こんにちは、C-HR FANです。
前回、
アウタードアハンドルにLEDを埋め込んだ事を紹介「自作 アウタードアハンドルイルミネーション」しました。配線はサイドミラーに取り付けられているロゴイルミランプ線(足下イルミネーションランプ線)に接続しました。
一応、思い通りの仕上がりになったのですが、1点満足のいかないところがあります。
それは、
点灯している時間が短いという点です。
実はこのロゴイルミランプ(C-HRのロゴが回転しながら点灯するものです、正式には足下イルミネーションランプというそうですね)、バディ男さんも
ブログ「取り付け作業(通算何日目?)」で説明されていましたが、電子技術マニュアルで調べると足下イルミネーションランプが点灯するタイミングは以下の2つしかありません。
(1) リモコンでアンロックした時
(2) リモコンを持って車両に近づいた時
以下は電子技術マニュアルの説明図です。ちょっとごちゃごちゃして分かりずらいですが...。
一番下の段に足下イルミネーションランプとありますが、山の上のラインが点灯している事を表しています。この図ではドアロック操作でアンロックする(青丸の部分ですね)と足下イルミネーションランプが点灯する事になります。また
点灯時間はT1(15秒)となっています。この時間はオプションにて30秒に伸ばす事も可能だそうです。
同様に電子キーを持って車両に近づき、電子キーが[非認識]から[認識]の状態に変わると、足下イルミネーションランプが点灯する事がわかります。
このように、足下イルミネーションランプが点灯するタイミングは(1)リモコンでアンロックした時と(2)リモコンを持って車両に近づいた時の2つしかありません。
点灯するタイミングも少ないですし、点灯時間も15秒と短いですね。
当初はそれでもいいか〜と思っていましたが、またまた
電装の神様(実在)から神の声が聞こえてきました。
「点灯タイミングを増やしたり、点灯時間を長くした方がいいですよ」
えっ、そ、そ、そうですよね( ̄□ ̄;)!!
でも、ど、ど、どうやって.....
「ルームランプ線につなぐといいですよ」
そ、そ、そうなんですか...
さっそくルームランプについて調べてみました。
下の図はルームランプの点灯についての説明図です。
これを見ると、青丸で示すようにルームランプは電子キーを認識した時やドアをアンロックした時にも点灯する事がわかります。
これは足下イルミネーションランプが点灯するタイミングと一緒ですね。
さらにルームランプの場合、それら足下イルミネーションの点灯タイミングに加えて、下図の緑丸のようにドアカーテシスイッチがオン(すなわちいずれかのドアが開いた時)にも点灯する事がわかります。
したがって、アウタードアハンドルのLED配線をルームランプ線に接続する事で、それまでの足下イルミネーションランプの点灯タイミングに加えて、ドアをオープンした時というタイミングがプラスαで付加される(増える)という事になります。それならこっちの方が断然いいですね。
さらに上図の緑丸(ドアオープン)に対応する赤丸の部分(ルームランプの点灯)を見ると、ドアオープンによるルームランプ点灯の場合はT1 (15秒)という時間制限がありません。なので、ドアがオープンの場合はずっとルームランプが点灯している事になります。(注)IGNオンの場合はずっと点灯し続けますが、IGNオフの場合はパワーセーブ機構が働いて約20分後に消灯します。これについては
【みん友限定】Warning Flash LEDの取り付け (2) T’z大阪共販のドアウォーニングLEDパーツの動作確認でも解説しています。
という事で、アウタードアハンドルイルミの配線をルームランプ線に配線に接続する事で、足下イルミが点灯するタイミングに加えて、ドアをオープンしている間、長くイルミ点灯させる機能を
追加できる事になります。
これらのメリットを理解した上で、今回アウタードアハンドルの配線をルームランプ線に接続する事にしました。
とはいっても、
サイドドア内にはルームランプの配線がありません。配線はドアを渡って車両側へと取り回す必要があります。
ただ私の場合、Avestさんのサイドミラー・シーケンシャルウインカーVertical Arrow (以下Vertical Arrow)の配線をする事によって、ルームランプ線を室内からサイドミラーにすでに配線をしていました
(【みん友さん限定】Vertical Arrowを自分で取り付けするために (3):フットランプの配線接続)ので、これを利用する事にしました。
下の写真が前回行ったアウタードアハンドルイルミの配線の様子です(
