2023年07月23日
フランス車に乗って気づいたこと
スイフトから308に乗り換えて1ヶ月ほど経ち、走行距離も1000kmを超えました。いくつか気づいたことがありました。
・まずプジョーは「猫足」と言われていますが、GTグレードについてはタイヤが225/40R18と低扁平であるため(これはGRヤリスやカローラスポーツでも採用されています)、かなり段差を拾い、どちらかというとドイツ車的な乗り心地です。「街中を走っている分には」スイフトの方が乗り心地は柔らかいです。しかしながら、これは街中で乗った場合であり、高速道路や流れの良いバイパスなどではピタッと地を這うように走ります。
・車は適材適所、それぞれの国に合わせて作られているということを改めて感じました。スイフトやC-HRなどは街中を快適に走れるようにチューニングされており、乗り降りのしやすさや乗り心地など、街中を走るのみならばこれ以上の車はないでしょう。どこかで目にしましたが、「高級車を購入したが、普段は軽自動車しか乗っていない。」これはあながち間違っておらず、大きい車を街中で乗るのには、かなり気を使います。私の住んでいる地域では、道は狭く荒れているところも多く、スーパーなどの駐車スペースも狭いです。そんな場所では軽自動車はさぞかし快適なことでしょう。
・スイフトの良さとスズキのコスパの高さに改めて脱帽しました。308からスイフトに乗り換えても、ボディーのしっかり感には違和感を感じません。ハンドリングに関してはむしろスイフトの方がアジリティは高いようにも思います。これは車両の大きさや性格にもよると思うので、208であればスイフト以上の性能を見せてくれるかもしれません。もちろん細かい質感は当然308の方が高いですが、スイフトも走りは負けていないというところに、スズキというメーカーの偉大さを感じ、また次も乗りたいと思わせてくれました。
・一つだけお願いがあります。プジョーの日本仕様は手抜き仕様だと思います。価格は上昇しているのに、車両の装備は減少しています(3DメーターやQi充電、メッキ加飾など)。また本国にはある仕様(ホイールやオーディオなど)が日本仕様では選択できないなどもあります。せめてオプションでも良いので用意して欲しいです。
ここからは雑記ですが、自分がプジョーに興味を持ったのは508SWのデザインに惚れたところから始まります。唯一無二のデザインで、走りにもお金がかかっているという508には興味がありました。しかし、ちょうどモデルチェンジのタイミングでああることと、デザインの変更、価格の上昇と重なり、自分の理想とする車ではなくなって来てしまいました。そんな中、NEW308が発売されて、508をコンパクトに落とし込んだようなデザインと手の届く価格帯であったことから、購入に至りました。他のメーカーも検討しましたが、ドアの開閉音や内装のデザイン、走りを含めて自分の中ではかなり上位にありました。(308がライバルとする某Cセグベンチマーク車のドア閉まり音よりも重厚感がありました、何も音だけではありませんが、車の品質の一部として評価ポイントでした)
以前プジョー2008とC-HRを比較したことがありますが、その当時はC-HRの方が総合力では上でした。しかしながら現行プジョー車の質感や走りは今やトップレベルと言えると感じています。国産車に敵わないところといえば、電装系でしょうか。今のところ大きな故障はありませんが、唯一の不安要素です。購入時にPHEVでなくディーゼルを選んだのも、いくら走りが良くても電装系の弱さという点から購入を躊躇したからでした。
今後所有する中で、新生プジョーの走りや品質を味わい、時には気まぐれな猫(ライオン?)と付き合っていこうと思う今日この頃です。
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Posted at
2023/07/23 13:44:53
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