ランサーセディア純正レカロ その2 加工・取り付け編
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
昨日、ランサーセディアのレールを外したレカロ。
今日はパジェロミニ用のシートレールを組み付け、車に載せます。
パジェロミニ用のレールはそのままでは穴位置が合わずポン付けはできません。
画像のように前側の穴位置が合わないのです。
レール側のこの穴を拡大します。
2
また、セディアのレカロに溶接されているスペーサ部分ですが、スライドレバーのステーが邪魔で、そのままパジェロミニ用レールをつけようとしてもこのような隙間ができてしまいます。
セディアの純正レカロを取り付けるためのハードルは以下3点ということになります。
① シートレール取付穴位置の違い
② セディアレカロに2箇所溶接されているスペーサ
③ スライドレバー取付ステーとの干渉
それでは早速課題のクリアに取り掛かります。
3
まず①の穴位置の違い。
私の場合はシートレール側を加工しました。
(おそらくみなさんこの方法ではないでしょうか)
ドリルで穴をあけ、やすりでひたすら削って穴を広げていきます。
画像でナゼか穴の上側(シート後方側)も拡大してしまっていますが、これは私がやらかしたからです(笑
何を血迷ったのか、後ろ側を拡大し、シートとレールを合わせてみて初めて気づくという失態ぶりでした(笑
拡大した穴の形が不格好ですが、要はボルトが通れば良い訳ですし、シートに組み付けてしまえば見えないので(笑
ドリルとやすりで拡大 と文章にしてみればわずか10文字ですが、厚みもあり硬いのでここが一番大変です。
私は丸い棒やすりをドリルの刃の代わりにつけてガンガン削りました。
ちなみに、やすりは100均で3本セットで売っていたものですが十分です(笑
4
次に②は一旦飛ばして③のスライドレバー用ステーです。
ここはハンマーで叩いて内側に折り曲げました。
硬そうでしたが普通に曲がります(笑
グラインダーで落とすのも考えましたがすぐそばの生地がグラインダーの火花で溶けたり燃えたりしそうなのと、内側に曲げてしまう方がはるかに楽なので(笑
5
さて、先ほど飛ばした②ですが、スペーサはそのまま残すことにしました。
反対側は手元にあったM12のナットがスペーサと同じ高さだったのと、車の性質上、ローポジにこだわらなくても良いかと思ったからです。
ということでシートとレールを合体します。
レールの取り付けはセディアのレカロに純正のレールを固定するために使われていたボルトをそのまま使用しました。
元々スペーサありきで組み付けられていたものですので長さも問題なくすんなり組み付けできました。
あぁ、ここまで長かった(笑
6
いよいよシートを車に載せるため、まずは今ついているパジェロミニの純正シートを外します。
14mmのボルトとナット、計4か所を外せばシートは外れますが、なんと左後ろのボルトはセンターコンソールを外さなければアクセスできません(汗
センターコンソールはネジ2本で留まっているだけですのでサクッと外してシートも外します。
ここで一つ注意。
シートベルトの警告灯のハーネスがシート下で接続されていますので、シートを外す前に忘れないようにカプラを抜いておきます。
ちなみに、パジェロミニは後ろ2本はボルト、前2本はナットでした。
後ろのボルトを外すと、ナント!
地面が見えます(笑
7
あとはセディアのレカロをそのまま載せるだけです。
シートベルトのバックルは、セディアのシートについてきたものがそのまま使えますのでパジェロミニからわざわざ外す必要はありません。
カプラの形状も私の場合は同じでしたが、ここは年式によって異なるかもしれません。
ただ、セディアのバックルは17mmのボルトでステーに固定されていたのですが、ナットはステーに溶接してあるので取り外すことができません。
ここはM12×1.25ピッチのナットをホームセンターで買ってきました。
シートの固定ボルトとナットを締め付けたらセンターコンソールを元に戻し、シートベルト警告灯のカプラを忘れずにつないでおきます。
8
めでたくセディアのレカロがつきました!
ポジションは1センチほど高くなっているような気がします。
助手席の座面と比べて、そんなに上がっている感じはしませんが、座るとドラポジは違います。
②のスペーサの分上がったのか?
それとも純正シートがへたり過ぎで座った時に沈んでしまっていたのか(笑
組み合わせるレールによっても高さは変わると思いますのでここは参考ですね。
シートと内装の干渉は全くありません。
シートの前後スライドもリクライニングも問題なくできますが、リクライニング用のおにぎりダイヤルはドアが閉まっている状態では頑張れば回せなくないですが・・・という感じです。
近所のいつもの試走コースを軽く流してきましたが、シートが固くなって乗り心地が全く違います。
ドラポジも変わっていて、別の車になったような雰囲気です(笑
シートとレール、送料も合わせて1万5000円以下でレカロ(笑
部品代だけだと10000円以下(笑
レールの穴拡大は大変でしたが、十分満足です。
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