OBD2ポートにドングル挿したらエラー&エンスト
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
各種PID値を見たいのでV70時代から使っている
OBDLink-MX Wi-fi(Wi-fi版は現在廃番)を
XC60(156)に装着してPIDデータを見ようとしたら
盛大なエラーと共にエンストが発生した。
数日あけて3回挿し直してみたが
3回とも走行約5分~10分以内に必ず
ESC/ヘッドライトエラー/BLIS/CTA等
のエラーが発生し危険を感じ速度を落とすと
そのままエンストに陥る。
但し、挿していても走行させない限りは
エラー含め問題は何も起こらない。
3回とも走行中にエラー&エンストで
危険な目にあったので
現在使用は一切控えている。
アイドリングだとPIDを見る事は出来るが
走行させると確実にエラー&エンストする。
その他ではドングル挿している時には微妙に
アクセルが重たくなる症状も発生する。
兎に角
メーカ取説の通り
OBD2ポートには余計な外部機器は挿さない
事が最良であることを身をもって体験した。
走行開始後、僅か数分でエラーが出たのが
幸いで、これが高速道路走行時に突然発生
していたらと思うと背筋が凍る。
電気電子物は何時どこで何が起こるか
全くわからない怖さがある。
原因は不明だが走行させるとNGなので
車速データが関係しているかと思われる。
2
エラー&エンスト時のエラーログを
診断機(VIDA+dice)で確認すると以下の
コントロールモジュール群のCANデータ
に通信障害を与えている模様。
ECM(エンジンコントロールモジュール)
CEM(セントラルエレクトリックモジュール)
CEMマスターノード(ヘッドランプコントロールモジュール)
BCM(ブレーキコントロールモジュール)
BCMマスターノード(ステアリング角度センサーモジュール)
BCMマスターノード(拘束コントロールモジュール)
FSM(フォワードセンシングモジュール)
SODL(左側障害物感知モジュール)
SOLD/Rマスターノード(CTA/Cross traffic Alert)
SODR(右側障害物感知モジュール)
TCM(トランスミッションコントロールモジュール)
恐らくデータロガーが不正な割り込みを
している可能性がある。
3
OBD-Linkが配布している標準アプリだと
標準レベルPIDしか見る事が出来ないので
深いレベルのPIDを見る為に
異なるアプリ(Car sensor ELM)を使用した
のが原因なのかも知れない。
5
VOLVO(EVAプラットフォーム/非SPA)の
CANには以下の種類がある。
MS-CAN(ネットワークスピード125kbit/s)
HS-CAN(ネットワークスピード500kbit/s)
sensor-CAN(SRS/BCM/ECM/CVMのローカル)
拡張CAN((ネットワークスピード125kbit/s)
ローカルCAN(ECM/TCM間等複数ローカル通信)
恐らくデータロガーで不正な割り込みを
している可能性がある。
6
廉価版コピーの安物偽物ELM327を
介して繋げている人は沢山おり
それでも特に不調を訴えている事例を
見聞きしないのが不思議。
OBD-Link系は中華偽物コピーELM327とは違う
STN1110チップ(ELM327上位互換)なので
通信速度(大容量バッファメモリ)と信頼性が高い
筈だが、PID読み込み時にCANかLINに悪さを
している(データ読み込みに際し割り込み処理?)
可能性がある。
今後の対策としてはMXでは無く
下位バージョンのLXで試す予定。
LXは余計なCANの割り込み機能が無い仕様
なのでこれでリスクを下げたい考えがある。
パチモンELM327よりはましだが
高性能が故にCANラインに
割り込んで悪さをする可能性がある。
物としては良いが使い方、マッチングにより
故障や事故に繋がりかねない代物でもある。
特に最近の
最新最先端先進技術搭載制御車両には
危ないと考える。
最も怖いのはユニットが保持している
チップのデータ喪失とか搭載データの勝手な上書き
置換等、意図しない挙動による完全なユニット故障。
OBD2ポートのみならずUSB-Cポートにも
危険が沢山潜んでいるらしい。
何れにしても何かしら余計な物を
OBD2ポートに挿すと怖い思いをする事への
注意喚起として書かせてもらった。
弄りは「自己責任」「自己解決」
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