速で走る中速ワイディングロード。
どんだけ進んだら走り終えるんだと延々走るもなかなか里山も抜けない。

昨夕からの徹夜の運転で思わず記憶が飛び「ハッ!」とする。

道の駅名前は忘れた。写真を撮っていなかった。
でトイレ&コーヒータイム。
休憩で少し足腰をほぐしたのが良かったのか眠気は去った。



少し開けたと思ったら世界の「TOYOTA」の工場連。
ど真ん中を突っ切って進む。
ほど良くR1に入り、豊川方面に進む。

リヤブレーキからはほんの少しだけ音は出ているものの、タッチは変わらず順調と言えるだろう。

どこで曲がったのかも分からないが、今度は平地の中を豊橋方面へひた走る。

地図じゃあ海の直ぐ側だったんで、田んぼばっかじゃんと思っていたらいきなり現われた教習所。



その門は閉まっていたが、浜名湖とは大違いの佇まい。
門前で、一瞬何処かと間違えたのかと思って見ていたら現われたカプチ1台。

千葉ナンの銀カプで、スタッフであり会場設営の下見に来たそう。
その方は直ぐに買い物をすると言って去り、また一人ぽっち。




この時右側サイドウィンカーが飛び出して居るのに気が付いた。
ハザードで点灯を確認すると点いている気配が無い。
2つ目はこれかいな?
飛び出さないように、左右両端にだけ縦に黒ビニテを4本貼る。
レーシーだろ。
停められたら整備不良じゃん。

まだ9時半だし、娘のとこは半田市だけど夜9時じゃないと帰らないらしいので、どうして時間潰ししようか。

時間も有り余っているのでこの辺りの散策をしてみる。



ここってやたら自動車が並べられておりそれも、TOYOTAばかりじゃなくSUZUKI、HONDA、BMW、はてはBENZまで船から降ろしたばっか、或いはこれから載せる新車が至る所に置いてある。



一大輸入車の出入拠点じゃあないですか。



ビックリ (*_*) 

途中の蒲郡市内のガソリンスタンドが目茶混みで安いので並んで給油。

さあそれらをバックに写真も撮って、次に向かうは、娘のとこからもそう遠くは無い、名古屋半田線沿い東海市にあるAutoClub「Bean's」さん。

つい先月娘のとこに来た時に下道を走っていたところ、どっかで見たお店に気が付き振り返って実感したカプチ専門店です。
NAVIは当然何も分からぬオイラを導きます。
と見た事ある道に出たと思ったらあっという間に着いちゃいました。




何て話したら良いのだろうか?



何て気を遣うような事も無く、エンジンoilとミッションoil交換をしながら、私のような一見さんにさえにこやかに話される店長さん。



交換も済み、出て行かれるみんカラの「Hiroかぷ」さん。
(申し訳ありません。帰宅後に気が付きました。(+_+))



オレσ(^o^)は、リヤブレーキパッドを飛ばさないために、初めて会う方に対し大変失礼とは分かっていましたが一生の頼み(>人<*)
「実はここに来る時に、リヤブレーキパッドテンション固定の「L」字のキーが外れちゃって、頼みますから分けて頂けないでしょうか。」
と恥も無い頭下げ。m(_ _)m

顔色も変えずにさり気なく奥に進み棚からひとつ手に持って来て手渡しされた。

「おいくらになりますか?」
の問いに
「これ中古だし、新品は手に入らないからあげるよ。」
と。


有り難き幸せ。
愛知に神が居られた。
☆.。.:*・゚☆(*_人 _)☆゚・*:.。.☆〔†〕

しかもこのキーの抜け止めのピンまでも気を遣っていただき
「これもでしょ」
と手に渡して下さった。

お礼は?と言っても
「YouTubeでコメ頂いてるから、今後も見てコメしてね。」
と身に余る光栄です。
涙がチョチョ切れるかと思った。



そんなやり取りを交わす時、現われた銀色カプチ
旅行鞄がリヤトランクの上に鎮座しております。
作りも堅牢な出来具合。
しばらくの時間は3人で店内に招待されて歓談。
とは言っても、もっぱらオイラじゃ聞き役でそんな中でも言わなきゃって時にだけ発言するだけ。(シャイなんで。)
でも同業者だけが知り得る、あんな事やそんな事まで暴露・・・。
そこまでじゃ無いか。



で次に何と熊本からオイル交換にお越しの名古屋ナンバー?
さすがに遠すぎやろ!って突っ込みを入れたくなりましたが、何でも地元出身で仕事の関係で今は熊本に住んどるとか。


そろそろ良い時間になりそうですし、深々と頭を下げてお店を去りました。
どうもおおきに(^o^)/~~



店長の話しでは、この「L」字のキーとテンション掛けるスプリングは玄人でもミスってしまいやすい構造らしいです。

ちなみに抜け飛んでしまうとパッドも脱落するらしいとか。
オイラは飛ばんで良かったあ。
(こん時は素直に喜んでおりました。)

午後5時半ですが、半田の娘が帰ってくる時間はまだまだ、で港に向かってみます。


半田の港は、釣り客大歓迎なのか何処までも車で入れ船のすぐそばまで行けちゃいます。
新潟じゃあ考えられない事です。
(テロとか某国ミサイル対策でしょうか)


では新潟じゃ無理な船とのコラボ。
うわっ嬉しい。



この間行ったスーパーでお稲荷さんを買い船の横で夕食。




8時になり娘はパパが来るから早く帰って来たよ。と、これまた嬉しい電話。
マンションに上がらせてもらい、一番風呂の後には先日釣ったばかりのアジの刺身。美味。


夕食をいただきながら呑ましてもらう。
娘との積もる話しもありながらも、いつしか睡魔が・・・。
爆睡でイビキの嵐が鳴り響いたようですが、そりゃ徹夜の後に日勤したようなモンなので勘弁してくれ娘よ。






Posted at 2023/11/24 04:03:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | OPENCafe2023 | 日記

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何シテル?   08/12 17:50
新潟の軒下チューナーkurobonです。箱代えして2代目ですが、これも同じ穴の狢(ムジナ)でした。まa自力レストアしか無いでしょ。(´д`) 自己レストア...
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