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2008年12月23日 イイね!

旅立った家族

旅立った家族 
 我が家のベランダにある日突然移り住んできたコガタスズメバチの一家。こんな感じで。けなげに、かいがいしく子育てをして、無事に大自然に帰っていったようです。今日は我が家の年末の大掃除の一日目なのですが、毎年オープニングはベランダからと決めています。そのベランダにひっそりと残された空き家の撤去作業を敢行しました。この一部始終を報告したいと思います。


 まずは準備作業からですが、もしもの時に備えて防備を整えます。バイク用のウィンタースーツを着込み、フルフェイスヘルメットを被り、ウィンターグロープに皮ブーツのフル装備です、家の中で(笑)。ベランダで場違いなスタイルをしている私の写真をご覧下さい。後述しますが、ここに来るまでにかなりの奮闘があり、写真をよく見ると汗だくで眼鏡は曇ってずり落ちたりしています^^;。手にしている大きな脳ミソのようなものが、やっとの思いでゲットできた最終目的物です。

 作業としては、まず周辺においていた収納箱類を静かに撤去してゆきます。全貌が露わになったところで、営巣拠点となった、ベランダストッカーを静かに引き出します。ここで、予想はしていたのですが、最悪の事態が発生しました。巣の中から、一匹のスズメバチが飛び出して来て、一直線に私の方に突進してきました(滝汗)。ブーン!という低めのドスの効いた羽音が特徴的です。

 いくら完全防備しているとはいえ、こういう場合に人間は反射的に逃げるということがよく分かりました。思わずベランダの一番端まで逃げましたが、相手もしっかり追尾してきます。狭いベランダを右に左に逃げ惑う私、それを安全地帯の家の中からパジャマ姿のまま楽しく見学する家内と娘。まさにガラス扉一枚を隔てて、天国と地獄ですわな。逃げ回っているときに、先ほどベランダ通路に下ろしていた箱類に蹴躓いたりして、もうこっちは必死なのです(激汗)。

 そうこうしているうちに私も落ち着いてきました。そうだ、防御は完璧なのだ、と。どうやら相手は一匹だけで援軍もいないようです。また、体格も小さめで想像するに巣立ちをしきれなかった虚弱児のようでもあります。あるいは空き家を守る老爺だったのかもしれません。相手が怯んだスキをみて、家の中に一旦退避しました。思いっきりゼイゼイいってました(笑)。

 5分ほど警戒哨戒飛行を続けていた番人ハチも姿を消したので、気を取り直し、家族の声援を後ろに再び出撃です。次の作戦は、巣にひとつだけあるハチの出入り口を塞ぐ事としました。ここさえ塞げば、万一まだ敗残兵が潜んでいても閉じ込められるからです。恐る恐る近寄り、ハチの出入り口にガムテープをペタッと貼る事に成功しました。ここからは強気の攻撃です。一気に堡塁(ベランダストッカー)を引き摺り下ろし、内部が静かなことを確かめてからベリベリと巣を引き剥がしました。

 ここまで来れば後は戦後処理です。ベランダに出るのを嫌がる家内に記念写真を撮らせたり、巣の様子を観察したりしました。結局残っていたスズメバチは一匹だけでした。気持ちに余裕が出てくると、持ち前の好奇心がムラムラと沸き出てきて、色々な角度から写真を撮ったり、重さを測ったりして、楽しく遊びます^^。早く解体して内部構造を見たいのですが、お正月に集まる兄弟や親戚に巣の全容を見せたいので、解体はその後のお楽しみに置いておきます。

 いや、それにしても初めは「新しい家族♪」などと能天気だった私も、ほんの少し脅かされただけですっかり自制心を失い、闘争心剥き出しの戦闘モードに入ってしまいました。まったく恥ずかしい限りです。まだまだ、人間が練れておりませんね(猛省)。来年もたゆまぬ修練を積みたいと思います。いずれにしてもこれでようやく心安泰に年が越せる準備が出来ました。でも今日はエネルギーを使い果たしのでもう残りのベランダの掃除はしません(^^;.....







