ドアの開閉を感知するスイッチです。
以下のように従来からドアの両サイドにマグネット(磁石ですね)を貼り付けるタイプのものがありました。
エーモン[1588](生産終了、現在は1628になってます)
エーモン[1628]
磁石式の場合は、ドアの内側・外側にマグネットを貼り付けるので、2カ所のマグネットがずれないように気をつけなければなりません。ドアをオープンとした場合に点灯するようなパーツの取り付けに使用することになると思いますが、その場合IGNオフでも点灯させたい場合がほとんどです(たとえば車に乗り込み時はIGNオフですし、IGNをオフして車から降りる場合などもそうですね)。そのような場合でも点灯するようにプラス線を常時電源に接続し、スイッチが作動した際にアースにつながるマイナスコントロールにします。このように常時電源で使用する場合、スイッチが接触不良になるとあたかもドアがオープンになったと同じ状態になり電流が流れっぱなしになるので注意が必要です(バッテリー上がりの原因になる可能性があります)。
このような理由から、私はマグネット式があまり好みではなく(あくまで好みの問題で正しく使用すれば問題なく使用できます)、純正車両に装備されているようなプッシュ式のドア感知スイッチ(カーテシランプスイッチというそうです)が好みなんですね。
最近 (?) エーモンからプッシュ式のドア感知スイッチが発売されているのを知り、今回それを購入し実用に耐えうるか試してみました。マグネット式のスイッチがドアの内側・外側2カ所を気にしなければいけないのに対し、プッシュ式スイッチはスイッチを貼り付ける場所1カ所のみ気をつければ良いので少し気が楽のような気がします。
スイッチ自体は厚さ8mmの長方形のスイッチの表面に、突起状のスイッチがつけられています。10~13mmの範囲で作動しますと書かれていますが、背面に厚さ6mmの衝撃吸収用のゴムスポンジが貼り付けられていますので、隙間の調整はそんなにシビアではありません。
使用用途としては室内(車両)側に取り付けて使用するように書かれていますが、そのような使い方は本当は現実的ではありません。というのはBピラーをめくって、ドアカーテシスイッチの配線に接続すれば、同様の事が簡単にできるからです。これを使用する必要が生じるのは、ドア側にカーテシスイッチを取り付けたい場面だと思います。具体的にはドアの接続部の配線渡りをせずに、ドアオープン信号をドア内に送りたいような場面です(私が何を目的にこんなスイッチを試すのか、勘の良い人はもうおわかりですね)。
ドアの閉まる場所ならどこでも良いことになりますが、私は写真のようなフロントドアの前方部分に取り付けるとうまく作動させる事ができました。純正カーテシスイッチのような感覚で使えますので、おすすめです。
続いてテストの状況をお示しします。
パーツはこのようになっています。厚さ8mmの長方形のスイッチの表面に、突起状のスイッチがつけられています。
10~13mmの範囲で作動しますと書かれていますが、背面に厚さ6mmの衝撃吸収用のゴムスポンジが貼り付けられていますので、隙間の調整はそんなにシビアではありません。配線にはエーモンのLED電源ボックス【1891】に接続できるように小さいカプラーがついていましたが、カットしてオスおよびメズのギボシを取り付けています。
またテスト用にシガープラグからACC電源とアースの配線を取れるこのようなパーツを用意しました。
このパーツ、最近車内での点灯テスト用に使っていますが、とても便利なんですね。パーツのヘッドにはオンオフのスイッチもついてます。
シガープラグ電源のプラス側(赤線)にスイッチ配線を接続(
スイッチには配線が2本ありますが、プラスマイナスの極性はないのでどちらにつないでも構いません)し、もう一方の配線にテスト用にLED(プラス)を取り付けました。
そしてLEDのマイナスをシガープラグ電源のアースに接続しました。これで、スイッチを押さえていない場合(ドアがオープンの場合ですね)はスイッチが入って電流が流れ、スイッチを押さえている場合(ドアを閉めた場合ですね)はスイッチが切れて電流が流れなくなるはずです。
とりあえず、手動でなにもしない場合はLEDが点灯し、スイッチを押さえるとLEDが消灯する事を確認しました。
ドア接合部でのテストです。ドア後部では多くの場所で隙間が大きいのか作動しませんでした。
作動させられる所は内張りのヘリの数カ所ぐらいでした。内張りに貼らないので、内張りを分離する場合に邪魔にならないのが利点ですが、スイッチの作動が不安定になるおそれがあるのと、ドアを開けたときに目に入りやすいのが欠点でしょうか(脱落している場合はすぐにわかるという利点でもありますが)?
ドア前方部ではこの位置(面)で作動させる事ができます(エーモンでもこの位置はドア後部と並んで推奨場所ですね)。
他にドア前面のこの部分でも作動させる事ができます(この場所の対面はウエザーストリップになりますが、この部分のストリップは比較的固いので、うまく作動させる事ができます)。
スイッチ背面のゴムスポンジとウエザーストリップで衝撃をうまく吸収してスイッチを過度に挟む事がないような気がしますので、スイッチが作動するのであればスイッチも目立たないし、配線も内張りの隙間から引き込み易いのです。難点は内張りに貼る付けるので、なにかの作業で内張りを分離する場合にスイッチと配線が付いて来る事ですね。途中にカプラーを付けて、外せるようにしておかないとダメですね。
ちなみに方法としてはCool-Vさんがされていた方法です。Cool-Vさんはマグネット式ですが、今回もCool-Vさんを参考にというか完全に真似です~、すみません~。
http://minkara.carview.co.jp/userid/188040/car/2321477/4106051/note.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/188040/car/2321477/4270204/note.aspx
ちなみにCool-Vさんは、配線を隠すために内張りの前面に穴を開けられて配線と通したと書かれていますね。完璧すぎます~。
あと、もう1カ所あります。内張りを剥がしていますが、内張りのさらに外側のドア前方の鋼板の部分です。
ここだと、相手は車両側の鋼板となり、スイッチの作動が安定しますし、ドアの鋼板側に取り付けているので、内張りを剥がしても内張りにひっついてきません。またウエザーストリップの内側なので防水も心配ありません。個人的な感想ではここがベストのような気がします。
テスト動画もごらん下さい。
この整備手帳はあくまでエーモン貼り付けドアスイッチ【1559】のテストについてです。これを用いて、最近取り付けたフロントサイドドアのウォーニングランプをドア接合部の配線渡りをせずに取り付けられる方法を試しましたので、それについては
「【ブログ】Warning FLASH LEDの取り付け (5) 番外編ドア開閉スイッチを用いて配線のドア渡り」でご紹介します。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2018/05/07 18:12:56