
巷で話題になっているデジタルインナーミラーを取り付けてみました。
デジタルインナーミラー、純正ではレクサスのLSやトヨタのアルファードやベルファイター、つい最近ではハリアーに採用されていて、いずれもメーカーOPでの対応のようですね。
因みに6月に発売された新型ハリアー、国内初で前後2個のカメラが付き更に録画機能も付いたそうですから、他車でも順次、前後の録画機能が付いてくるものと思います。
要はリアカメラで撮影した後方画像がルームミラーに常時映し出され、特に夜間や後方座席の乗車時における視認性の向上が期待される訳で、簡単に言うとルームミラー自体がスマートフォンになったと思ってください。更に切り替え操作を行うことにより、デジタルの画像(動画)と通常の鏡面のどちらかを選択できます。
自動車メーカー純正品の多くはリアカメラ1個のみで録画機能無し。
社外品の多くは(ほぼ中国製)、これらの機能に加えミラー部分にカメラを付けて、リア・フロントとも録画機能を持たして、いわゆる前後のドライブカメラとしても使えるようにした製品がここ1~2年で沢山、発売されてきました。
このカメラが最近の製品は優秀で、使われているイメージセンサーは日本のソニー製でスタービス対応と呼ばれる裏面照射型CMOSイメージセンサーで200万画素といったフルHD対応はもとより、夜間、暗闇に特化され、とても明るく映り、更に明るいところから暗いところに入った際の補正も良く出来ているようです。
前後2つのカメラが付いたドライブカメラ+デジタルインナーミラーの機能が付いて、安いものなら1万円以下、殆どの製品が1万円から2万円くらいで、この価格でアフターマーケットに出てきたわけで、残念ながら日本で作っても競争にはなり得ませんし、日本のメーカーから出していても実は中国製というのが殆どのようです。
ただ、デジタルインナーミラーの取付け作業が容易になるのと、出来るだけ数量を捌くため汎用性を持たすため、既存のルームミラーにゴムバンドで取り付ける製品が多いのですが、見た目さえ気にしなけば、安いし取付けも簡単でベストなのですが、個人的はどうしても後付け感が拭えません。
あと、フロントカメラがミラー部分に一体化されていて、ミラーを動かすと撮影した画像も動くし、カメラ部分はボールジョイント機構で、上下左右で角度調整可能ではありますが、、、そもそもルームミラーといっても鏡では無いので頻繁には動かさない訳ですけどね。。。
この前後のドライブカメラ機能を持ったジタルインナーミラー、良いことばかりのようにも思えますが、弱点もあります。
当方が感じた弱点は以下の2点。
先ずは晴天時とか、どうしても車内の映り込みが入ってしまいとても見辛く、昼間は画像をOFFして通常のミラーを使用いる方もおられます。ただその分、夜間の視認性は問題ないというか素晴らしいのですが、、、対応策としてノートPCでも使われている偏光フィルムを鏡面部分に貼ると程度問題はあれ改善しますが、トレードオフとして鏡としての機能が失われます。
もう1点、リアカメラから映し出される画像が広範囲すぎて、後方から接近する車両との距離感が掴みずらいことで、画面が広く映すのは決して悪い訳では無いのですが、、、要は画像の拡大縮小機能が無いのが問題ですけど。。。画像の上下を調整する機能はありますが。
ほか、フルハイビジョンでも27.5とか30というフレームレートの関係で実際に映し出された動画がホンの僅か遅れる感じもあるようですが、画面の反応速度が遅いといってもガンダムの世界のアムロ君のようなニュータイプや戦闘機パイロットなら問題かと思いますが、当方のような凡人だと余り関係無いし、まあすぐ慣れますよ(笑)
そんな訳で前フリが長くなりましたが、いろいろ試してみて(何台か購入・・・涙)、ドライブレコーダーの老舗でもあるMAXWIN(マックスウィン)から 最近発売されたMDR-A001B(リアカメラ車内設置タイプ)を入手しました。
機能して、従来の製品として大きく違うのは、フロントカメラがついに分離式になったこと、以前から要望していたリアカメラの画像の倍率が任意に変えられこと(まあ4つの固定倍率ですけど)、やっと出たという感じでしょうか。
それと純正ミラーを交換するタイプなので、後付け感が少なく、実際に使った感じが純正といっても良いくらい全体に自然な感じですね。
欠点として、リアの画像を大きく距離感を従来のミラーと同じ程度にすると、リアの画像が粗くなること(これもトレードオフで仕方ない)、やや高価なこと(3.5万円)、GPSに非対応、やや動画がフルHD録画といっても他の高性能な製品に比べ僅かに粗いという具合でしょうか。画面の粗さについて実用上は特に問題を感じません。
取付けに関して既存のルームミラーにゴムバンドで付ける訳ではないので、結構大変ですけど、何よりも大変なのは配線が従来品に比べ太く、本数も多く、配線を隠すのが一苦労で、加えてバッテリー+直結線、+ACC線、マイナスアース線と3本配線するのも大変で、電線が多くなるとその分、電磁的なノイズを拾いやすくなるようで、地デジとの関係もあり、配線の取り回しで工夫が必要になるようです。取付けに自信の無い方は専門業者さんに依頼した方が良いと思います。
こちらの製品、現時点は満足しておりますが、更に良い製品が近々で出ないとも限らないので、その時はまた考えます(笑)

Posted at 2020/07/04 21:00:02 | |
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