お待たせしました!
2ヶ月かけて行ったオーバーホールが、終了しましたのでまとめとして、
記事にしたいと思います!
今回のオーバーホール、メインの目的は前期&中期?MR-Sの定番トラブルの
「オイル消費」を解決するために行いました!
初めの予定ではピストンリング、オイルリングの交換で終了の予定でした…でした…デシタ…
作業開始初日です!
まずは淡々とエンジンの周辺部品を外していきます!
これでまずまず作業性を確保していきます。
続きまして「ヘッドカバー」を外してエンジンを開けていきます。
開けてみて驚きましたが想像より遥かに私のエンジンの中は汚れてませんでした!
前オーナーと私のオイル交換の成果かなーと
自画自賛しておきます(ゝω・)
ここから
「プーリ」
「ウォーターポンプ」
「チェーンカバー」
「カムシャフト」
の取り外しを行います。

こちら、クランクプーリーなんですが、なかなか外れず整備工場のおじさまにコツを聞いたら
ファンベルトの真ん中らへんにタイラップを巻き付けてそれをどこかに引っかけ、クランクプーリーを緩める方向に回しながら巻き付けていけば摩擦力勝って緩められるよーと。。
やってみるとわかりますww凄い簡単に外せておすすめですwww

ここまで外すのにさほどの注意はありませんが、
ボルトの位置などなくしたり忘れたりしないよう工夫して保管して下さい
段ボールに絵をかいてそこにボルトを刺しておくのがおすすめですかね♪
カムシャフトは緩める順番があるのでむやみやたらに外せません!
簡単に折ったり曲がったりします。
ここからすみません。。
集中する作業が多くて私一人では写真もなかなか撮れず、黙々と進めてしまったため
みんカラでよく役に立たないと言われる分解後画像へ移ります
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
デデーーーン
「どんだけ飛ばしてるんだよwww」
「いつの間にピストンやらなにやらはずれてんだよ!!!」
おっしゃる通りで御座います。
この間仕事終わりなどですこしづつすすめておりここら辺で2週間以上たっておりますwww
ここから「部品加工」「新品交換」
など行っていきます。まず行ったのは
「ポート研磨」です
専門的な工具などもよくわからなかったのでリューターを購入し、インテークエキゾーストのポート研磨を行いました。
さらについでに燃焼室の鏡面化も行います
こちらがbefore afterです
いかがでしょうか?DIYでおこなったポート研磨では良い方ではないでしょうか!
バルブの面の刻印にスラッジが塊溜まってたので、再発防止のため刻印をリューターで削りなるべく平に。
凹凸を減らして熱が逃げにくくなるよう。
続きまして、バルブすりあわせです!
やっている姿はYouTubeで動画など見て想像して下さいw
取り出したバルブは、もはやどこからどこまでが当たり面か、わからないほどになっていましたが、バルブコンパウンドをつかい、すりあわせを行い圧縮漏れを少なくします。

どこからどこが当たる面なのかはっきりしてきました!(o゜▽゜)o結構これも気分が良くてなかなか終わらなくなってきますww
すりあわせが終わったところで洗浄し、私は今回のこちらのバルブステムオイルシールも交換しました!
こちらも劣化するとオイル下がりによるオイル消費につながります。
こちらの交換はプライヤーなどで元のオイルシールを抜き取り新品をしっかりまっすぐと取り付けます。
バルブの棒が頭を出すとき均等に
ニュムっとでてくるとまっすぐはいっています。
そしてバルブを取り付けます!
ちなみにここでは
「バルブスプリングコンプレッサー」
と言う工具が必要になります。

