メーカー/モデル名 | スバル / R2 タイプS(CVT_0.66) (2008年) |
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乗車人数 | 2人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
3
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満足している点 |
1、スーパーチャージャーの加速力。 2、4気筒のおかげで振動が少ない、特に信号待ち時。 3、実燃費が素晴らしい。パーツ代や税金も安い。 4、高速道路での抜群の直進安定性とコーナリング性能 5、タワーパーキングOKだし狭い道でも困らないこのコンパクトさ。 6、なんといってもこの美しいデザイン。 7、セルモーターの回る音が普通車と同じ。 8、どうでもいいことかもしれないがナンバープレートが真ん中に付いているのも個人的には重要なポイント。 |
不満な点 |
1、ロードノイズがガンガン入ってくる。内装全部剥がして大量に詰め物したら高級車なみに静かになった。 2、この狭さ(タイト感)自体はスポーティーで嫌いじゃないが、積載性は悪い。 3、最終型なのでオーディオは初期に比べてかなり改善されているが、それでもダメ。ヘッドユニットとスピーカーを交換して、デッドニングして、サブウーファーも付けて解決しました。 4、個人的にどうやってもドライビングポジションが合わない。チルトステアリングがあればいいのにと思う。 5、作業の予約を過去3回も忘れ、一般整備を依頼すると作業ミスを連発するディーラーの対応。 6、整備性悪し。 |
総評 |
購入の動機は単にデザインのみだったので、その他についてはまったく期待していなかったのですが、いざオーナーになってみると試乗だけでは絶対にわからない魅力に溢れた車です。ただし、実用性は低いのでオススメ度は星3つです。 今まで3ナンバー普通車に乗っていたので、軽自動車に対する偏見みたいなものもありました。しかし、この小ささは世界一スピードレンジが低く、かつ狭い日本の道を走るにはとても快適で、大は小を兼ねないということを証明してくれ、かつ見えない部分で凝った作りをしているR2の高性能と相まって、今まで所有した車で一番距離を走った車になりました。とにかく剛性が凄く、きちんと調整すればビシっと矢のように突進するのがなんとも気持ちいいです。 この車に乗換えてから毎年夏休みに車で旅に出るようになりました(一週間かけてだいたい1000kmくらい走ります)。そんな気分にさせてくれるのがR2のパーソナル感です。 この素晴らしいデザインとメカニズムを持ったスバル最後の軽をいつまでも所有していたいと思います。 「さて、今年はコイツでどこに行こうか!」 |
デザイン |
5
斜め後ろ姿最高!軽のサイズなのにリアフェンダーのボリューム感の演出が素晴らしい。
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走行性能 |
4
普通車からの乗換えでも不満が出ないほどの十分な加速力があります。スポーツモードはレスポンスが良く自分の意思がしっかりエンジンに伝わります。スポーツシフトは峠のダウンヒルで大活躍します。街乗りではまったく使いません。
車検のタイミングで買い替えようと当時の最新型(2015年)の軽自動車の試乗をH社のディーラーでしましたが、セールスマンが自慢するほど速くなかったし、レスポンスもスーパーチャージャーに慣れていると普通なら気づかないであろうごくわずかのターボラグ(実際はかなり優秀でコンマ何秒レベル以下かも)を感じてしまい、買い替える気が失せました。 コーナリング性能も抜群です。こんな表現でわかりにくいと思いますが、この車は道路のRに沿ってゆっくりとした荷重移動をさせるとロールしながらそうとうな速度でも安定して駆け抜けることができます。とにかく踏ん張りがよく、高速コーナーをニュートラルステアで曲がっていくので、これこそ4輪独立懸架の効果だと思います。その代わり、タイヤに頼ったコジるような運転をするとアンダーが顔を出します。 この車には性能を引き出すための乗り方のコツがあるみたいで実用車のカテゴリーなのにマニアックだと思います。正しく運転すればかなりの高性能車ですが、車と対話したい人以外にはコストをかける必要の無い性能です。僕はこの隠れた高性能は好きですが、一般的にはマイナスポイントかもしれません。 |
乗り心地 |
3