業務連絡
巣の詳しい様子は、ホッ!とギャラのほうでご覧下さい。 



 
Posted at 2008/12/23 16:40:31 | コメント(16) | トラックバック(0) | 出来事 | 日記
2008年10月05日 イイね!

新しい家族

新しい家族 我が家にたいへん大勢の新しい家族が加わりました。その新しい家族の名前は「スズメバチ一家」です(・・;)。よりにもよって当家のベランダに立派な居を構えられました。実に芸術的で美しい住居を短期間で建設され、頗るゴキゲンな毎日をお過ごしのように見受けられます。左の写真をご覧下さい。小ぶりのスイカほどの大きさの巣の中で大量の幼虫のお世話をされております。毎日ブンブン飛び回って忙しそうです。死んだ幼虫や病気の幼虫を巣の近くに撒き散らされたりといったこともされております(汗)。

 Wikipediaによりますと、
「スズメバチは、ハチ目スズメバチ科に属する昆虫のうち、スズメバチ亜科に属するものの総称である。ハチの中でも比較的大型の種が多く、性格は概ね獰猛。1匹の女王蜂を中心とした大きな社会を形成し、その防衛のために大型動物をも襲撃する。日本で最も危険な野生動物であり、熊害や毒蛇の咬害よりもスズメバチによる刺害の死亡例の方が遥かに多い。」
だ、そうです(滝汗)。

 なぜマンション住まいの私の家のベランダを最良の立地としてチョイスされたのでしょうか。素朴な疑問を感じたのですが、スズメバチの生態を調べてゆくと腑に落ちるところがポツポツ出てきました。彼らが営巣したところは、マンション南側のベランダの一角なのですが、そこは家の中に収納しきれない私の所持品が、イナバの物置や大型プラボックスにぎっしり押し込まれ、ほぼ天井までうず高く積み上げられているのです。プラボックスの後ろには外的からの隠れ家としては実に理想的な空間が生じております。

 中身はというとこれがすべて私の趣味の物で、具体的には、バイクのマフラーをはじめとする各種大型パーツ類、予備部品、使用頻度の少ない特殊工具類、さらに大量のケミカル缶類と洗浄油などです。家族にはガラクタ、ゴミ!と蔑まれていますが、私にとっては大事な宝物置き場なのです。スズメバチはこのような有機的な臭いを敏感に嗅ぎ分け、どうやら私のケミカル類と波長が合っていたようでそれが彼らのフェロモンを刺激したようです。疎外された者同士の気心が通じたのかも知れません。

 うちの家族は全員、昆虫や爬虫類に抵抗を感じないほうなのですが、さすがに今回は身の危険を感じていろいろと調べてみました。その結果、巣の特徴より判断して彼らはコガタスズメバチという種であることが分かりました。幸いコガタスズメバチはスズメバチの中にあっては攻撃性は弱く、巣に直接刺激を与えない限り攻撃してこないことも分かりました。また年内にはほぼ孵化が終わり、12月になると殆ど飛び回る事もなくなり、2月には巣は空き家となってそれは再び使われることはないとのことです。

 よって、短い期間ですが家族の一員として受入れ、共生することにしました。コガタスズメバチにはハエやアブラムシなどを大量に食べるという益虫としての特性もあるそうです。でも考えてみれば害虫だとか益虫だとかいう理屈は人間側の都合で勝手に決めた事です。彼らも自然界にある限り何らかの存在価値と使命を持って活動していると思われますし、無用な殺生をしてまで追い払うことはないですよね。今は心穏やかに彼らの子育てを見守る毎日です。izmさん、出動してもらわくてもいいですよ(笑)。

 それにしても、来春までバイクやクルマを弄るのに大幅に制限が出来てしまいました。重整備のやりやすい季節である冬場にやりたいことはたくさんあるのですが、できそうにありません。やっぱりガレージが欲しいです。かくなる上は、地下駐車場を不法改造してガレージ化するか...(そんな感じの事をしている人を約一名知っていますし(笑))。





