エアロスタビライジングフィンについて、実際の車両を参考に考えてみました。
素人の勝手な考えですので、間違いだらけ、適当です。メーカーさん、開発者さん、関係者さんすみません。
青い矢印が車体に沿った空気の流れ、赤い矢印はフィンによって整流された空気の流れ、白丸はスタビライジングフィンを表します。
まずはコンパクトカークラス、アクア・ヤリス・シエンタ
・アクア

・ヤリス

・シエンタ
次に新旧ハリアーとレクサスRX
・新旧ハリアー


・レクサスRX

新旧ハリアーを比較すると、ドアミラーベース付近とリアのフィンが廃止されています。前者はサイドのキャラクターライン角度をやや急にすることによって、リヤはランプを薄くして出っぱらせることで、フィンの代わりとしているのでしょうか?やはりクーペルックを狙った新型ハリアーは綺麗ですね。
この点、レクサスはフィンを使わず、テールランプ形状で空力処理している車種もあります。あまり調べていないのであれなのですが、UXはフィンを使っていないですね。RXに関しては、ハリアー同様キャラクターラインの工夫により、ドアミラーベース部分はフィンがありません。それともたまたま三角窓のせいで設置できなかっただけでしょうか?リヤは色々な角度から空気が流れてくるので、さすがにフィンで整流せざるを得なかったのでしょうか?
続いてカムリとレクサスES
・カムリ


・ES

最後にトヨタクラウン

クラウンにおいても、新型ではフィンを採用していることから、やはりフィンには色々なメリットがあるのでしょう。自分でつけるとすれば、サイドミラー部分とテールランプ部分でしょうか。
ここまでの検証の結果
・サイドミラー部分のフィンは車両の安定性、テールランプ後部のフィンは負圧の低減による空気抵抗減少
・必ずしもサイドミラー部分のフィンは必要ではない。車両形状による空気の流れによって、整流すべきかそれともそのままでも大丈夫なのか。
・リヤテールランプ部分はメーカーが特殊な形状にしていない限り、サイド部分が平らなテールランプの場合フィンの効果あり。ドアハンドルのラインとかぶらない位置に設置するのが望ましい。ドアハンドル自体フィンのようなもの。その直線上に設置してもあまり整流の効果なし。
それにしても、車というのは奥が深いですね。色々考えてみると、ますます車に愛着がわくのと、メーカーさんの開発力に頭が下がる思いです。
Posted at 2020/07/18 23:29:23 | |
トラックバック(0) | 日記