バルブよし。スプリングよし。皿よし。
コッタ…スリーブ

組み上がり!!ヘッド単品はほぼ完成です!!
この段階でちょうど注文していた
「対策品ピストン」が到着しましたのでコンロッドから前のピストンを取り外し、Newピストンを組み上げる作業です!
ん?
対策品ピストン???
と思った方のため説明しますw
1zz-fe、私もそこまで知らなかったのですが、ピストンに対策品がでていました。品番も変わってます。
こちらがその画像です
左が対策済み、右が初期の1zz-feについている対策前のピストンです。
これだけ変わるのも珍しいのでは?と思います。
穴の数が4つから8つに径も倍くらいになってます。そのほか、オイルリングの下に
きりかきが増えてます。
私の予想ですが、
かき落とすオイルの量に対して
ピストンの穴から裏に戻れる量が少なく、上にあふれ燃焼し、
オイル消費につながるのではないか?
故の対策では?
と考えています。
オイルリングの下にきりかき増えてるところからも下のオイルパンに落としたいというのが伝わってくるかと想います。
さて本題に戻ります!
ピストンを、コンロッドに組むにはピストンピンを刺します。ですが、ピストンピンは普通の状態でピストンに入りません。
じつは焼きばめと言うほどのことではないですが、
ピストンを熱して少し膨張させ、ピンを挿入します。さほど暑くしなくても入りました。
わたしはピストンヒーターなど持っていないので、、、
ストーブでぬくぬくさせておきました。
そしてコンロッドとピンを刺し、スナップリングで固定し、コンロッドの完成です!
とくるとやることは次はピストンリングです!
これははめるだけなので綺麗な画像で以下省略ですw
この感じはほんとに自己満足に浸って綺麗なピストンを眺めながら休憩の一服が最高でした…
ここまでくるとエンジンへの組み込み作業になります!!!
ピストンをシリンダーへ入れるには
「ピストンリングコンプレッサー」
を必要としますが、
今回の自宅近くの整備工場にお借りしました!
そして新品のヘッドガスケットを組みます。

んひょ!!!!!!
チューニング好きな人はこういうの興奮しますよね!!しますよね!!しません?www
そして下に潜り込みコンロッドベアリングキャップを締めます。
(トルクは整備書参照)
そしてこの上に上記で組んだ
「シリンダーヘッド」を
組んでいきます!ちなみにヘッドボルトは今回の新品にしました。
すみませんここの画像取り忘れておりましたw
ちなみにヘッドを組んだら次にしなければいけないのは、
「バルブクリアランス調整」です!
じつは1zz-feこのバルブクリアランス調整がクッソ面倒くさいのです。
わかる人しかわからない説明はいります
じつは1zz-feは4AGなどのものと違い
シムプレートがありません。
スリーブ一体で厚みが違うと言うタイプです。
何が面倒かというと測定して調整するのに押し込んでプレートをぬくなど出来ないので毎回カムシャフトを外して、交換して、測定してまた駄目なら外してを繰り返さなければなりません。
合わせるのに私も5回カムシャフトを下ろしましたw
しかも組むと厚みかえてないのにさっきより0.02狭くなった…とかありますw
その苦行を乗り越えたらまた試練が待っていました。
タイミングチェーンです!
私はタイミングチェーンを脱着するのが初めてだったのでびびりながら慎重に作業したのですが、、
なぜか半山ずれる…ポンチが僅かに合わない…と言うのに3日悩まされました。
そして結果ですが、なんと半山ずれてるのではなく、それで合っていたのですww
画像がこちら
半山ずれてるように見えません?w
整備解説書をみたら
山と山でなく
谷と山になるようでしたw
純正のポンチが、谷なら谷の真ん中に打ってくれれば良いのに若干ずれた所に打たれていたのが今回の困惑した理由でした
トヨタさん……(^_^;
ちなみにタイミングチェーンは何カ所も合わせるところがあるので細心の注意が必要になります!
間違えれば…即ブローの可能性も。
ここを組めばあとはさほど出ないので説明のみでスキップしますw
ちなみにチェーンカバーの液体ガスケットは資金的な問題と耐熱性の関係で今回
スリーボンドの赤褐色で統一しましたw
万能ですw
そして…………
配線をつなぎ直し、
バッテリーをつなぎ、
キュルルルルルルル…………
あれ?かからん…えええーーー!!!!
なんでなんで!!!ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
これは本当に焦りましたwかなりの時間をこの探索にさきましたww
結果として私は外さなかったはずのカプラーだったのですがそれが組み付けのどこかの段階で抜けていたようでした、
クランク角センサー…
ダイアグをみても正常。なのに火花が飛ばない。
ホント大変でしたw
そして無事始動し。
試走行!
このときは本当に嬉しいですね(T_T)
自分の組んだエンジンが回ってる!
(๑´ڡ`๑)
現在慣らし運転300kmほどですが現在は好調です!
応援してくれた方支援してくれた方
ありがとうございました!
今年もまたオフ会、ツーリングなどよろしくお願いします!