これはベランダでご臨終されていた個体です。体調は20mmくらいでしょうか。大きな顎を持ち、刺すだけではなく噛み付いてくるところがスズメバチの攻撃の特徴です。




巣に近づくと偵察兵が繰り出してきますが、こちらから危害を加えない限りはこのように接近しても攻撃を受けることはありません。






業務連絡
このブログを機に私のブログやコメントが途絶えた場合は、「やっぱり刺されて死によったか...」とご理解ください。
わたくしの生前はご厚誼いただき有難うございました。



Posted at 2008/10/05 17:46:22 | コメント(27) | トラックバック(0) | 出来事 | 日記
2008年09月13日 イイね!

中国は楽しい、その5(最終編)

中国は楽しい、その5(最終編) クルマネタです。中国でも世界の高級車は跳梁しております。右前方のクルマはポルシェのカイエンSです。ふむ、やるなぁ、と眺めていてアッと気が付きました。写真を拡大してみてください。この写真には何も修正を加えておりません。お気付き?そう、ナンバープレートが付いていないのです。現地の人に聞いてみると「新車で、まだナンバーが交付される前なんじゃない」とのことです。「あるいは名義変更中なのかもしれませんね」と、まったく意に介しておりません。注意して観察していると、確かにナンバー無しのクルマが公道をチラホラ走っております。タクシーでもいました。ナンバーの交付(切替)という手続きはどこの国でもあるのですが、その時期に乗って良いのか悪いのか、ここが倫理観の分かれ目です。ここではそれは「是」なんでしょうね。

 飲酒運転においても寛容です、飲む側の解釈が(笑)。今回の滞在中も関係会社の方々と毎晩食事をしましたが、ハンドルを握る人 も普通に飲むのです。私の「お酒を飲んで運転しても大丈夫なのですか?」との質問に対する答えがイケてました。「酔っ払って運転するとダメヨ。でも私、これくらいでは酔わないからダイジョブ」でした。この答えは当を得ていると思います。日本もほんの数年前まではこの感覚の持ち主はゴマンといたのですから。中国は、少しビハインドなだけなんですが、今の日本人の感覚から言えば驚きに値します。でもその驚きは自分では操作できない周辺の常識のラインがたまたま変わっただけで、自分が偉くなったわけではないですよね。この辺を自覚しながら、彼らの常識を理解してあげることが肝要だと思ったりします。

 それにしても中国は不思議な国です。日本とはまさに一衣帯水の地でありながら、現在では感覚的にかなり遠い国なのです。特にビジネス上では欧米の距離にくらべて倍以上に遠いと感じます。私たちは中国から宗教や漢字といった極めてベーシックな要素をもらい受けました。中国は我々の文明的宗主国であり、アジアの盟主として長く歴史に君臨してきたことはご存知の通りです。本来はもっとも近く感じるはずなのです。ところがこの国は、多分、国土が大きすぎるがために、歴史上のある一点から文明的に遅れるような政策を選択することを余儀なくされてしまいました。これが彼我の距離を実際よりはるかに大きくしてしまっているのではないでしょうか。

 いつも中国に行くと感じる事はこの国の多様性です。一見、中国には中国人しかいないように思うのですが、実は多くの民族でこの国は成り立っています。中国の歴史は民族の対立の歴史であることを思い出してください。少し離れた出身地になると、まず言葉(マザータン)が違います。顔付も違います。感性も違います。アメリカのように肌の色の違う人種の坩堝なら分かりやすいのですが、中国の人々は外見は似ているのに本質が坩堝なんです。とりわけアモイ市のように、早くから改革開放路線に組み込まれ、工業特別区となった地域ではその傾向が強いです。中国全土からここに出稼ぎにこられるわけですから。