【みん友限定】アウタードアハンドルユニットへのLED埋込み(4) イルミドアハンドルの取り付け作業)。ドアハンドルイルミからの配線をサイドミラー根元まで取り回して、サイドミラーのロゴフットイルミの配線に朱丸の部分で接続しました。
ここでの接続を解除してVertical Arrowのルームランプ線に接続しなおします。写真の矢印の部分がVertical Arrowの配線です。
私の場合、Vertical Arrowの9本(4+3+2本)の配線すべてを室内へと取り回しています。このうち白と黒の配線がVertical Arrowのオプションライトの配線で、室内でルームランプ線へと接続しています(
【みん友さん限定】Vertical Arrowを自分で取り付けするために (3):フットランプの配線接続)。
途中のカプラーは汎用カプラーが使われています。白黒配線に直接エレクトロタップで接続しても良かったのですが、Vertical Arrowの配線に加工するのを避けるため、カプラーオンのハーネスを自作する事にしました。
手元に同型のカプラーパーツがありましたので、このようにカプラー部に介在させるハーネスをまず作りました。
そして、自作ハーネスに細線用エレクトロタップで、ドアハンドル用のプラス線・マイナス線をそれぞれ分岐させました。
プラス側にはメスギボシを、マイナス側にはオスギボシを取り付けて接続です。
Vertical Arrowの配線の配線接続・延長部でカプラーを外して、自作のハーネスを割り込ませました。
そして、ドアハンドルイルミのプラス・マイナス線にそれぞれ接続しました。作業はいたって簡単ですね。
Vertical Arrowのような配線がない場合は自分で配線を作って、GI2コネクターを通ってドア渡りをする必要があります。その場合は以下のブログを参照して下さい。
【みん友限定】C-HRのドア接合部GI2コネクターを自作配線で渡る
またGI2コネクターを介さなくても、サービスホールを通ってドア渡りをする事もできます。以下のブログを参照して下さい。
【ブログ】データシステムC-HR用サイドカメラ(SC-60C3A)の取り付け(1)パーツ説明と前日練習まで
【ブログ】データシステムC-HR用サイドカメラ(SC-60C3A)の取り付け(3)配線の室内への取り回し
【ブログ】自作サイドミラーシーケンシャルウインカー(3)配線の取り回しからグロメットまで
【ブログ】自作サイドミラーシーケンシャルウインカー(4)グロメットから室内へ渡る
では実際の状況を紹介します。
まず加工前の様子です。ドアのアンロックなどで、足下ロゴイルミとともにアウタードアハンドルのイルミの点灯していますね。
そして15秒たつと両方とも消えてしまいます。
動画ではこんな感じですね。
そして加工後にはドアオープンでもドアハンドルイルミが点灯します。この場合には15秒で消灯せず、最大20分間点灯し続けます。下の写真でもロゴイルミが消灯しているのに、ドアハンドルイルミがVertical Arrowとともに点灯し続けているのがわかると思います。
動画の様子がこちらです。
このようにしてアウタードアハンドルのLEDを長く点灯させる事ができるようになりました。
通常、車に乗り込む時には、(1)キー認識 [非認識→認識]か、(2)ドアアンロックでドアハンドルLEDが点灯しますが、逆に車から降りる時にはドアハンドルイルミは点灯しません。
それに対して今回の変更により、
車から降りる時にもドアオープンにより、ドアハンドルのLEDが点灯する事になります。(また乗り込む時も、ドアアンロックでドアハンドルのLEDが点灯した後、15秒経過してロゴイルミとともにドアハンドルLEDが消灯しても、ドアをオープンすれば再びドアハンドルLEDは点灯します[この場合ロゴイルミは点灯しません])。
したがって乗り降りの際には例外なくドアハンドルのLEDが点灯している事になりますので、点灯を見る機会がかなり増えるようになりました。
またナイトオフ等でもどこかのドアを半ドアにするだけで、長くドアハンドルのLEDを点灯させておくことができますので便利です。
このドアハンドルLEDをこれからDIYしようと考えられている方はぜひ参考になさって下さい。
以上、「アウタードアハンドルユニットへのLED埋込み (5) 点灯タイミングを増やす」でした。
これで終わりのつもりだったんですが、まだこのシリーズ(?)が続きます〜。乞うご期待です。
C-HR FANの過去の投稿リストはこちらです。
C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)