軽自動車としてはショックはかなり締め上げてます。明らかに街乗り重視のセッティングではありません。恐らくこのセッティングはスピードリミッターまで責任を持って安全を確保したいという、いかにもスバルらしいマジメなセッティングです。しかし、あまりにも不評のせいか年次改良で若干マイルドになり、噂ほどサスが酷いとは思いませんでした。振動や突き上げなんかの乗り心地は家族所有のライフと変わりません。交差点でのタイトなカーブなんかはロールの仕方が自然なR2のほうが快適なくらいです。ライフはリアサスの形式の関係なのか左右のロールの仕方が違うのが少々気持ち悪かったです。もちろん独立懸架を知らなければ気づかないレベルです。車高が気に入らないとかロールが気に入らない、レースを楽しみたいといったことが無ければノーマルは安全かつ速いです。
以前某D社の超低燃費スペシャル軽自動車を2週間ほど乗る機会がありました。煩く、乗り心地はバタバタと最悪、アイドリングストップは面倒だし、走りも曲がりも止まりも酷く、燃費だけは最強でしたが、運転に疲れるし、10分で運転が嫌になりました。これならライフのほうが遥かに剛性感あって快適だと思いました。 それから数年後、フルモデルチェンジしたD社の最新型超低燃費スペシャル軽自動車(前回は初期型今回は2017年製)を代車で運転する機会がありました。今回はR2より200キロも軽量化されているのに同等のボディ剛性があり、また、3気筒エンジンの振動やガサツさが抑えられており、安っぽいエンジン音はどうにもなりませんが、良い乗り心地といい、「これでいいじゃん!」って思わせられる所がさすがにR2から約15年後に設計された車は違うと感心しました。ただし相変わらず車軸式独特の反対側のサスに影響を及ぼす不快な横揺れはあります。また、全てのレスポンスがダルで非常に悪いので、走る、曲がる、止まるのトータルバランスが低く、シートも残念で、今回は30分くらいでやはり運転が苦痛になりました。 ともあれ今回はいい経験しました。車内が狭いことと燃費以外は現代でも通用する実力があるR2はとてもマジメに設計されているんだということを再認識できました。 また、エンジンはスムーズに回るし、信号待ちはとても静かで振動も少なくさすがに4気筒は快適です。 |
積載性 |
2
リアシートはエマージェンシー用と割り切れば、2人分の旅行の荷物は積めるし、多めに買い物してしまっても特に問題はありません。しかしながらトールタイプの軽のような実用性は無いので、リアに人を乗せる機会が多い人は絶対に買ってはいけない車だと思います。
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燃費 |
5
ほぼ2人乗車(トータル130kg以上のバラスト状態)で街乗りで9km/ℓ~15km/ℓ、高速では16km/ℓ~21km/ℓ、新車時から145,000km(2010,03~2024,01)走行のトータルでの平均燃費は15km/ℓ。エアコンを使用すると極端にガソリンを食いますが、過給機付きの軽が都内メインで走ってこの燃料消費なので大満足の実燃費です。もちろん性能維持のメンテナンスにはかなりの時間とコストをかけてます。
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価格 |
5
スバルが軽撤退の発表後、割と早い段階で商談を始めました。正確な理由はわかりませんがスバル自身がこの車の価値をわかってないのか、決算月でもないのに軽とは思えないほどかなり値引きしてもらいました。
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故障経験 |
1、エアコンを点けるとゴリゴリ異音がする→ドライブシャフト交換。 2、ステアリングギアボックス(?)不良→交換 3、アイドリング上昇→スロットルセンサー交換 4、新車で買ったときからクーラントが3ヶ月でロワレベル以下まで減る→結局最後はクーラントの原液を入れてもらったら減らなくなった。 いずれも保証期間内なので無償作業ですが、スバルのディーラーは1回で直せないようです。大抵が「再現しませんでした」で返されます。保証期間内なんだから次に繋がるように何かしら想定作業すればいいのにといつも思います。特にクーラント減少については、「これは減るものです」の一点張りで閉口しました。7年近くお客様感謝デーの度に補充してもらってましたが、最終的に原液入れただけで直ったってことは最初から水でかなり薄めてたってことかな? |
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