 多様性のなかでも中国独特だなと感じるのは、時間軸に対してのそれです。欧米では肌の色や貧富に差があっても、時代感覚はそう大きく変わらないものを共有しています。しかし、中国では同じ現代に、10年前の人、20年前の人、50年前の人、100年前の人がタイムマシンに乗って出てきているような感じを受けるんです。内陸部の農村などでは今だに時間が止まっているところがあるのですが、その止まった時間の中で生まれ、教育され、大人になった人が、ある日突然現代の急拡大中都市に出てくるのです。

 過去の感性の人は、都市生活のイロハが分からないことは勿論、価値観そのものが別次元であるにも関わらず、最新のシチズンと同じ空間である日突然共同生活を始めるのですから、そりゃ大変です。一例を挙げれば、ベンツの走る大通りをヤギの引くリヤカーが一緒に通っていたり、最新のファッションの人と50年前の歴史的衣服の人が隣通しでバスに乗っていたりするわけです。他にも色々な場面で時代的にちぐはぐな光景が散見されます。これが中国の多様性の大きな特徴だと感じています。

 私は特に中国通でもなく、知識も人並み以上にはないのですが、彼の地ではありふれた日常のなかでも異文化を感じることが多いです。しかしそれは、今の私の価値観や常識から判断した異文化であって、もう少し視野を時間的且空間的に広げてみれば、同じ民族としての共通点もまた感じます。だって、もともと我々日本人はアイヌ民族と琉球民族以外は中国大陸や朝鮮半島からのボートピープルの末裔ですもんね。ルーツは同じなんです。辿ってきた道のりは時間的に前後したり、文明的に前後したりしてるところはあっても似たり寄ったりです。みんな祖先は同じだと思うと心が開けますね。

 今回、当初の予想に反して長文で私の異文化体験を紹介させていただくことになったのですが、コメントをいただいたみなさんとの会話を通じて、自分自身も中国という国をもう一度考え直す機会を得ることが出来ました。有難うございました。一部で中国の人をあたかも茶化すような表現があり、ご不快を感じた方がおられたかも知れませんが、もとより悪意や侮蔑の意識は毛頭なく、寧ろあらためて中国という国と人の偉大さを最認識し尊崇の念を感じていることをご理解いただきたいと思います。毎日、駄文にお付き合いいただき有難うございます。また機会があれば異文化紹介を通じて皆さんと楽しく文化人類学につき考察をしたいと希望しております。


業務連絡:
アレ、これクルマ関係のブログとちゃうん?


PS
チョットだけ怪しい写真も...
Posted at 2008/09/13 02:27:09 | コメント(13) | トラックバック(0) | 出来事 | 日記
2008年09月11日 イイね!

中国は楽しい、その4

中国は楽しい、その4 波状攻撃を仕掛けてくる刺客をバッタバッタと薙ぎ倒してきたわけですが、私も刃折れ尾羽打ち枯れてきまして、残る手立ては如何にスムースに部屋を変えてもらえるかという局面になってきました。再び荷物をスーツケースに入れ戻す作業を行い、その日の仕事の準備も終え、万端、整ったその時、三たびチャイムが鳴りました。約束のピックアップ時間の直前でしたので、少し気忙しかったのですが、ドアを開けるとそこには紺色のスーツに身を固めた妙齢の女性が立っておりました。このホテルのマネージャークラスの方でしょうか。この人は少しだけ英語が話せました。

 てっきり新しい部屋の案内に来てくれたものと思いましたので、荷物を持って部屋を出ようとすると、「チョット待って、私がシャワーを直します」と言われます。「もおぅ、時間ないのに堪忍してよー」というのが偽らざる気持ちだったのですが、特に強く拒絶する理由もなく、好きにさせてあげました。すると、バスルームに入ってものの30秒も経たないうちに、おいで、おいでの手招きをしています。え、まさか直ったの?半信半疑でバスルームに入り、差し出されたシャワーに手をやると、滔々と熱いお湯が出ているではありませんか。

