2020年02月06日
車にとって、ボディー剛性(感)は大切です。人で言えば、体幹がしっかりしているのと同じです。*厳密にはボディー剛性とボディー剛性感は同義ではありません。
体幹がしっかりしていれば、正確な動きができ、またへこたれにくいでしょう。
ボディーがしっかりしている車は、サスペンションがしっかりと仕事ができるとよく言われます。実際ボディー剛性を売りにしている国産車や輸入車は、アクセル・ブレーキ・ハンドリングどれを取っても自分が思った通りに、時間の遅れなく車が反応してくれます。これはボディーが遅れなく人間の操作を伝達してくれるからだと思います。
私の愛車、スイフトもコンパクトカーながらボディーのしっかり感を売りにしているだけあって、他のコンパクトカーや上級車種と比べても走る・曲がる・止まると言った性能は近いものを感じることができます。ただ上級車種と比べると振動や音の遮蔽があまり上手でないようで、ここはコンパクトカーには超えられない壁でしょう。
ここ最近、5万キロほど乗ってきて各部にも緩みが出てきたのか、なんとなく車全体がフラフラとした感じがしていました。そろそろボディ補強を考えるかと調べたところ、ZC72型のスイフトには、ZC32型のスイフトスポーツについている「フロアメンバーブレース」なるものがつけられるようです。
社外品もいろいろと出ていますが、ボディは補強すれば良いというものではありません。ボディーがしなやかに動くためには固めるだけでなく、上手く力を逃すことも必要だと考えます。実際ボディー補強しすぎるとフレーム自体に亀裂が入ったなどということも聞きます。サーキットオンリーならまだしも、段差が多くまた意図しない事故なども起きうる街乗りでは、そのバランスが大切です。
この点で、純正で付いているものならば、そういった点も少しは考慮されているはずと考え、装着しました。装着した感想は、これまで段差を乗り越えた時に、”ガタンブルブル”ときていたものが、”ドスン”とした重厚感のある衝撃に変わり、サブフレームだけで支えていた衝撃をボディー全体で逃しているような、フロントの一体感を感じつ乗り味になりました。
ボディー補強パーツは、よく考えられたものならば、効果があるようです。
Posted at 2020/02/06 22:38:04 | |
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車体パーツ | 日記