 狐につままれたようです。いったいどのようにしてお湯だしたの?と聞くと実演してくれました。ここのカランはひとつのハンドルを上下左右に操作するタイプで、中央から右約60度がお湯、左約60度が水です。水量は同じハンドルで調整することが出来て上に上げれば「開」、下で「閉」です。今、お湯が出ている状態でハンドルの位置を確認してみると、おお、あらぬ方向を向いております。左に120度くらい捻り上げられています。そう、一旦左(水側)に一杯捻って、突き当たったところからさらに力ずくで殆ど無理矢理に左に押し込むとお湯になるのです。驚愕の裏技です(笑)。

 このシャワーの温調操作方法というものは、国により、地方により、はたまたホテルの築年数などにより実に様々なタイプがあります。分かりやすい2コックの混合式は今ではマイナーで、多機能ハンドル式、ダイヤル式、ボリュームレバー式、トラックボール式、デジタル式などその種類は多岐多彩を極めており、もはや知恵の輪的機器となりつつあります。が、これはないでしょう(笑)。ハンドルの位置とその下の弁機構の位置との角度同調が取れていなかったのだと思われます。それで、本来のお湯の位置で「お漏らし」程度のお湯が出て、水側のさらに奥の通常ではあり得ない角度、ブチ壊す直前の開度でやっとお湯が出るルートが開かれているのだと理解しました。そしてそのカラクリを知っていたのが、このホテルでは彼女一人であったというわけです。

 とにかくお湯は出ました。勉強になりました。楽しめました。さて、荷物を出したり入れたりまた出したり、私としてはなんのこっちゃ、という気もしましたがこのドタバタこそ旅の情緒であり、よき思い出です。今回は、仕事面でもそれなりのドタバタを経験し、思い出に残る出張となりました。感謝、多謝、謝謝。それで、まだ、少し続きがあります。

 この後、滞在中に私を悩ませ続けたのが、写真の建物です。これは6階の私の部屋の南側窓から撮った写真です。このホテル、6階建で、多分6階がスイートで、部屋数が少ない、ということで5階に屋上部分が少しあります。これです。ここになにやら怪しげな建屋があり、この中で、早朝から激しく騒音が撒き散らされるのです。ババババッ!というエアツール的な音と、ガーンガーン!と鉄を鍛えているような音が朝の7時くらいから始まります。いったい何をしているのかはさっぱり分からないのですが、男女数人が材料を運び込んだり出したりしながら働いておりました。

 日本の建築基準法に鑑みればこのような行為は思いっきり引っかかると思うのですが、こちらではその方面の規制は緩いようです。また省や州によって法律もまちまちのようで、早い話がなんでもありになっているように感じます。5階や下の4階の客室に入った人は堪ったものではないと思うのですが、クレームが出ないのでしょうか、私の滞在中は、毎日作業が遅滞なく続けられました^^;。恐るべきバイタリティーを垣間見た気がします。場所と時間をわきまえず勤労勤勉です^^。

 さらに、右側に道路が見えるでしょ。その右側が学校(多分高校だと思います)なんですが、そこでは朝の8時から、全生徒が校庭に出て、大音量の音楽と先生の掛け声のもと、集団演技の練習を始めるのです。相当な数の生徒さんがいるように見受けましたが、全員が規則正しく、右に左に、あるいは交差したりしながら訓練に励んでいるのです。ここが一党独裁政権社会であることを再認識させられました。「イーッ!アーッ!サンッ!スッ!、イー、アール、サン!」。耳に焼き付いて離れません・・・。



 また長くなってきました。明日、最後の一話を。
Posted at 2008/09/11 22:47:03 | コメント(15) | トラックバック(0) | 出来事 | 日記
2008年09月10日 イイね!

中国は楽しい、その3

中国は楽しい、その3 またまたセンスのない写真で恐縮です。

 このホテルのバスルーム、やはりミステリアスです。便座が洗面台とバスタブとの間の通路部分に鎮座いたしております。邪魔なんです、洗面台を使う時に^^;。普通はもう少し奥まったところにあるか、横を向いているかで、それなりに独立スペースを持っているものですよね。狭い通路に便座をお尻から押し込むというような設計は一般的社会通念では理解出来ないです。でもこれはアルファロメオの設計技術手法にも通じるものがあり、親近感などを憶える始末です。

 実際に使うとさらに新しい発見が。トイレットペーパー(のホルダー)がどこにも付いて無いのです(汗)。すこぶる尾籠な話で恐縮ですが、便座に一旦着座し、用をたした後に気が付くといささか悲劇です。それでトイレットペーパーはどこにあったかと申しますと、この写真の左手前、すなわち洗面カウンターの一番左端の部分に置かれていました、パックされたまっさらが1巻。ところがここは有料のグッズの販売コーナーになっております。えーと、1巻10元です(滝汗)。

閑話休題:
インドでインディアントイレットに入ると、トイレットペーパーはありません。向かって左側に水道の蛇口と手桶があります。セルフシャワートイレです(笑)。だから左手が不浄の手なんですね。

 さてこのコーナーですが、普通ビジネスホテルで販売されている小物といえば、シェービング用品とか、靴下とかを想像しますよね。しかしそれは大きく裏切られます。置かれている物はここでは書けない物のオンパレードなんです。なんと申しましょうか、人間がその本能を満たす行為を行う際に、都合よく低リスクでそれが完結することを手助けするような物が並んでいるのです。中には初めて見たものもありました。非常に不思議な光景です。そこに必需品であるトイレットペーパーがあるとは、その商魂に脱帽です。でも、チェックアウトの時はカウントされていませんでしたので、これは許すことにします。

 話が横道に入り込んでいますが、ここから昨日の続きです。思案に暮れているところに電話が鳴りました。電話の主はその朝に私をピックアップしてくれる予定の現地関係会社の董事長さんでした。これ幸いとばかりに、事情を説明してこの方からフロントに部屋の交換を申し入れてもらう旨依頼しました。「それはお困りでしょう、すぐに対応します」とのことでしたので、やっと部屋を代われる目処がつき、安心しました。でも、昨夜、荷物をクローゼットや洗面所や机に全部広げたんですよね。部屋の交換は間違いなしとみましたので、やむなく、朝からまた出した荷物のパッキング作業です。

 5分ほど経ったころに、再びチャイムが鳴りました。次はなんじゃい、と疑問をもちつつドアを開けると、作業服を着て工具箱を手に持った修理屋さんが登場です。ホテル専属のメンテの人っぽいです。対応は迅速ですが、オイオイ、修理対応かいっ!。とても人懐こい感じのおじさんですが、英語はまったくダメです。また水をお湯だと言われたらどうしよう... と一抹の不安はありましたが、修理を任せることにしました。彼はバスルームのタンクのあたりをトントン、カンカンやりながら10分ほど頑張ってくれました。しかし、お湯は出ませんでした。

 修理が空振りに終わった後は、また筆談開始です。彼の説明では「ここは最上階なので、水圧が弱いことが問題である」とのことです。でもこの判断はおかしいと思います。水量はカランのハンドルがどちらの側にあっても充分に豊富です。その水を温める装置の問題なのではないのでしょうか。このホテルの地下室に熱湯が満たされたタンクが設置されていてポンプで各部屋まで圧送しているのでしょうか。数々の疑問を感じながらも、それを筆談で議論する元気もなく、またもや「貴方の言い分はわかった、帰ってよし!」と開放してあげました。彼は善人でして、とてもすまなさそうに恐縮の体で部屋から出てゆきました。



今日も長くてすいません、続きはまた明日にでも。
Posted at 2008/09/10 21:36:40 | コメント(22) | トラックバック(0) | 出来事 | 日記

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「ヒノキ科花粉と奮闘中」
何シテル?   04/01 22:08
一台のクルマ(orバイクor自転車)を長期間乗るタイプです。AlfaGTとFIAT500ツインエアのイタ車ダブル体制でカーライフを情熱的に楽しんで(=苦しんで)...
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